アンダーマイニング効果【ザ・現場ギャップvol.96】

2020/04/22

アンダーマイニング効果

お世話になっております。
HRドクターを運営する株式会社ジェイックにて
取締役 教育事業部長を務めます
東宮美樹と申します。

 

今回は「アンダーマイニング効果」について

お話できればと思います。

 

「アンダーマイニング効果」とは何か

例を挙げると、、、

 

 

子供が自らの興味・好奇心で

勉強をしていたとします。

 

それを見た親が、その姿を見て

「頑張っていて偉いな」といって

お小遣いをあげたとします。

 

 

シンプルに考えると、その子供は

自らの好奇心に加えて、お小遣いへの期待で

より意欲が高まり、勉強を頑張ると考えがちですが

この「アンダーマイニング効果」では

その予想とは、全く逆の結果が待っている

と言います。

 

つまり、勉強に対する意欲が下がり

勉強をしなくなってしまう

というのです。

 

これが「アンダーマイニング効果」がもたらす

心理効果なのです。

 

 

好奇心や喜びといった

内発的動機付けを元に

行動していた相手に対して

 

報酬やご褒美といった

外発的動機付けを提示することで

むしろやる気が下がってしまう

 

というのが

「アンダーマイニング効果」

なのです。

 

 

 

ですが、外発的動機が全て

悪影響を及ぼすかというと

そういうわけではありません。

 

 

 

どういうことか

先ほどの例を用いてお話しすると、、、

 

今度は、子供がまったく

勉強をしていないとします。

 

それを見た親が

「勉強を頑張ったらお小遣いをあげるよ」

といってお小遣いをあげたとします。

 

すると子供は、始めのうちは

やる気がなかったものの

お小遣い欲しさに

渋々勉強をし始めます。

 

ただ、勉強をし続けていくと

次第に勉強の楽しさを知り始め

気づいたら自ら進んで勉強をしている。

 

そのようなことも

往々にして起きるのです。

(※これを「エンハンシング効果」と言います)

 

 

 

つまり、外発的動機付けは

元々やる気がない相手の行動を促す

というケースにおいては、有効に働きます。

 

一方で、元々やる気がある相手に

外発的動機付けを行ってしまうと

反対に意欲を奪ってしまう

ということも起こしてしまうのです。

 

なので、元々やる気がある相手に対しては

外部から余計なことはしない

あるいは、やる気が継続できるよう

環境を整えてあげる程度の働きかけに

留めておいた方が良い、ということです。

 

 

結論、一番大事なのは

「相手をよく見て接する」

ということだと、言えるのかもしれません。

 

 

相手が何を、モチベーションにして働いているのか。

相手が何に、働きがい・やりがいを感じているのか。

 

相手をよく見て

相手に合った接し方をする。

 

当たり前のようで忘れがちな

人を育てる上での大前提ですね。

 

今週はここまでとさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
来週もよろしくお願いいたします。

 

著者情報

株式会社ジェイック 取締役

東宮 美樹

1974年生まれ 鹿児島県種子島出身。1997年筑波大学第一学群社会学類を卒業。新卒でハウス食品株式会社に入社。営業職として勤務した後、HR企業に転職。約3,000人の求職者のカウンセリングを体験。2006年にジェイック入社「研修講師」としてのキャリアをスタート。コーチング研修や「7つの習慣®」研修をはじめ、新人・若手研修から管理職のトレーニングまで幅広い研修に登壇。2014年には前例のない「リピート率100%」を達成。2015年に社員教育事業の事業責任者に就任。 認定産業カウンセラー​ /生涯学習開発財団認定コーチ/7つの習慣®インストラクター​/原田メソッドパートナー​/ドリームマネージメント認定ファシリテーター/ Gallup認定ストレングスコーチ​

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