理解しておきたいWeb面接の注意点
非対面・非接触で行う『Web面接』は対面の面接よりも誤解や認識のズレが生じやすく、結果的に採用のミスマッチが起こる可能性があります。
コミュニケーションや評価において、面接官はどんな点に注意すべきなのでしょうか?
(出典) photo-ac.com
双方の発言の意図に誤解が生じやすい
カメラやマイク等の機器、そしてインターネットを介したWeb面接は、映像の乱れやタイムラグが生じやすく対面時と比べて会話のスムーズさに微妙に欠ける部分があります。
画面越しだと相手の微妙な表情や反応が分からなかったり、声が聞き取れなかったりするケースもあるでしょう。結果的に双方の発言の意図や解釈に誤解が生じるケースもあります。
『伝えたのにうまく伝わっていない』『相手の意図が分からない』『本音をくみ取りづらい』といったミスコミュニケーションを防ぐには、丁寧なコミュニケーションが必要です。
面接官側が表情や身振り手振りなどの非言語によるコミュニケーションを少しオーバーに取ること、また、気になった点等は言葉によるフィードバックや深掘りの質問を通じて、誤解やミスコミュニケーションが生じないようにしましょう。
面接官によって判断基準が偏りやすい
対面式に比べ、Web面接は面接官の評価が偏りやすい傾向があります。大きな理由が、面接中に得られる『非言語情報』の少なさです。
もちろん相手の顔や声は分かりますが、微妙な表情や視線の動き・話し方といった言葉で表せない情報の精度が大きく下がります。人柄や雰囲気の見極めが難しくなり、話の内容のみで評価を下しやすいのです。
従って、対面での面接と比べると、Web面接では言葉のやり取りに表れる論理性や思考力による評価ウェイトが高まり、愛嬌や雰囲気のような非言語のコミュニケーション要素の評価ウェイトが減る、評価が粗くなる傾向があります。
入社後の業務もWeb越しでの業務が中心であれば、Web越しの評価で意思決定しても問題ありませんが、対面での業務が中心になるようだと、Web面接での評価と入社後の評価にズレが出やすくなります。
入社後の業務内容等も踏まえたうえで、Web面接だけではない選考プロセスも入れたハイブリッド型の選考プロセスにすることも大切です。
会社の雰囲気が伝わりにくい
Web面接のメリットは、移動の手間や会場の準備が省けることです。しかし実際の職場へ足を運んでもらう機会がないため、候補者に会社の雰囲気を伝えにくいという欠点もあります。
実際にWeb面接が一般化した中で、求職者からは「職場環境や会社の雰囲気が分からない」「本当に自分にふさわしい会社なのか判断材料に欠ける」といった声は増えています。
優秀な人材を逃さないためにも、企業側には会社の良さを視覚的に伝える工夫が必要でしょう。会社説明の資料に写真や動画を多く採用するほか、バーチャルで疑似会社見学を実施するのも1つの手です。
また、来社してもらうことが難しいようであれば、座談会やオンライン懇親会のような少しくだけた雰囲気の場を作ることもおすすめです。






