二宮報徳神社に行きました【人を残すvol.2】

経営者向けメールマガジン「人を残す」fromJAIC

二宮報徳神社に行きました

ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。

 

弊社から配信させていただいているメルマガを統合し

【人を残す】メルマガシリーズとして、リニュアルしました。

 

今回は、その初担当となります。

 

初めてお読みになられる方もいらっしゃると思いますので

簡単に自己紹介をさせていただきます。

 

私、知見寺(ちけんじ)は、現在、ジェイックにて取締役を拝命し

人事を統括するHR戦略部と海外事業である上海子会社の統括を

担当しております。

これから、宜しくお願い申し上げます。

 

 

さて、以前、【知見メール】にて、クアラルンプールで

ライドシェア・Grabのアプリを使ったことを書きました。

先月、東京でも使ってみました。

 

以前の号をお読みでない方は、以下をご確認ください。

⇒https://chiken-mail.jimdofree.com/

⇒https://chiken-mail277.jimdofree.com/

 

Grabは、東京をサポートエリアとしていませんので

使ったアプリは、日本の企業が提供している、「JapanTaxi」です。

 

このアプリをダウンロードする際に、キャンペーンで

1000円のクーポンをもらっていたのですが

そのクーポンが、先月末で切れるとのメッセージが流れて

きていました。

 

たまたま、月末に、神田駅近くで仕事が終わり、神保町の

本社まで戻ろうとしたとき、このことを思い出しました。

(いつもだと、歩きます。)

 

通常、タクシーで700~800円くらいです。

 

Grabと同様に、JapanTaxiのアプリ上で現在地にタクシーを

呼ぶ操作をしました。

ちょっと時間がかかりましたが、東京ではメジャーな

タクシー会社の車が来ることに。

 

タクシーに乗り込むと運転手にいろいろと質問。

 

Q;月に何人くらい利用しますか?

A;1日5人以上は利用されますよ。

特に、雨の日は多いです。

Q;結構、利用される方、多いんですね。

A;千代田区界隈は、特に多いかもしれません。

ただ、呼ばれても行っても、いらっしゃらないことが結構あるんです。

Q;えっ!どれくらいの割合で、ドタキャンされるんですか?

A;半分以上はドタキャンされますかね。

 

予想したよりも利用されていることに驚きましたが、それ以上に

ドタキャンする人が多いことにびっくりしました。

 

Grabや中国の配車アプリなどは、個人情報に紐づいているので

ドタキャンすると、自分の信用スコアが下がり

その後、そのサービスが実質的に活用できなくなります。

ですから、ドタキャンする人は、ほぼいません。

 

Q;カーナビにタクシーを呼んでいる人の情報がでたら

誰が行くかは、早い者勝ちなんですか?

A;いえ、ナビには表示されません。

お電話での迎車と一緒で、無線で連絡が入ります。

(Grabでは、ドライバーのスマホに配車を求めている人の情報が

即座に表示されて、誰が行くかはアプリ上で基本早い者勝ちです。)

 

ということは、迎車依頼を電話に代わり、アプリにしているだけでしたが

日本語を話さなくて良いので、外国人の方には便利かもしれません。

 

会社に到着する直前にメーターが上がり

料金が730円から810円になりましたが

1000円クーポンがあり、タダで乗るわけですから

特に問題ありません。

 

しかし、支払いをしようとすると、

 

「1120円になります」

 

うん、と思って明細をみると、迎車料金が310円

加算されています。

 

クーポンがあるので、差引き、120円を支払って

車を降りました。

(ちなみに、支払いはスマホ上で行いますので、現金は使いません。)

 

ドタキャンの率の高さが理解できました。

きっと、タクシーがつかまらないときに、取りあえず

アプリで呼んでおいて、そのタクシーが到着する前に

流しのタクシーが捕まれば、迎車料金をケチって

そちらに乗る客がいるんでしょう。

 

この客の考え方もどうかと思いますが、気になったのは

JapanTaxiのアプリ上に迎車料金が発生することを明記

していないことです。

少なくとも、直ぐ気づくところに表示はありません。

 

海外のアプリは迎車料金がありませんから、海外からの旅行者が

使うと、トラブルが起きそうな気がします。

 

日本で、海外並みのライドシェアが普及するまでには

もう少し時間が必要なのでしょうか。

 

 

では、このメルマガシリーズ【人を残す】に関して

以下、情報をご提供させていただきます。

 

夏休みの8月16日に小田原にある二宮報徳神社に

足を運びました。二宮尊徳が祭られている神社です。

その際、神社の売店で

 

「生活原理としての報徳 二宮尊徳と教育」

 

という小冊子を購入しました。

 

著者は、報徳博物館の前館長佐々井氏。

佐々井氏が講演したものを文章に起こしたものです。

 

その小冊子の一部を抜粋します。

――――――――――――――

さて、何十という村について、直接指導をつづけるわけに

いきませんから、一応の「ご理解」が終わったあとは、村ごとに

毎月、日を決めて、自主的な寄り合いをもつようにします。

仕事の妨げにならないように、たいていは夜にしますが、

全所帯から、少なくとも一人ずつ集まりまして、

尊徳の教えを思い出しながら、村を良くし、お互いの暮らしを

良くする方法を話し合うわけです。

この場合、村役人とか地主などはできるだけ発言を控えて、

一般の農民から意見を出させるようにします。

当時のことですから、旦那方の前で意見をいうのは

なかなか勇気が要るわけですけれども、誰かが思い切って

言い出してみると、それは良い意見だとほめられて

それにはこうしたらなお良いだろう、というような加勢

がついて、全会一致で実行に移される。

これは、全く、跳びあがるほどうれしいものです。

こうして段々と、遠慮や気兼ねのない意見が出、

本当に打ち解けた、民主的な会合になって行きます。

(出版年:昭和58年 / 出版社:株式会社報徳文庫

著者:佐々木 典比古「生活原理としての報徳 二宮尊徳と教育」

引用:P82-83)

――――――――――――――

 

江戸時代の農民ですから、ほとんど小作人です。

そんな彼らが、村の問題について自主的に話し合い

民主的に解決策を決め、実行していきました。

 

上記の部分は、尊徳が、村の再建のために取り組んだ

ほんのひとつではありますが、尊徳がどのようにして

600を超える村を再建したのか、

現在のチームビルディングに重なる部分があると感じます。

 

ご紹介した小冊子は、組織運営の参考になりますが

個人の人生の指南書としても、大いに学びになります。

 

御社の社内勉強会などで、テキストとして活用されては

いかがでしょうか?

 

購入は、以下の二宮報徳神社のHPからできます。

https://www.ninomiya.or.jp/sontoku/houtokubunko/

 

1冊410円です。

 

お薦め致します。

 

★★ 以下念のため書いておきます。

お薦めのお店は、神楽坂にある鉄板焼「中むら」

ちょっと値段ははりますが、素晴らしいです。

https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13134663/

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 取締役|上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 副董事長

知見寺 直樹

東北大学を卒業後、大手コンサルティング会社へ入社。その後、株式会社エフアンドエム副本部長、チャレンジャー・グレイ・クリスマス常務取締役等を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海法人(上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 )の立ち上げ等を経て、現在はHumanResourceおよび事業開発を担当する。

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