グローバル成長を支える、人事制度の全体像と進化の歴史
多様なタレントを活かす人事戦略
近藤2013年の設立以降、メルカリは急速に成長を遂げてこられました。はじめに、貴社が掲げるミッションや、それを体現するための人材戦略についてお聞かせください。
早川当社では「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる」というグループミッションを、共通の指針として掲げています。
オフィスは東京・福岡・アメリカ・インドにあり、主軸事業はスマートフォン向けフリマアプリ「メルカリ」のマーケットプレイス事業です。これに加え、電子決済サービス「メルペイ」、暗号資産関連サービス「メルコイン」といったフィンテック事業も展開しています。
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早川掲げているミッションを支える「マテリアリティ(事業を通じて解決すべき最も重要な課題)」のひとつが、「世界中の多様なタレントの可能性を解き放つ組織の体現」です。現在、社員は約2,000名。
日本の拠点だけでも約3割が外国籍社員で、開発部門では5割以上を外国籍社員が占めています。こうした組織状況を踏まえ、多様なタレントの可能性を最大限に引き出すことが重要だと考えています。
また2018年の上場に伴い、会社に求められる社会的責任も変化しました。このような背景も踏まえて、世界中から人材を採用し、グローバルな成長戦略を推進するため、2021年に人事制度をリニューアルしました。
近藤リニューアルされた人事制度の概要もお聞かせいただけますか。
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早川当社の人事制度は、多様なバックグラウンドを持つ社員が継続してキャリアを築けるように設計しています。これは、外国籍社員だけでなく、外資系企業出身の社員が多いことも意識しています。
現在の人事制度は、JD(ジョブディスクリプション・職務記述書)に紐付くジョブ型と、グレードによって期待する役割を定めたメンバーシップ型のハイブリッドです。
社員のグレードが上がるときは、グレードに応じてJDの内容も変わり、求められる仕事の責任や範囲が明確に定まります。完全なジョブ型にすると、全ての業務を網羅できず組織運営が難しくなると考えたため、ハイブリッドの形になりました。
異動は「Bold Choice」という社内公募制度を通じて行われます。組織的な意図をもって異動させるよりも、社員が自ら手を挙げて異動するケースもあります。組織変更はかなり頻繁に行っていますが、あくまでも経営しやすくすること、あるいはミッションを達成することが目的です。






