管理職を育てるうえでは、向いている人材を管理職に選抜することも大切です。本章では、管理職に向いている人の特徴と、管理職の仕事をするうえで必要な能力を紹介します。なお、管理職に向いている人の特徴や能力は、すべて後天的に身に付けられるものですので、「いま向いていない」人もトレーニングすることで、管理職としての責務を果たせるようになるでしょう。
セルフマネジメント能力が高い
自分を管理できない人が、他人や仕事をマネジメントすることはできません。また、管理職が目標達成に向けてメンバーを導くうえでは、自分自身に対するリーダーシップを発揮できている状態、セルフリーダーシップも不可欠です。
つまり、マネジメントもリーダーシップも、まずは「自分自身」に対してきちんと発揮できている人が、管理職の候補となります。
Pz-LinkCard
- URLの記述に誤りがあります。
- URL=
業務進捗力がある
業務進捗力(業務遂行力)とは、業務をスムーズに遂行するために必要なスキル・知識の総称です。テクニカルスキルと呼ばれることもあります。たとえば、ビジネスマナーや時間管理能力、情報収集力などは、管理職に限らず、働く人の大半に不可欠な基礎スキルになります。
例として、システム開発のチームで管理職をするとなれば、リソース調達ができるレベルでのハードウェアやソフトウェアの知識、システム設計のスキルと経験なども必要になります。
組織規模が大きくなるにしたがって、組織内の業務すべてに精通している必要はなくなります。一方で、管理職としての業務進捗力、前述したような目標設定、計画作成、仕事のマネジメント、人のマネジメントに関するテクニカルスキルの必要レベルは上昇していきます。
業務遂行力に具体的にどのようなものがあるかを知りたい人は、以下の資料をダウンロードしてみてください。
達成意欲が強い
達成意欲とは、現実と目標のギャップを埋めようとする心の働きです。達成動機とも呼ばれます。
チームが目標達成に向かううえでは、必ずうまくいかないことや壁にぶつかることもでてきます。もし、管理職に「達成しよう!」という意欲がなければ、壁は乗り越えられません。
チームが成果を出し続けるには、管理職自身が設定した目標に対して「たどり着きたい!」と本気で思い、現実とのギャップを埋めるために良策を考え、実践する姿勢を持つことが大切になります。
少し古い表現かもしれませんが、この点に関しては「背中を見せる」ことが不可欠です。
コミュニケーション能力がある
管理職に「受信する力」と「発信する力」、両方のコミュニケーション能力が必要です。
経営理念や事業方針を理解、浸透させていくこと、組織の達成計画や施策を共有していくことなどは、「発信する力」が求められます。おもに、ロジカルコミュニケーションやプレゼンテーション、ストーリーテリングなどの能力です。
同時に、目標達成に向けてメンバーに動いてもらうには、メンバーとの信頼関係を築くことが不可欠です。信頼関係がない状態でビジョンや行動計画を示しても、メンバーは主体的には動いてくれませんし、場合によっては反発が起きてしまうかもしれません。しかし、メンバーとの信頼関係が構築できていれば、発信した内容も前向きに聞いてもらうことができ、実行しようという主体性も増していくでしょう。
メンバーとの信頼関係を構築するには、メンバーに誠実な関心を持ち、話に耳を傾ける「受信する力」が重要となります。
「受信」を通じて以下のように感じてもらえると、ミッションの提示やフィードバックなどの「発信」も浸透しやすくなるでしょう。
- この管理職は信頼できる
- この管理職なら、現場の声も伝えられる
- この管理署は、私のことを理解してくれている など
受信を通じた信頼関係の構築は、コミュニケーション能力の土台になるものです。
人材育成などをするうえでも、管理職とメンバーの信頼関係は不可欠なものとなります。
Pz-LinkCard
- URLの記述に誤りがあります。
- URL=
成長意欲が強い
“マネジメントの父”と呼ばれるドラッカーの名言に「リーダーと普通の人たちの距離は常に一定である」という言葉があります。
管理職が成長しなければ、メンバーも成長しません。成長には、「人間的・人格的な成長」と「管理職としての能力面の成長」の両方があります。管理職が両方の側面で「成長しようとする姿」「成長する姿」を見せることがメンバーの刺激となり、メンバーの成長を促進するのです。
もちろん、人材育成するうえで、たとえば、スキルマップの作成やOJTの計画、役割分担の検討といった取り組みは大切ですし、人材育成するためのティーチングの能力、コーチングやフィードバックのスキルといったものも大切です。
ただ、大前提として、管理職自身の成長意欲、成長する姿勢がなければ、メンバーの飛躍的な成長は生まれないものです。
HRドクターを運営する研修会社ジェイックでは、管理職やメンバーの成長意欲や主体性を引出す「7つの習慣®」研修と「JAICリーダーカレッジ」という2つの研修を提供しています。
『7つの習慣』は成功した人たちに共通する習慣をまとめたベストセラー書籍であり、世界で約4,000万部も販売されています。ジェイックでも、「7つの習慣®」の考え方を通じて一人ひとりの成長意欲やリーダーシップの向上に成功、上場を実現しました。
また、JAICリーダーカレッジは、学び⇒実践⇒振り返りの継続学習で、管理職の行動変容を促す管理職養成プログラムです。管理職の成長意欲や主体性の向上に興味がある人は、以下の資料をダウンロードしてください。