アンガーマネジメントとは
![]()
アンガーマネジメントとは、「anger(怒り)をmanagement(管理する)」技法や心理トレーニングの総称です。1970年代にアメリカで生まれ、もともとは、犯罪者のための矯正プログラムとして活用されていました。
矯正プログラムが、時代の流れによって一般化され、近年では人材マネジメントやビジネスシーンで注目されるようになっています。
アンガーマネジメント=怒りのコントロール?
もともとアンガーマネジメントは、「アンガーコントロール」と呼ばれていました。コントロールというと、怒りの感情を抑圧して、怒らないようにするといった印象を受けるかもしれません。
しかし、アンガーマネジメントを実践するには「怒りをコントロールする」のではなく「怒りとうまく付き合い、管理する」という考え方が大切です。アンガーマネジメントは、怒りの感情を「他人に迷惑をかけない形でどのように発散していくか?」にフォーカスしています。
アンガーマネジメントの解釈を誤ると、逆に感情の抑圧でストレスが溜まってしまうことになるため注意が必要です。
アンガーマネジメントへの注目が高まっている理由
近年、アンガーマネジメントへの注目が高まる背景には、いくつかの理由があります。
まず、最近の組織では、価値観や働き方が異なるさまざまな人材が協働をするようになっています。価値観や働き方の違いは相乗効果を生み出すうえでとても大切です。しかし、一方で、「自分の考えが理解されない」「非常識な言動をしている」といった怒りの感情にもつながりやすくなります。
また、先行き不透明で複雑性が増しているいわゆるVUCA時代、そして、コロナ禍やリモートワークなどによってメンバーとのコミュニケーションが思い通りにいかない状況、またコミュニケーションミスなどのストレスも起こりやすくなっているでしょう。当然のことながら、思い通りにいかない状況のストレスは怒りにつながります。
さらに、ハラスメント問題がクローズアップされるなかで、上司がメンバーに怒りをぶつける行為はパワーハラスメントになりがちです。
こうした背景から、近年のビジネスシーン、特に管理職層の育成、パフォーマンスUP、リスクマネジメントとしてアンガーマネジメントの重要性が注目されるようになっています。






