キャリアコーチングおすすめ17選!各社の特徴・料金を比較、選び方のポイントを詳しく解説

更新:2025/06/25

作成:2023/11/05

古庄 拓

古庄 拓

株式会社ジェイック

キャリアコーチングは、キャリアに特化したコーチングです。全ての労働者にキャリア自律が求められるようになってきたことを背景に、キャリア自律を身につける手段として注目が集まってきています。キャリアコーチングは無形のサービスで、中には高額なものもあります。日本では医療(医師)や法律(弁護士)のように、キャリア相談にお金を払う文化がありませんので、「なんだか怪しい」と感じてしまう人も少なくありません。

 

今回は、日本最大級のキャリア面談サービスを提供する知見を踏まえて、キャリアコーチングはどういったものか、なぜ必要とされるかを解説します。具体的なキャリアコーチングサービスも個人向け17選を一覧で紹介しますので、キャリアコーチングに興味があれば是非ご覧ください。

 

<目次>

キャリアコーチングとは?

コーチングという言葉は、プロスポーツ分野などをきっかけに一般でも知られるようになりました。最近はビジネス分野でもコーチやメンターの存在が少しずつ浸透していますが、日本ではキャリアコーチングの概念はまだ馴染みが薄いものです。

 

料金の相場観も定まっていない側面があり、形のないサービスということもあり、怪しいと思われて敬遠されてしまうことも多いものです。まずは、キャリアコーチングの概要を紹介します。

 

キャリアコーチングとは?

キャリアコーチングとは、キャリアについて知識や経験、またコーチングやカウンセリングのスキルを持った人がコーチとなり、クライアントのキャリアに関する悩みを解決に導いてくれるサービスです。

 

一連の流れとしては、まずは自己分析やキャリアの棚卸を行い、その後、コーチと面談をしながら具体的な目標やキャリアプランの策定をしていきます。そして、コーチのサポートを受けながら、目標達成に向けてアクションを起こしていきます。

 

キャリアコンサルティングやキャリアカウンセリングとの違い

「キャリアコーチング」と似たものとしては、「キャリアコンサルティング」や「キャリアカウンセリング」があります。現在日本において提供されているこれらのサービスは、ほとんど違いはありません。

 

なお、コーチング、コンサルティング、カウンセリングといった言葉が本来持つ意味としては、以下のような違いがあります。

 

コーチング

コーチが傾聴と質問を通じて、「何をやりたいのか」「どんな選択肢があるのか」「どこから着手すればいいのか」等を引き出し明確にしてくれるアプローチ。

 

コンサルティング

分野に知見を持つ人が、自分のやりたいことに対して、どのようにすればいいのかというやり方をアドバイスしてくれるアプローチ。

 

カウンセリング

アプローチにはコーチングに近い。カウンセリングはネガティブな事象や過去に起こった事柄を扱うことが多く、コーチングは望む未来を実現するためのテーマを扱うことが多い。

 

このように言葉本来の意味には違いがありますが、いま日本で提供されているサービスは、キャリアコーチング、キャリアコンサルティング、キャリアカウンセリングと名前は違っても、あまり大差はありません。

 

ただし、サービスを選ぶ上で自分は何を求めているのかという点は意識しておくといいでしょう。コーチングやカウンセリング的なアプローチを求めているか、アドバイスをもらいたいのかによって、どんな経歴や実績の人に相談すればいいのかが変わってきます。

 

転職エージェントとの違い

キャリアに関するアドバイスや気づきを与えてくれるという点では、転職エージェントもキャリアカウンセリング/キャリア面談といった名称でサービスを提供しています。

 

ただし、大きく異なることは、転職エージェントが提供するキャリア面談の大半は「転職斡旋」がゴールであり、転職エージェント自体が転職斡旋することで収益を得ているビジネスモデルだということです。

 

本来のキャリアコーチングは、転職を前提とするものではありませんし、求人の紹介もしません。

 

無料で提供されているキャリアコーチングの中には、後ろで転職サービスの利用を前提にしているものもあります。その場合、「転職した方がキャリアアップできる」と誘導されてしまうこともあるので注意が必要です。

 

キャリアコーチングの種類

個人向けのキャリアコーチングは、大別するとパーソナルトレーニング型スポット型の二種類があります。キャリアコーチングを利用する前に、それぞれの特徴を押さえておくと、よりご自身に合った利用方法を選択できるでしょう。

 

パーソナルトレーニング型

パーソナルトレーニング型は、コーチとの複数回の面談を通じて、キャリアビジョンを明確化してアクションを起こすところまで支援してくれるサービスです。

 

複数回の面談を実施する分、費用は高額になりますが、自分のキャリアを真剣に向き合いたいというタイミングや人に向いているでしょう。なお、スポット型のサービスでも、パーソナルトレーニングと同じような使い方を出来ることもありますので、十分に内容・費用等を比較して、自分にベストなサービスを選びましょう。

 

スポット型

スポット型というのは、1回ごとに料金を支払う携帯のサービスです。サービスによりますが、継続して初めに相談したコーチに繰り返し相談することも可能ですし、違うコーチを指名することも可能なことが多いでしょう。パーソナルトレーニング型と比べると実行フォローの部分が弱くなりますが、手軽に利用できることが特徴です。

 

スポット型は、パーソナルトレーニング型と比べると安価ですし、複数回チケットなどを使うとかなり割安に使えるものもあります。

 

既に想像できている人も多いかもしれませんが、スポーツクラブで例えるなら、パーソナルトレーニング型はRIZAPをはじめとして専属コーチがつくような形、スポット型は単発で費用を払ってスポーツクラブを利用する、もしくは、通常の月額会員となるような感覚です

 

キャリアコーチングのおすすめ17選

労働者一人ひとりにキャリア自律が求められるようになってきたことを背景に、今では数多くのキャリアコーチングサービスが提供されています。ここでは数あるサービスの中から年代別や費用重視などの特徴を拾いながら17個のサービスを紹介します。自分に適したキャリアコーチングサービスを探す参考にしてください。

 

サービス名料金特徴
Kakedasキャリア相談・1回チケット:9,800円/回
・2回チケット:17,000円(8,500円/回)
・4回チケット:39,000円(7,500円/回)
・6回チケット:42,000円(7,000円/回)
・転職を前提としないキャリア相談でフラットに相談できる
・キャリア相談に対応してくれるのは、すべて国家資格キャリアコンサルタントの有資格者
・登録者数は3,040人と、日本トップクラス(2024年10月時点)
キャリドラ・ハイキャリアコース:非公開
・エキスパートコース:非公開
・プロフェッショナルコース:非公開
・市場価値向上、年収アップ転職に特化
・長期的なキャリア形成が目的
キャリート・キャリアデザインコース:210,000円
・転職サポートコース:280,000円
・フルサポートコース:380,000円
※いずれも一括払いの場合
・未来志向のキャリアコーチングサービス
・繊細な方(HSP)のサポート実績も豊富
ポジウィルキャリア・キャリアデザイン:437,800円
・キャリア実現:767,800円
・年収UP・入社後活躍:1,133,000円
・入会金55,000円
※いずれも一括払いの場合
・徹底的な自己理解・自己分析で可能性を最大化
・5~10年後を見据えたキャリア形成を伴走
マジキャリ・キャリアデザインコース:385,000円
・自己実現コース:594,000円
・安心転職コース:880,000円
・入会金:55,000円
・徹底した自己分析とキャリアプラン設計
・転職ノウハウ×コーチング力(運営会社は転職エージェントも運営)
LIFE SHIFT LAB・複業起業コース:398,000円
・転職コース:非公開
・DXコース:非公開
・40代・50代に特化したサービスを提供
・徹底したマンツーマンサポート
キャリアアップコーチング・自己分析支援プラン:330,000円
・転職・キャリア支援プラン:495,000円
・プレミアムキャリア支援プラン:660,000円
・自己分析・キャリア設計・転職活動を伴奏支援
・意思決定力を重視したキャリアアップコーチング
me:Rise・トライアルコース:49,900円
・スタンダードコース:82,600円
・アドバンスコース:149,900円
・プロコーチのキャリアコーチングと業界・職種経験者へのキャリアヒアリングでキャリアデザイン
・AIの活用で最適なコーチを選択
mento・体験セッション:5,500円/1回
・エレメンタリー:5,500円まで/60分
・アソシエイト:~16,500円/60分
・マスター:33,000~円/60分
・プロフェッショナル:~33,000円/60分
・コーチのレベルに応じて幅広い料金プラン
・セッションごとの料金システム
dodaX キャリアコーチング・セッション4回(約1ヶ月):21,780円・ハイクラス層を対象
・コーチングは全て電話で実施
キャリアグリップ・グリップコース:27,700円~/月々
・スタンダードコース:39,500円~/月々
・アドバンスドコース:51,400円~/月々
・理想の未来から逆算した強みを活かしたキャリア形成
・在籍コーチは大手企業で働いている人、人材会社でキャリアアドバイザーをしている人など
スゴキャリ・スピードキャンプコース:273,900円
・ベースキャンプコース:547,800円
・ブートキャンプコース:768,900円
・ブートキャンププラスコース:1,097,800円
・エグゼクティブキャンプコース:1,699,000円
・入会金:52,800円
・年収アップの転職を目指す
・20年のキャリア支援実績をもとにつくりあげたカリキュラム
ZaPASS・内省プラン:330,000円
・行動コミットプラン:440,000円
・行動加速プラン;52,800円
・200名以上のビジネス経験豊富なプロコーチが徹底伴走
・サービス利用後を見据えた内省習慣化の支援
きづく。転職相談・強み発見:77,000円
・キャリアデザイン:220,000円
・転職サポート:264,000円
・安心転職サポート:407,000円
・入会金:33,000円
・20代~40代まで幅広く対応
・徹底した自己分析とキャリアプラン設計
コミュトレ・171,600円~・コミュニケーション能力、伝える力を向上
・実践形式でビジネススキルを学べる
WorX・転職成功後、月給額面の10%X24ヶ月分・未経験者から異業種転職を支援
・後払い型リスキリング転職サービス
ミートキャリア・キャリアプランニングコース:385,000円
・転職対策コース:385,000円
・追加パック:96,250円
・入会金:55,000円
・30代~40代の女性向け
・同世代・多様な経験を持つキャリアトレーナーが伴走サポート

 

※料金表記はいずれも税込です。
※2025年2月時点でWebサイト上などで公開されている情報を参考に作成しています。最新の情報が知りたい方は、各サービス企業にお問い合わせください。

 

年代別5選

20~30代向けや40~50代向けといった年代別にお勧めのサービスとしては、以下のようなものがあります。

 

■キャリドラ

 

URL: https://careerdrive.jp/

 

年収アップ希望の20~30代向けに、市場価値を高めて稼げるようになることに特化したサービスが「キャリドラ」です。自己分析をもとに「適正合致度が高い」「稼げる」などから職種・業界のゴールを設定できるようにサポートしてくれます。市場価値を上げることに集中したキャリアコーチングを実施することで、年収アップにつなげてくれます。

 

またキャリアの多様化が進む現代の状況も考慮、転職がゴールではないという考えから稼げる・成功するキャリア形成を考えていくこともできます。起業をゴールとして見据えた場合のキャリアアップを考えていくことも可能です。

 

キャリドラがおすすめなのは、次のような人です。

 

・自分の市場価値を上げたい
・自分にとって最適なキャリアプランを考えたい
・将来的に起業を考えている

 

■キャリート

 

URL: https://career-meet.com/

 

20~30代向けで、ジョブホッパーやHSPの悩みにも対応してくれるのが「キャリート」です。自己理解を深め自分らしいキャリアをデザインする、未来志向のキャリアコーチングというのが特徴です。

 

20代、30代は転職を目指しやすい年代ですが、自己分析やキャリアビジョンが不十分なまま転職してしまうと、再び転職をしてしまう可能性が高くなってしまいます。キャリートでは5年後、10年後に後悔しないために、しっかりと自己理解を深め、自分らしいキャリアをデザインすることができます。

 

コーチ自身も複数回の転職を経験しているため転職に対する理解があり、自分がやりたいことが分からずに転職を繰り返してしまうタイプの人にはお勧めのサービスです。

 

キャリートがおすすめなのは、次のような人です。

 

・将来を見据えたキャリアプランを考えたい
・HSP(繊細さん)の特性を理解したキャリアコーチングを求めている
・キャリアの悩みを相談したい

 

■ポジウィルキャリア

 

URL: https://posiwill.jp/career/

 

20~30代に人気があり、理想の未来から逆算してキャリアプランの策定をサポートしてくれるのが「ポジウィルキャリア」です。「どう生きるか」を整理して考えられるようにしてくれるのがポジウィルキャリアの強みであり、やりたいことや目標が無く、将来に不安があるという人にお勧めのサービスです。

 

ポジウィルキャリアは3つのプランがあります「キャリアデザインプラン」「キャリア実現プラン」「キャリア実現プラスプラン」です。サポート内容や料金には差がありますので、必要なプランを選ぶことが大切です。キャリア

 

ポジウィルキャリアがおすすめなのは、次のような人です。

 

・自分の将来のキャリアプランをしっかり考えたい
・年収アップの転職を実現させたいが不安がある
・自分でキャリアを選択していける力を身に付けたい

 

■マジキャリ

 

マジキャリ

URL: https://majicari.com/

 

こちらも20~30代に人気があり、転職エージェント・メディアの「すべらない転職」を運営するアクシス株式会社が提供しているのが「マジキャリ」です。転職エージェントのノウハウを活用しキャリア設計のサポートをしてくれるだけでなく、転職後に定着して活躍するためにメンテナンスも受けられます。

 

他のキャリアコーチングとの違いは、やはり母体となる運営会社が転職エージェントであることでしょう。マジキャリを利用する中で、転職という選択肢を選ぶことになった場合には、面接対策や書類添削など転職サポートを受けることもできます(自己実現コース・安心転職コース)。

 

マジキャリがおすすめなのは、次のような人です。

 

・転職エージェントで悩みを聞いてもらえなかった
・しっかり自己分析をして転職も含めてキャリアプランを考えたい
・転職を視野に入れているので、転職ノウハウを持ったキャリアコーチングを受けたい

コーチングをお考えの方はマジキャリblogをご覧ください

 

■LIFE SHIFT LAB

 

LIFE SHIFT LAB

URL: https://lifeshiftlab.jp/

 

40~50代向けのキャリアコーチングサービスが「LIFE SHIFT LAB」です。転職を目的としたライフシフトラボ(転職コース)の他に、複業を目的としたライフシフトラボコースがあります。人材業界やスモールビジネスの立ち上げに精通したコーチが多数在籍し、複業支援などを通じて人生のキャリアの後半戦を後押ししてくれます。

 

フリーランスとして独立し、案件を継続して受注したいが、スキルの売り方が分からず悩んでいる…といった方も相談が可能です。複業を目的としたキャリアコーチングが主となりますので、今の勤務先からの給与だけに頼る生活に不安を感じている方、セカンドキャリアに向けて準備したい方などには利用するメリットは大きいと言えるでしょう。

 

LIFE SHIFT LABがおすすめなのは、次のような人です。

 

・40代、50代以降のキャリアで複業を考えている
・複業サイトに登録したが案件が獲得できず悩んでいる
・セカンドキャリアに向けて準備をしておきたい

 

費用重視5選

返金保証や低価格など、費用面を考慮したサービスとしては以下のようなものがあります。それぞれサービスごとにコーチのバックグラウンドなどが異なりますので、自分が主に相談したい領域に経験のあるコーチがいるキャリアコーチングなどを選ばれるとよいでしょう。

 

■Kakedasキャリア相談

 

URL: https://www.hr-doctor.com/lp/edu/kakedas_toc/

 

Kakedasキャリア相談は、法人向けにキャリア面談/社外1on1サービスを提供するKakedasの個人向けサービスです。相談対応するのは国家資格を取得しているキャリアコンサルタントのみ。累計で3,040人(2024年10月1日時点)が登録しており、日本最大級のキャリアコーチングプラットフォームです。

 

それだけの登録人数がいるからこそ、価値観によるマッチング、また、自分が相談したいキャリアコンサルタントを検索できるなどの「選ぶ」プロセスが特徴的です。

 

Kakedasキャリア相談がおすすめなのは、次のような人です。

 

・自分にあったキャリアコーチ、経歴や価値観を理解してくれる人を選びたい
・もやもやすることがあり相談したい
・転職を考えているが迷っておりフラットな立場で相談に乗って欲しい

 

■キャリアアップコーチング

 

キャリアアップコーチング

URL: https://careerup-coaching.jp/

 

入会金なしで、初回のセッションから3日以内であれば全額返金保証もあるのが「キャリアアップコーチング」です。利用期限は無制限で、利用期間内ならLINE相談は何回でも無料となっています。IT業界に精通したコーチが多数在籍しているというのも特徴の一つです。

 

キャリアアップコーチングは、様々なキャリア理論と認知科学のコーチングメソッドを駆使し、自己分析・キャリア設計・転職活動を伴奏支援するキャリアコーチングを行っています。転職を考えている方、これから目指していきたいキャリアを明確したい方におすすめといえます。

 

キャリアアップコーチングがおすすめなのは、次のような人です。

 

・徹底的に自己分析を行いたい
・転職成功に向けて丁寧にサポートをしてもらいたい
・質の高いキャリアコーチングを受けたい

 

■me:Rise

 

me:Rise

URL: https://www.career-merise.jp/

 

AIによるコーチとの相性診断があり、低価格で相談できるのが「me:Rise」です。初回は15分間の無料カウンセリングや45分間の体験セッションもあります。自分の理想とするキャリアを歩んでいる人(サポーター)にキャリアについてヒアリングできるというのも特徴です。

 

今の仕事になんとなく「もやもや」を感じており、同じような職種でキャリアアップしていった方の話を聴きたい。将来ありたい姿が見えている、もっと具体化して行動につなげていきたい、といった方にme:Riseはおすすめのキャリアコーチングです。

 

me:Riseがおすすめなのは、次のような人です。

 

・今のキャリアに疑問やもやもや感がある
・自分と同じ職種経験から転職した人の話を聴きたい
・将来ありたい自分の姿あり、キャリアプランを具体化したい

 

■mento

 

mento

URL: https://mento.jp/

 

相性の合うコーチに出会えるまで何度でも体験価格というのが特徴なのが「mento」です。キャリアのほか、スキルアップや子育て等、豊富なジャンルの相談に乗れるコーチがいるのも特徴です。

 

mentoには様々なテーマに対応できるコーチ陣がいます。キャリア・将来、仕事、起業、子育てなど、何かモヤモヤしたものを抱えているが、自分の納得した人生を歩めるようにモヤモヤした霧を払いたい、といった方にはmentoはおすすめのキャリアコーチングとなるでしょう。

 

mentoがおすすめなのは、次のような人です。

 

・自分の内面と徹底的に向き合いたい
・これからのキャリアについてモヤモヤを抱えている
・キャリアに関して納得感のある答え(理想)を見つけたい

 

■dodaX キャリアコーチング

 

dodaX キャリアコーチング

URL: https://doda-x.jp/career-coaching/

 

人材系企業大手であるパーソルキャリア株式会社が運営しているのが「dodaX キャリアコーチング」です。セッション一回あたりの費用が5000円以下であることに加え、ハイクラス人材向けのキャリアコーチングも提供しています。

 

国内大手シンクタンクと共同開発した「AIマッチングシステム」によって、膨大な性格診断データから利用者に最適なコーチを提案。これにより、本音でしっかり話し合えるサポーターと出会うことができます。

 

dodaX キャリアコーチングがおすすめなのは、次のような人です。

 

・仕事やキャリアの壁打ち相手が欲しい
・上司や同僚に相談できないキャリアの悩みがある
・キャリアやマネジメントに停滞感を感じ、新たな気づきや視点、選択肢が欲しい

 

効果重視3選

コーチの質が高い、年収アップを重視したものとしては以下のようなものがあります。未経験の転職を成功させ、なおかつ年収アップも実現したい。現役の経営層、役員、起業経験者などにコーチングをしてもらいたい、といった場合などに次のようなキャリアコーチングが適しているでしょう。

 

■キャリアグリップ

 

キャリアグリップ

URL: https://career-grip.com/

 

新しい業界にチャレンジしたいが自信が無い、やり方が分からないという人に対して、対応力の高い熱量のあるコーチがサポートしてくれるのが「キャリアグリップ」です。大手企業社員や経営者といったバックグラウンドを持ったコーチが、年収アップに向けてサポートしてくれます。LINEとも連携していて使いやすいことも特徴です。

 

キャリアグリップは年収アップ、市場価値アップも目的としているため、ビジネススキルのトレーニングも受けることができます。その結果として多くの利用者が異業種転職や転職に伴う年収アップに成功しています。

 

キャリアグリップがおすすめなのは、次のような人です。

 

・今のキャリアにモヤモヤしたものを感じている
・年収アップに必要なビジネススキルを習得したい
・質の高いコーチからサポートを受けたい

 

■スゴキャリ

 

スゴキャリ

URL: https://www.sugocari.com/

 

採用率0.9%という厳しい基準を満たしたコーチが自分の強みを生かせる仕事につけるようにサポートしてくれるのが「スゴキャリ」です。3か月間、チーム体制でコーチが伴走してくれることが特徴です。

 

スゴキャリのコーチ陣は実際にキャリアアップを実現されてきた方、一流の採用担当者が揃っています。そのため、コーチの知識や経験を元に再現性の高いセッションを受けることができます。また24時間365日チャットサポートもあり、いつでも相談できる安心感もあります。

 

スゴキャリがおすすめなのは、次のような人です。

 

・今後のキャリアに危機感を持っている
・年収アップの転職を成功させたい
・自分に合った仕事を探したい

 

■ZaPASS

 

ZaPASS

URL: https://zapass.co/

 

経営層へのコーチング実績が豊富なのが「ZaPASS」です。ビジネスバックグラウンドが豊富なコーチが多数在籍しており、ZaPASSエゴグラムと呼ばれる性格診断と事前面談を活用したマッチングシステムにより、最適なコーチを案内してくれます。あらためて自分のやりたいことと向き合いたい人や、仕事以外でのライフプランを考えたい人に向いています。

 

ZaPASSのキャリアコーチングは20~30代の若手・中堅社会人を中心に、マネージャー層、経営者まで、幅広い年代の方が利用しています。

 

ZaPASSがおすすめなのは、次のような人です。

 

・ビジネスバックグラウンドが豊富なコーチにコーチングしてほしい
・自分のキャリアだけではなく人生についても考えたい
・自分にとってベストなコーチをしっかり選びたい

 

悩み解決やスキルアップ4選

転職しようかどうかという悩みの相談や、特定のスキルの強化に重点を置いたサービスとしては以下のようなものがあります。

 

■きづく。転職相談

 

きづく。転職相談

URL: https://kidzukutensyoku.com/

 

転職しようかどうか迷っている場合や、転職エージェントの利用に抵抗がある場合にお勧めなのが「きづく。転職相談」です。名称に転職相談と入っていても転職を前提としたものではなく、徹底した自己分析によって自分の価値観や強み、理想のキャリアパスについて気づきが得られるようにサポートしてくれます。

 

1ヶ月から利用可能なコースもあり、短期間で集中的にキャリアコーチングを受け、目指す未来を見つけることも可能です。短期で集中して自己分析、転職や副業の準備、理想のキャリアプランの明確化などをしたい方には適したキャリアコーチングとなるでしょう。

 

きづく。転職相談がおすすめなのは、次のような人です。

 

・自分の強み、価値観を明確にしたい
・短期間で集中してキャリアコーチングを受けたい
・転職活動が上手くいっておらず、アドバイスが欲しい

 

■コミュトレ

 

コミュトレ

URL: https://commu-training.jp/

 

実践形式でビジネススキルを学ぶことができるのが「コミュトレ」です。社会人基礎力の強化のほか、人間関係構築力の強化、話し方、マネジメント力の強化といったビジネスで必要となるスキルを身につけることができます。

 

コースが豊富なこともコミュトレの特徴です。7種類のスキルを基にした全17種類のコースが用意されており、新入社員から経営者まで、一人ひとりの「理想とする成長」にあわせて学習プランを提案してくれます。

 

コミュトレがおすすめなのは、次のような人です。

 

・人前で話すのが苦手
・人間関係に悩んでいる
・社会人同士のつながりも欲しい

 

■WorX

 

WorX

URL: https://worx.jp/

 

異業種への転職に特化したサービスが「WorX」です。とりわけテックセールスやエンジニアへの転職に強く、ビジネススキルやITスキルなどの習得を支援してくれるのが特徴です。

 

キャリアチェンジ転職に必要なスキルの習得、そしてキャリアチェンジ転職支援が受けられます。未経験業界・職種への転職を考えていて、年収もアップしたい、そして何より後悔ない転職をしたい方におすすめのサービスです。

 

WorXがおすすめなのは、次のような人です。

 

・未経験からの異業種転職、年収アップに成功したい
・転職に役立つスキルを身に付けたい、転職支援も受けたい
・成長産業に転職したい

 

■ミートキャリア

 

ミートキャリア

URL: https://www.meetcareer.net/

 

「ミートキャリア」はキャリアのお悩みを、プロが伴走しながら解消していく有料キャリア支援サービスです。自己分析〜転職活動のサポートまで、幅広いキャリアのお悩みに合わせて、オーダーメイド型のプログラムを提供しています。

 

エージェントとは異なり、キャリアコンサルタントの国家資格を保有したキャリアプランナーが転職をゴールとしないキャリア支援を行うことで、納得のいくキャリア選択を実現します。

 

ミートキャリアがおすすめなのは、次のような人です。

 

・現職を続けるか転職をするかお悩みの方
・転職活動に苦戦している方
・適職に出会いたい

 

*参考)おすすめキャリアコーチングサービス14社を比較!選び方のコツも解説

キャリアコーチングの利用者が増えている理由

キャリアコーチングについて、「お金を払って相談する必要があるのか?」「自分のキャリアは自分で考えればいいのではないか?」と、必要性を疑問に思う方もいるかもしれません。なぜキャリアコーチングを利用する人が増えているかという背景を解説します。

 

現在は、個人がそれぞれで自身のキャリアを考え、キャリア形成に責任を持つことが必要な時代になってきています。しかし、自分自身のキャリアビジョンを明確にして、自らキャリア形成の動きを取っていくことは意外と難しいことです。だからこそ、個人にとってキャリアコーチングが重要になってきます。その理由を以下に説明します。

 

不確実性の高い時代背景

現代は、「VUCA時代」や「人生100年時代」と呼ばれています。テクノロジーの進化によって企業のライフサイクルは短くなる一方で、人の健康寿命は長くなり、企業の寿命を大きく上回る状態となっています。

 

また、日本経済が右肩上がりに成長するステージは終わり、大手企業でも倒産したり、M&Aされたりする時代です。終身雇用と年功序列も崩壊し、雇用は流動化しています。キャリア形成の中で何度か転職を経験することも当たり前となっています。つまり、自身のキャリアを新卒で入社した企業に委ねる時代は完全に終わったのです。

 

多様な働き方に対応する必要性

働き方としても、正社員として1社で働く以外に、副業、また、複業(パラレルワーク)、フリーランスや個人事業主、マイクロ起業を通じて業務委託で働いたり、自分でスモールビジネスをしたりするなど、選択肢も増えています。

 

選択肢が増えているからこそ、自身に適した選択肢を自ら選ぶ必要があります。

 

学び続ける必要性

「リスキリング」という言葉が浸透しているように、テクノロジーの進化に応じて学び続けて技能を身につけていかないと、やってきた仕事がなくなってしまうこともある時代です。スキルがなければ次の仕事を見つけることが難しくなるかもしれません。

 

日本は、先進国の中でも社会人の学習時間が非常に短い国だとされています。自ら学ぶ姿勢を身に付けるだけでも、差別化を図れるといえるでしょう。

 

キャリア形成の主体が個人に

昭和から平成初期までは、終身雇用を前提として企業が従業員のキャリアにある種“責任”を持っていました。しかし、ここまで紹介したように時代の不確実性や多様な働き方など、時代の変化を通じて、今はキャリアの主体が従業員に移ったといえます。

 

労働者一人ひとりにキャリア自律が求められるようになり、自らの力で自分のキャリアを形成していくために、自分のキャリアビジョンを明確にして形にしていくためのキャリアコーチングが必要とされるようになってきています。

 

キャリアコーチングを使うメリット

キャリアコーチングを使うことで多くのメリットが得られます。以下に代表的なものを紹介します。

 

キャリアに関する悩みが解消できる

キャリアについて悩みを持っている場合、キャリアコーチングを使うことで悩みを解消する糸口が見つかるでしょう。キャリアコーチングを利用することで、多くの人からキャリアに関しての相談を受けてきたプロから、客観的に自身のキャリア志向に対する価値観や意思を引き出す質問、またキャリア形成に関するアドバイスを受けることができるでしょう。

 

自分ひとりでは導き出せないキャリアビジョンが言語化することで明確になったり、キャリアビジョンを実現するために起こす行動が決まったりする効果が期待できます。

 

とくにキャリアコーチングによって仕事の価値観が明確になるでしょう。社内でのキャリアアップを追い求めるのか、プロフェッショナル性を身に付けたいのか、年収を重視するのか、家庭やプライベートなどワークライフバランスを優先したいのか、など。価値観を明確にすることによって、キャリア形成をどうすべきかも見えてくるでしょう。

 

キャリア形成に向けてやることが決まる

キャリア形成に向けてやるべきことが明確になるメリットもあります。キャリアコーチングを受けることで、キャリアの悩みが解消され、キャリアビジョンが明確になります。そして、望むキャリアを実現するためにやるべきことが明確になるでしょう。

 

キャリアコーチングを通して、自分の目標・目指すキャリアに対して、どういうギャップがあるかが明らかになります。

 

ギャップが明確になれば、ギャップを埋めるためにどうすべきかという計画を立てることもできるようになります。計画を踏まえて、いま自分がどのように行動すべきなのかも決まってくるでしょう。

 

やるべきことが明確になれば、行動しやすくなります。自分が目指すキャリアに対して、どういったアプローチが効果的なのか。キャリアコーチングを受けることでやるべきことが明確になることも、大きなメリットといえるでしょう。

 

自己分析により自分の強み・適性がわかる

キャリアコーチングでは質問やフィードバックを通じて自己の価値観や強みを再認識して、キャリア形成に役立てることができます。キャリアについての悩みを解消するには、自分を理解することが欠かせません。

 

自己分析は独りでもできる、と考える方もいるかもしれません。それはその通りです。但し、自分のことを独りで考え抜くことは、それなりのメソッドや集中が必要です。プロのキャリアコンサルタントからの質問やフィードバックを通じて自分を再認識すると非常に手軽で、タイパが良いと言えるでしょう。

 

自己分析を通じて、自分の価値観や強み、志向が明確になることで、キャリアビジョンや選択を考えやすくなります。また、キャリアの悩みや不安に対する対策を検討しやすくなるでしょう。

 

第三者からのフィードバックをもらうことで、何となく認識していたことも確信が持てるようになります。自分自身がどういったことに対してモチベーションが湧いてくるのか、適性や強みを発揮した働き方・仕事への取組み方、といった視点を得られると、今後のキャリアを考えやすくなるでしょう。

 

キャリアコーチングのデメリット・注意点

キャリアコーチングは自己理解やキャリア設計に役立つ一方で、いくつかのデメリット・注意点も存在します。費用面や効果の個人差、コーチの質のばらつき等は把握した上で、後悔がないようにサービスを選びましょう。

 

高額なサービスもある

キャリアコーチングのサービスは、単発で使えるサービスもありますが、継続して使うことが前提となるサービスも多くなります。継続して利用することで自分の行動を変えられる、効果が出やすい側面は確かにありますが、その分継続型のキャリアコーチングサービスは費用も高額となります。5-6回程度の面談で20-30万円の価格帯となっているサービスも多く、中には50万円を超える高額なサービスも存在します。

 

利用する場合、生活に支障がない、無理のない範囲でサービスを検討することが重要です。また、まずは単発のキャリアコーチングを使ってみることもおすすめです。「自分を変えたい」と思い切って投資することも時には大切ですが、自分の経済状況に見合ったサービスを選択していきましょう。

 

無料サービスには注意が必要

キャリアコーチングの中には「無料」で利用できるサービスもあります。但し、完全無料のキャリアコーチング、キャリア面談は大きく2つのケースがあります。

 

ひとつは人材紹介会社の登録面談になっているケース。人材紹介のビジネスモデルが、自社の紹介求人に転職することによる成果報酬ですので、どうしても転職ありきの相談となってしまいがちです。もうひとつは、高額な継続型のキャリアコーチングサービスの無料お試しという位置づけ。初回面談は無料で受けることができますが、こちらも、先方のゴールは有料の継続サービスへの申し込みとなります。

 

こうした仕組み自体が悪いわけではありませんが、あくまで背景となるビジネスモデルがある中での無料提供であり、面談の方向性が誘導されてしまいがちな側面はあります。利用者側がサービス内容や提供者の意図を十分に理解していないと、期待していたサポートと実態にギャップを感じたり、思ってもみなかったところにたどり着いてしまう可能性はあります。無料という言葉だけに惹かれず、サービスの背景や目的を確認してから利用することが大切です。

 

効果が実感できない可能性もある

キャリアコーチングの効果は、コーチとの相性や本人の取り組み姿勢に大きく左右されます。目的が曖昧な状態でコーチングを受けたり、受け身の姿勢で臨んだりしていると、期待する成果を得ることは難しいでしょう。

 

自分が何に悩んでいるのか、どのような課題を感じているのかを整理し、どういったゴールを期待するのか、など明確な目標を持ってサービスを利用することが重要です。また自分のキャリアを変えたいのであれば、行動するのはあくまで自分です。行動を変化させるには苦労や忍耐も必要です。短期間で何かを変えたいのであれば、自分自身が行動する覚悟が必要です。

 

コーチの質が玉石混交である

キャリアコーチングにおける大きな課題の一つが、コーチの質のばらつきです。コーチングの資格や経験には大きな差があり、民間資格が複数存在しますし、資格がなくてもコーチを名乗ることはできます。

 

そのため、Webページ上の情報や肩書きだけでは実力を見極めにくく、経験の浅い、質の低いコーチに当たってしまうリスクもあります。評判や実績、利用者の口コミなどを調べずに申し込むと失敗のリスクが高まってしまいます。実際にサービスに申し込む前には、様々な角度からしっかりと情報を集め、確認することが重要です。コーチの質によってコーチング体験の質も大きく変わるため、慎重にサービスを選ぶようにしましょう。

 

コーチングは相性も重要

 

コーチングは人と人の対話です。コーチがハイレベルであれば話は別ですが、やはり「相性」によって効果が左右されてしまう側面はあります。従って、たとえば継続型のキャリアコーチングを受けるのであれば、初めの顔合わせは必須ですし、そこで少しでも合わないと思えば「コーチを変えられる」ことは大切です。

 

また単発型のキャリアコーチング等でも、自分と相性のよさそうな人を選べる、2回目3回目にするときに同じ人を選ぶことも、違うコーチを選ぶことをできるようなサービスが望ましいでしょう。

 

キャリアコーチングが有効な人と向かない人

人によってキャリアとの向き合い方は様々であり、キャリアコーチングが向く人/有効な人と向かない人がいます。

 

キャリアコーチングに向く人というのは、

  • 自分のやりたいことが分からない
  • 何かアドバイスが欲しい
  • 自分のなかで考えていても迷って答えが出ない
  • 誰か第三者に話して整理したい
  • 転職しようか一人で悩んでいる

といった人です。

 

キャリアについて一人で考え込んでいても結論はなかなか出てこないことも多いため、自分自身の価値観や考えを整理するためにキャリアコーチングを受けることは有効です。

 

例として、次のような悩みを持つ人にキャリアコーチングがどういったメリットがあるかを解説します。

 

転職すべきか悩んでいる人

キャリアコーチングは転職すべきか悩んでいる人にもおすすめです。なぜならキャリアコーチングを受けることで転職も含めて、これからの自分のキャリア形成をどうすべきかを考えることができるからです。

 

「今の会社で働き続けて良いのだろうか?」「転職した方がよいのでは?」と漠然とした不安や気持ちを抱えている方も多いのではないでしょうか。

 

確かに転職すれば、いまの課題を解決できる可能性もありますが、築いてきた社内のネットワークや事業知識などは白紙に戻ってしまいます。転職が上手くいかないと、短期間で転職を繰り返すジョブホッパーになってしまい、キャリアが壊れてしまうリスクもあります。

 

転職すべきか悩んだ時、最初に思いつく相談相手として転職エージェントがあります。ただし、転職エージェントは無料で利用できますが、求職者を転職させることで成果報酬を得るビジネスモデルですので、どうしても転職ありきの話になることが多いでしょう。

 

キャリアコーチングは有料にはなりますが、中立の立場で相談を受けてくれます。キャリアコーチングのゴールはあなた自身のキャリア形成を明確にしていくことであり、転職は選択肢の一つです。今の会社に留まり、キャリアを積む、副業を始めてみる、といった選択肢なども含めて今後のキャリアを考えることができます。

 

転職すべきかどうか、というのは一人で悩んでいても答えは出しにくいものです。そうした人にとって、多くの人のキャリア相談に乗ってきたキャリアコーチは、良い相談相手となるでしょう。

 

キャリア相談をしたい人

身近にキャリア相談ができる人はいるでしょうか?多くの人は、フラットにキャリア相談ができる相手はいないことが多いと思います。

 

家族は親身になってくれますが、関係性が非常に近いためバイアスがかかりやすくなります。また、友人は家族よりは客観的に意見を貰えるかもしれませんが、友人の持つ価値観や経験などから出てくる答えはある程度予想できたりもします。欲しい答えを言ってくれそうな友人に相談してしまうことも、なきにしもあらずでしょう。

 

職場の同僚、上司でフラットにキャリア相談に乗ってくれるケースは非常に稀です。キャリアについて悩むときは転職も視野に入れていることが多いでしょう。そういった時、職場の上司には相談しにくいでしょう・・・。社内の人を相手に相談する場合、人物をよほど選ばなければ話が広がり、問題になる可能性もあります。

 

キャリアコーチングは、客観的にプロの視点から、あなたのキャリア相談に意見や考え方を伝えてくれます。一人ひとりの強み、価値観などを明確にした上で、これからのキャリアをどうすべきか、あなた自身の考えや意思を引き出してくれます。

 

やりたいことを明確にしたい人

「自分がこれからやりたいことを明確にしたい」といった人もキャリアコーチングがおすすめです。やりたいことを明確にするには、自分自身と向き合うことが必要です。

 

キャリアコーチングは経験豊富なコーチが客観的に問いかけをし、あなたの中から答えを引き出していきます。その過程では、曖昧になっていた価値観、強み、達成したいことなどが明らかになるでしょう。

 

それらを通して、自分がこれから「やりたいこと」を明確にしていくことができます。「自分はこのままで良いのだろうか?」といったもやもやした気持ちがある方は、キャリアコーチングを受けるメリットがあります。

 

キャリアコーチングが向かない人とは?

一方で、キャリアコーチングに向かない人というのは、

  • すでに自己理解やキャリアプランが明確になっている
  • 相談よりも求人を紹介して欲しい
  • 誰かに決めて欲しい
  • 相談にお金をかけたくない
  • 魔法のような解決策が欲しい

といった人です。

 

たとえば、既にキャリアプランが明確になっており、行動計画もあるといった場合、一般的なキャリアコーチングのメリットは薄くなってしまうでしょう。但し、自分が作りたいキャリア分野に経験がある人からアドバイスをもらうというコンサルティングに近い形は有効でしょう。

 

また、個人課金型のキャリアコーチングは、基本的に転職斡旋ではありません。転職することを決意しており、求人を紹介して欲しいのであればキャリアコーチングではなく、人材紹介会社に登録したほうが有効です。

 

そして、コーチングはあくまで自分の中にある意思や選択肢を整理してくれるものです。スキルを教えてくれたり、自分に代わって何かをしてくれたりするわけではありません(なお、キャリアコーチングと銘打たれているサービスの中には、一部転職時のスキル・テクニック支援をしてくれる一種のスクール的なサービスもあります)。

 

従って、キャリアコーチングを使ううえでは、自分が責任を持ってキャリアを意思決定する、また、自分が努力・行動して望むキャリアを作り上げるという姿勢が大前提です。スポーツクラブに入会するのと同じで、運動するのはあくまで自分です。この点を理解したうえで、キャリアコーチングを利用しましょう。

 

キャリアコーチングを選ぶ時の注意点

個人向けのキャリアコーチングには様々なタイプのものがあり、提供されているサービスの数も多数あります。「たくさんあり過ぎて迷ってしまう」という方も多いでしょう。サービスを選ぶ際に、気をつけておきたいポイントを解説します。

 

目的、目標を明確にする

キャリアコーチングでは、コーチの人が目的・目標を明確にしてくれたり、自分の意思を引き出して意思決定や行動を後押ししてくれたりします。

 

だからといってコーチングを受ける側は、何も考えずにコーチに任せっきりにしてしまうのはよくありません。「なんとなくコーチングを受けている」状態では、結果は出にくいものです。

 

コーチを選ぶ際には、漠然でもいいので、キャリアコーチングを使う目的や実現したい目標は持つようにしておくということが大事です。

 

無料に見えるサービスには注意

キャリアコーチングと銘打たれているなかには、無料に見えるサービスもあります。

 

前述の通り、転職支援サービス会社が提供しており、転職に誘導される可能性があります。キャリアコーチングを使う際には提供元企業はどこなのかも、ちゃんとチェックしておくとよいでしょう。

 

また、個人向けのサービスにおいても、最初のキャリアコーチングは無料でも、バックエンドのサービスが高額というパターンもあるので注意が必要です。高額だから悪いわけではありません。但し、理解したうえで、使っていきましょう。

 

誰がコーチングをしているか?

キャリアコーチングは、資格が無くても提供することが可能です。そのため、キャリアコーチを名乗っている人でもコーチングに関連した資格を持っていないというケースは普通にあります。

 

キャリア相談の中でも、コンサルティングに近いアプローチ、つまりアドバイスをする上では資格よりも相手が望むキャリアの経験や実績が重要になってくる側面もあり、資格が必須であるとも言えません。サービスを選ぶ際には、どんな人がコーチなのか、資格は持っているのか、それとも自分が望む分野でのキャリアを積んでいるのかといったことは十分確認しましょう。

 

なお、現在、「キャリアコンサルタント」という名称については、国家資格としてキャリアコンサルタント資格が制定されています。コーチが国家資格キャリアコンサルタントの取得者か?といったことは確認しておくとよいでしょう。

 

必要な時間の確保や行動する覚悟を決める

キャリアコーチングを利用するのであれば、必要な時間の確保や行動する覚悟を決めることも大切です。キャリアコーチングは期間(パーソナルトレーニング型)や、セッション1回の時間も限られています。そのため、キャリアコーチングから受けられる成果を最大化するためには、自分自身の努力も必要です。

 

当たり前の話ですが、キャリアコーチングを通じて短期・中長期の目標やアクションプランを作成できたとしても、行動しなければ成果を得ることはできません。行動計画を実践し、フィードバックを受けて改善していくサイクルを回すことが必要です。つまり、キャリア形成をするのは「自分」なのです。

 

「覚悟を決める」というと強い言葉に聞こえますが、自分が「決める」「行動する」必要があるという自覚をもってサービスを利用しましょう。

 

フィードバックを積極的に受け入れる

キャリアコーチングの効果を高めるためには、フィードバックを積極的に受け入れることも大切です。プロのコーチは、第三者としてあなたに真摯にフィードバックしてくれます。

 

フィードバックの中ではポジティブなフィードバックだけではなく、時には自分自身の弱みや改善点、耳が痛いフィードバックもあるかもしれません。その際にも、「第三者からそう見えている」ことを素直に受け入れることが大切です。

 

コーチはあなたの成長や目標達成を支援するために存在しています。フィードバックを前向きに受け止め、自信の成長につなげていきましょう。

 

なお、フィードバックとアドバイスは異なります。アドバイスは、あくまでキャリアコンサルタントの経験や知識に基づくものです。アドバイスを受け入れて実行するかはあなたが決めることです。

 

コーチと相性が合うかは重要

コーチングは、クライアントとコーチとの対話を通じて実施するものです。

 

人同士でやり取りをするため、どうしても相性の良し悪しというのは生じます。対話がうまくできるかどうかは重要であり、コーチとの相性は、成果を大きく左右します。

 

相性の良いコーチと巡り会えるかはコーチングの効果を左右する重要なポイントであり、自分と相性の良さそうなコーチと巡り会えそうかも、サービス選びでの決め手の一つになってきます。

 

コーチとの相性を見極めるには、以下のようなポイントに注意をするとよいでしょう。

  • 言葉・価値観に共感、納得できるかどうか
  • 性格、雰囲気が合っているかどうか
  • コミュニケーションが取りやすいかどうか

キャリアコーチングは対話です。コーチの使う言葉、会話の展開、フィードバックやアドバイスなどに違和感を感じると、素直に自分の考えや気持ちを伝えることが難しくなります。会話の雰囲気やリズムなどが合うかどうか、しっかりと確認しましょう。

 

コーチと相性が合うかどうかは、実際にコミュニケーションを取ってみなければ分かりません。サービスの中には無料体験を行っているところも多いですし、スポット型のサービスであればお手軽に利用できます。実際に体験・利用してコーチとの相性を確認する方法がおすすめです。

 

また、無料体験が無いサービスの場合、相性が合わなかった場合にはコーチの変更を依頼できるかは必ず確認しておきましょう。「相性が合わないな…」「あまり信頼できない」と思いながら対話を続けても得られるものは少ないでしょう。

 

以下の記事では、実際にキャリアコーチングを受講した方の体験談を紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
キャリアコーチングおすすめ比較ランキング14選|口コミ・評判・体験談あり|サクフリブログ

まとめ

キャリアに関する悩みや迷いは、一人で抱え込んでいてもなかなか答えが見つからない、決められないことが多いものです。そんなとき、プロのキャリアコーチに相談することで、自分の価値観や強みを整理し、今後の方向性が明確になる、決断できるケースは少なくありません。

 

キャリアコーチングを通じて、自分の価値観や強みを見つめ直すことで、これまで見えていなかった選択肢や可能性に気づけるようになります。また、ただアドバイスを受けるだけでなく、継続的に伴走してもらうことで、行動につなげやすくなり、将来に対する不安も軽減されていくでしょう。さらに言葉にすることで自分自身の考えや意思を再確認することもできますj。

 

キャリアコーチングは、キャリアの専門家が中立的な立場でサポートしてくれるサービスであり、転職を前提としない点が転職エージェントとの大きな違いです。

 

HRドクターを運営するジェイックグループが提供するキャリア相談サービス「Kakedas」は、累計3,000人を超える国家資格キャリアコンサルタントが登録する日本最大級のキャリアコーチングプラットフォームです。一人ひとりに合った最適な相談相手を選ぶことが可能ですので、お気軽にご相談ください。

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著者情報

古庄 拓

株式会社ジェイック

古庄 拓

WEB業界・経営コンサルティング業界の採用支援からキャリアを開始。その後、マーケティング、自社採用、経営企画、社員研修の商品企画、採用後のオンボーディング支援、大学キャリアセンターとの連携、リーダー研修事業、新卒採用事業など、複数のサービスや事業の立上げを担当し、執行役員・取締役等を歴任後、現在に至る。

著書、登壇セミナー

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