「明日、大雪かもしれません」の情報に接したらどうされます?【人を残すvol.110】

経営者向けメールマガジン「人を残す」fromJAIC

「明日、大雪かもしれません」の情報に接したらどうされます?

ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。

 

札幌が大雪で、交通機関がマヒしています。
北海道にお住まいの方は、どうぞお気をつけください。

 

今回の大雪でちょっと意外だったのは、札幌の24時間降雪量が60㎝で過去最多とのことです。
本州の北日本には、毎年のようにそれ以上に降る地域がありますので。

調べてみましたら、札幌の以前の記録は、60㎝ちょっと手前くらいの降雪量のようです。今回に近いくらいの大雪は過去にもありました。

それを知ると、今回の大雪でここまで混乱したのはなぜだろうかと知りたくなります。

2/10には、関東エリアでも大雪の可能性が報道されています。
今のうちに、できる準備をしておきたいですね。

 

さて、今回は、SNSマーケティングについて触れさせていただきます。

TwitterやYouTube、Facebook、インスタなど、各種のSNSを使ってマーケティングを行っている会社は多数あります。

特に、Twitterは拡散されやすい、いわゆるバズリやすいので会社公式アカウントや個人の実名で、発信されています。
多くの著名な経営者も実名で、Twitterへ投稿を行っていらっしゃいます。

その中でも最近目立つのが、人事担当者が実名でTwitterに投稿しているケースです。
若手採用、特に新卒採用が、売り手市場になっているので、会社の認知度、及び好感度をあげるために取り組んでいると思われます。

 

一方で、SNSは正の拡散もすごいですが、負の拡散のスピードと範囲は更にすごいかもしれません。

 

先月末、株式会社ノースサンドの人事担当者のツイートが炎上しました。

「新卒採用担当を採用したいと思い、沢山の方にご応募いただいているのですが、
給与や待遇にこだわりのある人とは働きたくないのです。。。
私は、会社の顏となる人事だからこそ、待遇/給与で会社を選ぶ方と働きたいとは
思わない」(投稿原文のまま)

 

皆さんは、この文章をどうお感じになられますか?

あまり違和感を覚えない方もいらっしゃると思います。

この投稿に対する好意的なコメントもありましたが圧倒的多数は批判的なものでした。

更には、採用ネットメディアに掲載している同社の求人内容にまで、コメントが波及しています。
多くは、ブラック的表現の負の書き込みです。

 

今回の事態は、これからどのように展開するか定かではありませんが同社の採用活動について、マイナスに働く可能性が高いです。

そして、更にやっかいなのは、ネットの特性として、この書き込みが検索すると、この先ずっと出てくることです。

SNSの活用は大変効果的ではありますが、一方、大きなリスクもはらんでいます。

そこで、会社公式アカウントを運用する方、実名で会社のことについて投稿する方に対して書面でのガイドライン的なものの提示やケーススタディーを中心とした研修を
行うことをお薦めします。

 

弊社では、どんな書き方をするか迷ったときやこの表現で良いか確認したい時などすぐに、グループメンバーに意見を求められるようにしています。

 

例えば、22卒の弊社内定者である学生から「内定を持っている私が、内定を今持っていない方に向けてコメントして大丈夫でしょうか?」
との質問が飛んできました。

これ、大丈夫かなと気になったときに、問いかけするのを当たり前にしておくことはSNSマーケティングを行う上で、必須に思います。

 

ご参考まで。

 

今回の執筆者:「知見寺直樹」
(株式会社ジェイック 取締役)

 

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 取締役|上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 副董事長

知見寺 直樹

東北大学を卒業後、大手コンサルティング会社へ入社。その後、株式会社エフアンドエム副本部長、チャレンジャー・グレイ・クリスマス常務取締役等を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海法人(上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 )の立ち上げ等を経て、現在はHumanResourceおよび事業開発を担当する。

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