いま、新入社員に一番教えたいこと【人を残すvol.25】

2020/03/18

経営者向けメールマガジン「人を残す」fromJAIC

いま、新入社員に一番教えたいこと

いつも大変お世話になっております。

株式会社ジェイックの梶田です。

 

新型コロナウイルスの猛威が止まりませんね…。

一体いつまで続くのでしょうか…。

 

特に、この時期に多くなっているのが、

「新入社員研修は行われるのか?」

「他社さんは新入社員研修どうしてるの?」というお問合せです。

 

新入社員研修というものは、

ほとんどの方が一度しか受けないものですから、

非常に悩ましいところですよね。

 

私共ジェイックでも、例年たくさんの新入社員の皆様を

お預かりしているなかでの、今回の新型コロナウイルス問題は、

企業様にとっても我々にとっても頭の痛い問題です。

 

{{姓}}様の会社ではいかがでしょうか?

 

 

一方で、

 

新入社員研修の中止や延期という措置を取られる企業様が

一定数おられる中で、我々としても、限られた時間の中で、

新入社員の皆さんに対し、

 

「教えるべき一番大切なことは何だろうか?」

 

と改めて考える良い機会であるともいえます。

 

 

多くの場合、1週間程度、長いところだと数か月、

新入社員研修の期間を取られる企業さまもおられますが、

 

今回のように、長時間密室で合同の研修はできない状況、

1時間から2時間という限られた機会、時間の中で、

 

これから長い社会人生活を歩んでいく若者たちに、

 

「これだけは、知っておいてほしい!」

 

ことを教えるとしたら、果たして何が一番大切でしょうか?

 

{{姓}}様は、いかが思われますか?

 

 

 

話は変わるのですが、

 

東京大学では2005年から社会科学研究の分野で

「希望」について考える学問が始まっているそうです。

 

「希望の持てる社会とはどのような社会か」を明らかにし、

誰もが希望を持てる社会の形成に寄与することを目的とし、

様々なアンケート調査も行われているそうです。

 

その中で興味深いアンケートデータがあります。

 

Q.あなたは将来に向けて「希望」(実現したいこと)がありますか?

(対象は全国の20~59歳)

 

YES回答は、2006年78%→2014年54%まで減少傾向…

 

諸外国にて、2014~15年に同じ対象年齢で調査を行ったところ、

YESの割合は…

 

米国93%、英国87%、オーストラリア89%、ドイツ97%、

中国93%、韓国87%…

 

いずれも54%の日本とは大きく差があったそうです。

 

その数字には、年齢や健康状態、友人の数、幼少期の体験、挫折の有無

などが相関性を持つことなども、わかってきているそうですが、

 

それにしても、日本は世界でも有数の希望の持てない国なのでしょうか…?

 

米ギャラップ社の“エンゲージメント(仕事への熱意度)”調査でも、

日本は世界最低水準であることが発表されています。

 

 

希望や熱意にあふれる人と、そうでない人が生み出す経済的価値や

その人自身の成長度合い、どちらが大きいのかは推して知るべしでしょう。

 

もしかしたら、日本経済において景況感を感じづらいのは、

実態経済よりも、こうした日本人の将来に対する希望の少なさが要因

になっているのかもしれません。

 

 

2011年の東日本大震災や今回の新型コロナウイルスのように、

自然災害による環境変化が経済に及ぼす影響も大きい昨今、

 

これから社会に結びついていく若者たちに何を学ばせるか?

 

東大で前述の「希望学」の研究を進める、玄田有史(げんだゆうじ)

教授は、経済学をバックボーンとしておられますが、

 

効率性を求める経済学的観点から、調査アンケートを読み解き、

 

“「無駄な努力を努力をしたくないという効率志向」

の回答者ほど希望を持ちにくくなっている”

(引用:「こころ動かす経済学」日本経済新聞出版社)

 

と分析しておられます。

 

 

また、挫折を経験して、乗り越えてきている人ほど、

将来に対する希望を持てていることも発見されました。

 

現代社会は、必要な情報にいつでもアクセスでき、

欲しいものは簡単に手に入る、まさに“効率世界”です。

 

しかし、希望はある意味、そことは別の世界での経験がヒントに

なるのかもしれません。

 

 

ちなみに、

 

東日本大震災以降、被災地へのボランティア活動をした人や、

それらを観ていた人は、絆意識、共同体意識の高まりと共に、

「自分は幸福である」という幸福感が上がる傾向にあったそうです。

(参考:慶應義塾大学経商GCOEグループ

「東日本大震災が生活満足度と幸福感に与えた影響」)

 

周囲との絆意識、共同体意識を高めることは、現代社会においても

もっとも必要な教育であるようにも思えます。

 

 

これからの不確実な社会を牽引していくべき若者たちに、

 

いちばん何を教えるべきか

 

その答えはひとつではありませんが、希望を持てる社会とするために、

希望を持てる若者に育てることは大人の義務のように思います。

 

「マネジメントは、希望を持つことである」

 

 

いかがでしたでしょうか。

私共ジェイックでは、今後も

これからの日本を豊かにしてくれる若者たちの育成と、

彼らが育つ社会の形成に、少しでも貢献して参りたいと思います。

 

引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

株式会社ジェイック

教育事業部ゼネラルマネージャー

梶田 貴俊

著者情報

梶田 貴俊

株式会社ジェイック 西日本代表講師

梶田 貴俊

前職、通信機器ベンチャー商社勤務時代にリーマンショックを経験。代表取締役として、事業再生計画を推進し同社のV字回復を実現した。現在はジェイックの講師として西日本の研修事業を牽引している。

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