新人に電話対応を教える際に、まず伝えたい3つのポイント
新人に電話対応を教える際には、具体的な方法論を教える前に、ビジネス電話の特徴や電話対応にあたっての心構えを伝えておくと吸収が早まります。本章では、新人に電話対応を教えるにあたって最初に伝えたい3つのポイントを紹介します。
最初に伝えたいポイント① 電話対応は会社の印象を決める
電話対応を教える際には、まず電話対応は会社の印象を左右するものだということをしっかり伝えることが大切です。新人であれベテラン社員であれ、電話対応は会社の印象に繋がります。特に初めて電話をかけてきた顧客等にはその傾向が強いでしょう。
日本では新卒が入社してしばらく経つと、新人が電話対応を始めることが多く、敬語が多少誤っていたりしても“ご愛嬌”で通じる部分はあります。しかし、「ぶっきらぼう」「ちゃんと取り次ぎができない」「声が暗い」等の対応をすれば、会社のイメージダウンに繋がったり、提供するサービス品質を疑われてしまったりすることにも繋がります。「電話対応は会社の印象を左右する」ということを新人たちに伝えましょう。
最初に伝えたいポイント② 電話対応することのメリット
続いてしっかりと伝えておきたいことは、電話対応することのメリットです。最近は“TELハラ”という言葉が話題となり「電話対応を新人にやらせることが是か非か?」という議論があったり、生産性向上の視点から電話対応を外注したりするケースもあります。特に社内で電話対応するメリット・デメリットは会社の事業や働き方にとって判断が分かれるでしょう。
一方で、新人が積極的に電話対応することで得られることは確実にあります。敬語やビジネスコミュニケーションへの慣れ、顧客名を覚える、顧客のニーズや関心を知るなどです。だからこそ、自社の新人に電話対応を任せるのであれば、新人に対して、電話対応を積極的にすることのメリットを伝えましょう。
スマートフォンに慣れ親しんで固定電話をあまり使ったことがない新人たちは、「誰からか分からない職場での電話を会社の代表として取る」ことには心理的なハードルがあります。顧客からの問い合わせ、パートナーからの連絡、クレーム、営業電話まで様々な電話が入る中で、相手と用件をしっかり把握して担当者に取り次ぐことは新人にとっては不安が伴います。
電話対応することのメリットをしっかりと伝えて納得してもらうことで、積極的に電話対応する、素早く対応する(3コール以内に対応する)といった指導が実効性を持ってきます。
最初に伝えたいポイント③ 対応に責任を持つ
新人に伝えておきたい3つ目のポイントは、「承った伝言や用件に責任を持つ」ということです。電話対応に慣れないうちは、相手の名前をうまく聞き取れなかったり、誰宛か間違えてしまったりすることもあるでしょう。また、当然、取次先が不在である場合もあるでしょう。
どんな場合においても、自分が取った電話に責任を持って対応することが大事です。
たとえば、
- 伝言や折り返しの連絡を依頼されたのであれば、相手から依頼された先に「伝わった」ところまで確認する
- メール等で「こんな用件で電話がありました」で済ますのではなく、対応されたことを確認する
- 「○○さんの携帯に連絡します」「また電話します」と言われたら、○○さん宛に電話があった旨を連絡しておく
等です。
ポイント①にも関連しますが、電話対応は会社の印象に繋がるからこそ、キチンと対応に責任を持つことを教えましょう。コミュニケーションの担い手として「伝わる」「対応される」に責任を持つことが習慣化されると、自分で仕事やプロジェクト等を進めるようになった時にも、その習慣が生きるでしょう。






