
入社前研修に組み込まれることが多い内容は、以下に挙げるようなテーマです。自社における内定者研修の目的やゴールに応じて、テーマを組み合わせていきましょう。
先輩社員との座談会
企業から提供される情報や同期とのやり取りだけでは、内定者の不安を解消しきれない恐れがあります。
先輩社員との座談会を研修に取り入れ、不安解消の手助けするのは内定者研修(内定者フォロー)の定番コンテンツです。
入社前に先輩社員と接点を作ることで、入社後の人間関係の不安をある程度取り除けます。また、選考時に聞けなかった疑問や承諾後に生じている不安の解消にもつながるでしょう。
参加する社員に企業の魅力を説明してもらえば、内定者のモチベーションも高められます。先輩社員を選考する際は、内定者が自分自身の将来像をイメージしやすくなるように、入社1~2年目の社員を選ぶとよいでしょう。
同期との交流
入社前研修に組み込みたい内容として、同期との交流や関係構築も挙げられます。
“自分以外にどのような人が入社するのか”という不安を解消すること、また、同期同士の連帯感を作ることで辞退防止につなげること、そして、入社後のスムーズな関係構築にもつなげることで、同期との交流機会を設けるメリットです。
同期との交流を研修に組み込む場合は、グループワークを実施しましょう。グループワークを通じて、同期との相互理解やチームワークを図っていきましょう。
ストレングスファインダーのような強み診断、また一種のゲーム形式で自己紹介していくような内容などがおススメです。また、体験型のグループワークなどを通じて交流を深めても良いでしょう。
なお、同期との交流は、辞退防止や不安解消に効果がある一方で、「同期の雰囲気と合わない」「優秀層がいない」といった理由で、辞退につながるケースもあります。
入社前のギャップが解消されることは好ましいともいえますが、組み合わせ等によって辞退が生み出されてしまう側面もありますので、グループワークの組み合わせ等には注意が必要です。
社会人としての考え方やビジネスマナー、業務スキルの習得
新卒採用の内定者には社会人としての経験がありません。
従って、身だしなみ・あいさつ・敬語・電話応対など、社会人に求められる基本的なビジネスマナー、また、文書作成・パソコン操作・プレゼンテーションなどは、入社後に身に付けてもらう必要がある基礎スキルになるでしょう。
こういった内容を内定者研修やeラーニング等で実施すると、入社後の戦力化につながります。また、適切なスキル研修をすることは、受け入れ体制や成長機会があることの証明、また、学ぶことを通じて「入社後にやっていけるか」といった不安の解消につながります。
前述の通り、入社後、仕事する上で一定の知識や資格が必要となる場合は、そういった知識の習得を課題とすることもよくあります。
内定者インターンシップ(内定者アルバイト)
内定者に企業で実務を経験させるのが内定者インターンシップ(内定者アルバイト)です。
アルバイトとして実際に業務を行なってもらうことで、企業で必要なスキルをより深く理解してもらえますし、社内環境に慣れてもらうことも出来ます。
内定者側としては現場社員との交流機会が増えたり、企業への帰属意識が湧きやすくなったりする効果が期待できます。企業側としても、内定者の適性や個性を見極められる機会になるでしょう。
とくに採用人数が少ない会社は個別対応をしやすいですし、リモートワークの会社であれば地方の内定者等もケアできますので、内定者インターン(内定者アルバイト)はおすすめです。