新人研修の目標を設定する目的と重要性
採用活動を行う目的は、組織の成長や事業計画の実現です。従って、採用した新卒社員や中途採用の社員には一日も早い戦力化が望まれます。
しかし、無理に“戦力化”のプレッシャーをかけることは、早期離職に繋がります。だからこそ、「適切な目標設定」が重要になります。この章では、新人教育で目標設定が重要である理由を確認しましょう。
目標はゴールである
新人研修における目標設定とはゴールの設定です。ゴールをきちんと設定・共有しないまま、教育プログラム設計を行っても、“教えたほうがいい”ものを羅列していくだけになってしまいます。また、教育や研修を「実施すること」が目的となってしまい、本来習得すべきスキルやマインドが身に付かなくなることもあり得ます。
目標があるから、「現状」を振り返れる
ゴールである目標を設定することで、目標地点と現在地点を明確にすることが可能になります。ゴールと現在地の把握は教える側にとっても重要ですが、新人にとっても重要です。新人研修の最終的なゴールは「1人前となり活躍する」ことです。教わる側の新人にとっても、なるべく早く達成したい目標と言えるでしょう。
目標を設定することによって現状の進捗状況を「見える化」でき、どの程度でゴールにたどり着くのか、現状の課題は何なのか、また、これまでの研修を通してどのような力を身に付けたのか、などを知ることができます。
逆にいえば、目標が設定されていない状態で新人教育を受けることは、“終わりのないマラソンを走っている”状態です。“ゴールまで後どのぐらいあるのか”、“今どれぐらい来たか”が分からないまま、マラソンを走るとしたら、心理的な大変さはいかほどのものでしょうか。
目標設定することで、現状が分かり、ゴールまでの距離が分かるようになることは、モチベーションを生み出します。
「目標」があるから、振り返りができる
新人教育の振り返りは、社員一人ひとりにとって重要であるとともに、企業全体にとっても重要です。というのも、振り返りを行ううえで、自社の教育レベルを高めて即戦力化スピードを早めることができるからです。
振り返りを行ううえでも重要なのは「目標」です。目標に対して実績がどうだったのかを振り返ることで、目標設定が適切だったか、教育プランは適切だったかを振り返ることができます。それにより、上手くいったことはパワーアップさせ、改善すべき点は見直し、目標設定をより適切に行って、自社の教育ノウハウをレベルアップさせていきましょう。
振り返りをすることによって、教育全体の進捗状況を把握し、新人教育のプログラムを変化する必要があるか否か、必要がある場合はどのようにブラッシュアップさせていくべきかをジャッジし、研修の質を高めていくこともできます。






