スケジュール管理は、いくつかの基本を押さえておくことが大切です。スケジュール管理に苦手意識を持っている方、改善したい方は、以下のポイントを押さえましょう。
- 日時の予定+タスクの管理
- 優先順位の設定
- 納期の管理
- 必要工数の見積もり
- バッファ(余白)の確保
- 振り返り
ひとつずつ解説します。
スケジュール+タスクの管理
冒頭でも紹介した通り、スケジュール管理は「日時の予定」だけでなく、「タスク」も連動して管理していくことが大切です。タスクを実行するうえでも時間が必要であり、どこで進行するのかをカレンダーに落とし込んで管理することが大切です。
仕事のパフォーマンスが悪い人の中には、「スケジュール管理はできているけど、タスク管理をきちんとできていない」というのがよく見られます。タスク管理を予定管理と連携させて実施することを忘れないようにしましょう。
優先順位の設定
誰もが1日は等しく24時間です。その中で、仕事につかえる時間というのは限定的です。
とくに働き方改革なども進む中で、残業で何とかカバーする、無茶な労働時間でカバーするといったことは出来なくなっています。上記はもちろん正しいことですが、その分スケジュール管理、そして、スケジュールの優先順位付けをキチンとすることが求められる時代になっています。
優先順位をきちんと決めてスケジュールに落としこむことで、きちんと納期を守り、また成果を創出することが出来るでしょう。
優先順位を決めるポイントは、各タスクを2つの軸、「重要度」と「優先度」で考えて、4つのマトリックス、時間管理のマトリックスに当てはめることです。

そして、「重要度」が高い領域に時間を使う、逆にいうと、重要でない領域の仕事を削減することが大切です。
優先順位を設定する具体的な方法については「時間管理のマトリックスとは?緊急度×重要度の整理で生産性UPを実現する方法を解説」の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
納期の管理
仕事の基本は納期を守ることです。納期に遅れてしまうとクライアント・取引先に迷惑がかかり、今後の取引が打ち切られる事態も十分に考えられます。社内であっても、次工程の人に迷惑が掛かりますし、信頼を失っていくことになります。
従って、タスク管理をする際には、必ず「納期」を考慮して優先順位を決めることが大切です。
時間管理のマトリックスでは、「緊急度」、すなわち納期の緊急度などで安易に優先度を決めることを戒めています。ただし、短期的には納期は守れるように優先度を決める、中長期的には重要度の高い領域で仕事できるように調整していくという両方が大切です。
必要工数の見積もり
納期を守り、また、タスクをスケジュールに当てはめるうえでは、各タスクの必要工数を適切に見積もることが大切です。必要工数の見積もりが不正確だと時間が不足して終わらなかったり、納期に間に合わなかったりしてしまいます。
タスクは、15分以下で終わる仕事、30分~1時間程度の仕事、1時間以上かかる仕事、集中力が必要な仕事といったイメージで分類しておき、
- 15分以下で終わる仕事…隙間時間に端から片付ける
- 30分~1時間程度の仕事…MTGの合間などで時間を確保する
- 1時間以上かかる仕事…きちんとスケジューリングする
- 集中力が必要な仕事…朝やまとまった時間を確保する
といった形で、取り組むことがおススメです。
バッファ(余白)の確保
仕事ではトラブルの発生や急な依頼・打ち合わせなど、さまざまな要因で計画からのズレが必ず生じます。また、メールの返信や雑務処理など、スケジュールに入れられない業務や計画が原因でズレることも少なくありません。
そのため、予定していたスケジュールがズレることを前提にして、はじめからスケジュールにバッファ(余白)を持たせることが大切です。
目安として1日の15%程度を余白として確保しておくと、予定外のタスクなどを消化でき、全体として計画通りに進行できるでしょう。
振り返り
スケジュールは立てたら終わりではなく、定期的に振り返りをして、全体の進捗に問題がないか常に確認しましょう。
短期的には「今日一日が予定していたスケジュール通りに進行できたか?」という振り返りが大切です。計画に対するズレがあった場合はタスクにかかる工数の見積もりが誤っていたり、確保すべきバッファ量が間違っていたり、入ってくるタスクを予期できていなかったりしたなどの原因があるでしょう。振り返りを通じてスケジューリングの精度を高めていきましょう。
また、中長期的に振り返る場合は自分の時間の使い方を振り返ることが大切です。時間管理のマトリックスで紹介した通り、「重要ではないこと」に時間を使い過ぎていないか?考えてみましょう。