前章とは逆にコミュニケーション能力が低い人に見られがちな6つの特徴、行動パターンを紹介します。自分が日常のコミュニケーション内でやってしまっているものがないか確認して、直していくと、それだけでコミュニケーション能力の改善につながります。
自分の価値観を押し通す
コミュニケーション能力が高い人が行う自分の経験や考え方を開示する、共有することはお互いの信頼感を高めることにもつながりますが、自分の世界観や考えを「押し付ける」ことはNGです。
人の価値観は人それぞれであり、何が正しい、また間違っているというものではありません。もちろんケースバイケースで「正しい判断」はあるかもしれません。
しかし、コミュニケーション能力が低い人は、常に自分の価値観を押し通そう、自分の主張を強要するような態度をとってしまい、相手と対立したり、拒絶反応を受けてしまったりしがちです。
相手の立場に立って物事を考えることができない
関係性を築いていくために、相手を尊重することが大切になります。
しかし、コミュニケーション能力が低い人は、自分の都合を優先しすぎたり、相手の価値観を認めない姿勢をとってしまったりして、相手との関係性を壊す行動を取りがちです。
このような行動の原因は、自分の立場だけで判断することです。
コミュニケーション能力が高い人の特徴で紹介した通り、相手の話を聴いて、相手の立場に立って考えることが大切です。
相手の意見を取り入れない
前の2つにも関連しますが、コミュニケーション能力の低い人は相手の意見を否定してまったり、拒絶しがちです。
すべての意見を聞き入れることが大切なわけではありません。
しかし、自分のことを思って話してくれたことを全否定したり、自分の主張を押し通すために拒絶したりすると、当然印象は悪くなります。
相手からは「そう見えている」ということを受けいれて、たとえば、なぜ自分にその言葉をかけてくれたのかを考えて質問するなど、相手の言葉を一度受け止めることが大切です。
人の話をしっかりと聞いていない
コミュニケーション能力が低い人の特徴で、本人は意外と気づいていないことのひとつが「相手の話をしっかりと聴いていない」ことです。
話を聞いているときの態度は、すぐ相手に伝わってしまいます。
相手の話を真剣に聞いていなければ、相手の印象は当然悪くなります。関係性を築くことなどできるわけもありません。
しっかりと真剣に話を聴く、そして、相槌を打つ、質問をするなど興味のある姿勢や理解しようとする姿勢を見せることが大切です。
自分が話せる話題が少ない
コミュケーション能力が低い人の特徴として、「自分が話せる話題が少ない」ことも挙げられます。
何を話していいのかわからなくなってしまうために、コミュニケーションを取ることに対して消極的、また自信がなくなってしまっています。
対策としては、「自分の関心のあることについて、内容を知らない人でも理解できるように他のことで例えて説明する」「ニュースサイトなどを定期的に見て、話題になりそうな事柄をチェックする」などがあります。
そして、自分で話題を提供できなくても、じつは問題ありません。
「話題を提供できないから会話に詰まってしまう」というのは、実はコミュニケーションを“喋る”ことだと勘違いしているからです。
じつは自分で話せる話題がなくても、前述したように「相手が興味ある話題」を質問すれば、会話は盛り上がるものです。
自己開示をしない
コミュニケーション能力が高い人は「適度な自己開示」をしています。
適度な自己開示をすることで、相手は親近感を持ってくれたり、信頼してくれたりしますし、相手も自己開示しやすくなるからです。
しかし、コミュニケーション能力の低い人は積極的に心を開くことを苦手としている人が多くいます。
そこには「相手が受け入れてくれるか?」が怖いといった心情もあるでしょう。その気持ちは分かりますが、勇気をもって自分から自己開示することで、関係を築ける、相手も自己開示しやすくなることを理解する必要があります。
別にすべてを伝えようとする必要はありません。たとえば、相手に質問したいテーマに関して、「自分の場合はこうですが、あなたはどうですか?」といった形で自己開示から質問の流れにつなげるとよいでしょう。