不採用メールでの炎上等を防ぎ、また、応募者の悪印象をなるべくなくすためには、以下7つのポイントを押さえるとよいでしょう。
①結果がわかり次第すぐに送る
さんざん結果を待たされた挙げ句に不採用だった場合、企業への印象は悪くなりがちです。
多くの企業で、選考を通過した次選考に進む求職者への連絡が最優先になりがちです。
しかし、自社のイメージを良くするためには、不採用通知も早く送る配慮が大切です。
不採用通知を送る処理に手間取ると送り漏れ等も生じやすくなり、更なる悪印象につながります。
②わかりやすい件名を付ける
就職活動中の求職者は、登録済みの求人サイトや競合などから、たくさんのメールを受け取っています。
スカウトメールなどにもいえることですが、求職者が自社のメッセージを見落とさず、確実に読んでもらうためには、件名に以下のような工夫を通じてメールを目立たせる必要があるでしょう。
- 【一次選考結果のご連絡】株式会社◯◯
- 【株式会社◯◯】面接選考結果のご連絡 など
③不採用の理由を伝える必要はない
不採用メールの目的は、採用できない事実を伝えることであるため、求職者の心理的負担になるようなことを書く必要はありません。
ただし、新卒や若手の場合は、以下のような改善ポイントやフィードバック、アドバイスを記載することで、自社のイメージアップにつながりやすくなるでしょう。
- 〇〇さんの介護ボランティア経験は、とても興味深いものでした。
これから受ける面接では、ボランディア経験から得た気付きなども話せると良いかもしれません。
頑張ってくださいね。
④企業イメージを損なわない丁寧な文面にする
先述のとおり、就職活動中に不快に感じたことがすぐにSNSに投稿・拡散されるような時代になっています。
さらに不採用通知を受け取る側は、ただでさえ「落とされた」「ダメだった」などのネガティブな感情を抱いている状態です。
こうしたなかで自社のイメージを維持・向上させるには、無機質・冷たい・傲慢・不快などの印象を与えない、丁寧な文面で不採用を通知する必要があります。
クッション言葉などを使うのも一つでしょう。不採用通知で使えるクッション言葉は、以下の記事で紹介しています。
⑤誤送信や名前の記載ミスに注意する
新卒採用の一次選考などでは、かなりの人数に通知を出すため、ミスが生じやすいものです。
しかし、エントリーした人全員に不採用メールを一斉送信したり、不採用通知に別の人の名前を記載したりするようなことがあれば、求職者に対して大変失礼になりますし、かなりの確率でSNS等にも投稿されてしまいます。
大規模な採用活動で起こりうる問題を防ぐには、各求職者の選考がどこまで進んだかを把握できる採用管理ツール(ATS)の導入や、誤送信などが起こらない運用フロー・ルールの整備などが重要になります。
⑥次につなげるための工夫を行なう
求職者のなかには、応募をした部門や職種での採用は難しくても、他の部署では活躍できる可能性のある人材もいます。
こうした人材に対しては、不採用メールに以下のような記載をすることで、活躍可能性の高い部署への採用が可能になることもあるでしょう。
- 〇〇さんの高いコミュニケーション力は、弊社のカスタマーサポート部門で役立つものと存じます。
よろしければ、カスタマーサポートのほうにもエントリーください(orもしご興味あればご返信ください)
なお、近年では人材の流動化などの要因で、転職は当たり前のものになっており、応募時の印象次第で、新卒採用で不採用だった人材が、数年後に中途採用の枠で応募してくることもあるでしょう。
また、同じ業界内で仕事をしていれば、不採用になった人材が将来の顧客や取引先になることがあるかもしれません。
不採用にした求職者との将来的な縁を考えると、ネガティブな印象をやわらげ、次につなげるための工夫は本当に大切です。
⑦応募書類の取り扱いを記載する
近年では、応募書類も電子ベースの提出になっており、履歴書や職務経歴書の返送などは生じにくくなっています。
ただ、リアルや電子ベースで個人情報を提出してもらっている場合は、処理や廃棄、返送に関して記載しておいたほうがよいでしょう。