2026年卒、10月1日時点の内定率はおおむね前年同水準

更新:2025/10/10

作成:2025/10/09

2026年卒 就職プロセス調査V2(1)

株式会社インディードリクルートパートナーズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野健)のリサーチセンターより、学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に実施した「就職プロセス調査」が発表されました。

 

<目次>

解説

 

就職内定率のグラフ

 

株式会社インディードリクルートパートナーズ
リサーチセンター 上席主任研究員 栗田 貴祥氏

 

10月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率※1は、93.9%(-2.0ポイント)※2、進路確定率は88.2%(-2.4ポイント)と前年より微減していますが、おおむね同水準という結果になりました。

 

10月1日前後には多くの企業が内定式を実施し、参加した学生からは「内定式に参加し、働くことへの実感が少しずつ湧いてきた」「内定式も終わり、社会人になる覚悟が固まってきた」など、内定式を経て社会人になることへの気持ちの切り替えができたという声が聞かれました。

 

内定式の実施形態を見ると、従業員規模5,000人以上の企業では、対面での開催割合が前年の81.5%から今年は92.4%に増えています。他の内定者や先輩社員と直接顔を合わせる機会を設けることで、会社への帰属意識の醸成および内定辞退の防止につなげたいという意図があるのかもしれません。

 

就職活動を継続している学生からは、「このままでいいのかという焦りや不安は常にある。早く終わらせたい」「自分に何が合っているのかが分からない。面接やエントリーシートなど負担が大きすぎる」という声も寄せられました。

 

まだまだ採用活動を継続している企業もありますので、進路が確定していない学生の皆さんには、キャリアセンターや自分のことをよく知る家族など、周囲に積極的に相談しながら自分のペースで就職活動を続け、納得のいく進路決定をしていただきたいです。

 

※1内々定を含む
※2()内数値は前年同月差

 

強まる早期化傾向

 

就職内定率のグラフ

 

株式会社ジェイック
HRドクター編集部 古庄拓

 

内定式を迎えた10月1日時点の内定率は、上述の通り、ほぼ前年同様となっていますが、2月-5月のデータを見ると、3年連続して内定率は上昇傾向にあることが分かります。

 

とくに直近2年間で2月1日時点の内定率は23.9%から39.3%と、じつに15.4ポイントも上昇している形です。前年対比を見たとき、25卒は3月~5月の内定率が伸びたのに対して、26卒は2月3月が伸びる結果となり、早期に選考をスタートさせ、3月1日よりも前に内定を出している会社がぐんと伸びていることが見て取れます。

 

調査概要

調査方法:インターネット調査
調査対象:2026年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2026』にて調査モニターを募集し、モニターに登録した学生5,354人(内訳:大学生4,312人/大学院生1,042人)
有効回答数:集計対象|大学生721人/大学院生257人
調査実施期間:2025年10月1日~10月6日
調査機関:株式会社インディードリクルートパートナーズリサーチセンター

 

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