昨今の就活・転職市場では、求職者と企業の双方でさまざまなニーズに応えるために、数多くの採用サービスが用意されています。
企業も採用活動を進めるにあたってどのサービスを活用すればいいのか、迷われる人事担当者の方も多いでしょう。
本記事では、新卒および中途、そして、採用サイト、人材紹介(新卒紹介)、ダイレクトリクルーティング、採用イベント、リファラル採用といったカテゴリ別に主要な採用サービスを紹介します。
採用サービス選びの参考にしてください。
※なお掲載している画像は、各サービス詳細で紹介しているリンク先にて2023年7月時点でキャプチャーしたものです。
※2各サービスの詳細説明は、各サービスの公式サイト等で2023年7月時点に公開されている情報に基づいて作成したものです。
<目次>
- 新卒採用サービスの種類
- 【新卒採用】就活サイトのおすすめ採用サービス5選
- 【新卒向け】ダイレクトリクルーティングのおすすめ採用サービス5選
- 【新卒向け】新卒紹介(人材紹介)のおすすめ採用サービス4選
- 【新卒向け】合同説明会・マッチングイベントのおすすめ採用サービス4選
- 中途採用向けのサービスの種類を簡単に紹介
- 【中途向け】転職サイト・合同面接会のおすすめ採用サービス5選
- 【中途向け】ダイレクトリクルーティングのおすすめ採用サービス3選
- 【中途向け】人材紹介のおすすめ採用サービス3選
- 【中途向け】リファラル採用におすすめ採用サービス3選
- まとめ
新卒採用サービスの種類
新卒向けの採用サービスには、大きなところで以下のような種類があります。
- 就活サイト
- ダイレクトリクルーティング
- 新卒紹介(人材紹介)
- 合同説明会・マッチングイベント
また、人事担当者の採用活動をサポートするために、適性検査、採用管理システム(ATS)、内定者フォロー、採用代行などのサービスもあります。
【新卒採用】就活サイトのおすすめ採用サービス5選
企業の新卒求人を学生に紹介するWEBサービスが、就活サイトです。ナビサイトや就職サイトなどとも呼ばれます。本章では就活サイトの主要サービスとして、以下5つを紹介します。
- 1.リクナビ
- 2.マイナビ
- 3.onecareer
- 4.外資就活ナビ
- 5.アカリク
1. リクナビ
引用:リクナビ2024
「リクナビ」は2大就活サイトのひとつで、株式会社リクルートが運営しています。大手企業が多いイメージもありますが、掲載企業が多いため、じつは掲載企業の56%は中小企業です。
サイトには蓄積した学生の行動履歴データを基に、興味関心が高そうな企業を表示する仕組みがあります。
企業規模に関係なく表示してくれるので、知名度の低い中小企業であっても学生に訴求しやすいでしょう。
また、リクナビでは「リクルーティングアドバイザー」により、広報から内定承諾・入社後までを採用活動に関する勉強会をはじめとしたあらゆる形でサポートを受けられます。
2. マイナビ
引用:マイナビ2024
「マイナビ」は株式会社マイナビが運営している、リクナビと並ぶ大手就活サイトです。23年卒の登録者数は50万人以上であり、登録者ベースでいけば学生の大半を網羅しているといえます。
サービスでは選考の案内や面接の日程調整、合否の連絡などの学生への連絡を代行してくれるオプションもありますので、利用することで人事担当者は採用活動の手間を減らせるでしょう。
利用料についても内定承諾数に応じた成功報酬型もあるので、内定を出した人数が少なかったとしても損を感じることがなく利用できるかも知れません。
3. ONECAREER
引用:ONECAREER
「ONECAREER」は株式会社ワンキャリアが提供する新卒向けの就活サイトです。
29万人の学生が利用しており、第三者機関の調査では「ES対策で最も活用された就活サイト」を始めとした4部門で1位を獲得しています。
新卒向けには比較的珍しく通年採用にも対応しており、時季に関係なくインターンや説明会、選考の募集ができます。
比較的偏差値上位校の学生が多く、また、国内に限らず海外大学の学生にもアプローチできるので、上位校出身者やグローバルな人材が欲しい企業におすすめのサービスです。
4. 外資就活ナビ
引用:外資就活ナビ
国内トップ層の学生にアプローチをしたい企業におすすめなのが、株式会社ハウテレビジョンが運営する「外資就活ナビ」です。
会員の7割をMARCH以上の学生を占めており、東大生の利用率は驚異の93%を誇る就活サイトです。
「学歴がすべてではない」というのはその通りですが、同時に、やはり上位校に属する学生ほど成長意欲が高い傾向もあるので、優秀層を担うのであれば検討したいサイトのひとつです。
サイト名の通り外資系企業が数多く掲載されていますが、国内大手企業やメガベンチャーなどの採用実績も多数あります。
これまでの採用実績に基づいた優秀層のインサイトを提供しており、欲しい人材へ的確に訴求するためにしっかりサポートしてくれます。
5. アカリク
引用:アカリク
「アカリク」は株式会社アカリクが運営する、理系学生・大学院生の採用に特化した就活サイトです。機械系はもちろん生物系や化学系など、理系の幅広い学生に訴求できます。
理系学生を採用するうえで大きな課題となるのが、理系学生は研究室での活動や卒業研究により文系学生ほど積極的に就活を行えない、結果的にエントリー企業数も少なくなりがちなことです。
アカリクは、研究内容を登録するだけで企業からのスカウトが届くようになっているので、学生からすると利用することで効率的に就活を進められるというメリットがあります。
専攻や研究内容が大きな意味を持つ理系ならではのメリットと言うことで、多くの理系学生が登録しています。
スカウト返信率も比較的高めであることから、送信先の選定でミスマッチを起こさなければ、理系学生との接点を取りやすいといえるでしょう。
【新卒向け】ダイレクトリクルーティングのおすすめ採用サービス5選
気になる学生に直接アプローチできる、新卒ダイレクトリクルーティングのおすすめサービスは以下の5つです。
- 1.OfferBox
- 2.FutureFinder
- 3.iroots
- 4.Wantedly
- 5.ビズリーチ・キャンパス
各サービスの特徴を見ていきましょう。
1.OfferBox
引用:OfferBox
「OfferBox」は株式会社i-plugが運営するダイレクトリクルーティングサービスで、18.5万人の学生が登録しています。
人工知能による検索アシストシステムを搭載しており、検索時間を最小化できたりマッチング精度を高められたりする機能がついています。
また、送信件数や受信件数の制限などをうまく設けることで、オファー開封率は89%と高い数値です。
「OfferBoxで採用実績のある学生の76%は元々志望していた業界とは異なるところへ入社した」というデータもあり、つまり学生からの人気が低い業界であっても、応募者数を増やす、採用につなげられることが期待できるサービスと言えます。
2.FutureFinder
引用:FutureFinder
「FutureFinder」はHRドクターを運営する株式会社ジェイックが提供する新卒ダイレクトリクルーティングです。
登録学生は151問からなる適性検査を受けており、企業は学生のプロフィールと診断結果を掛け合わせて検索できます。
プロフィール情報に加えて、ポテンシャル採用である新卒採用で重要な要素となる性格特性を踏まえて学生を絞り込めるので、ターゲット人材に出会うまでの手間がかからずに済みます。
登録学生数も23卒で13万人と、十分な学生にアプローチできます。
3. Iroots
引用:iroots
irootsはエン・ジャパン株式会社が提供するダイレクトリクルーティングサービスです。
最大6,000文字まで執筆できる学生の本音・詳細プロフィールにより、表面的な自己PRだけでなく本質的な価値観なども見られるようになっています。
幼少期から将来像まで書かれているので、人柄などもしっかり把握できます。
また、詳細37項目を定量分析できる性格・価値観診断を標準搭載しており、数値化された求める人物像に基づいて、入社後に活躍できる可能性のある学生をピンポイントに検索が可能です。
4. Wantedly
Wantedlyは企業と個人がSNSのようにつながることができるダイレクトリクルーティングサービスです。
ターゲット層は中途採用や副業・兼業、フリーランスのマッチングにも対応しており、2022年7月時点の登録ユーザーの半数は20代とのことです。
新卒にも対応しており、とくに新卒のアクティブ層が利用しています。
利用している新卒学生の所属大学は早慶上智やMARCHなど、いわゆる高学歴の学生が多い傾向にあります。
学生と企業がつながりを深めることを目的として作られているので、ミスマッチを防止しやすいことがメリットとして挙げられます。
また、ダイレクトスカウトも可能なので、企業側が気になる学生に対して直接アプローチを取れることも魅力のひとつと言えるでしょう。
5. ビズリーチ・キャンパス
引用:ビズリーチ・キャンパス
ビズリーチ・キャンパスは株式会社ビズリーチが運営する新卒向けダイレクトリクルーティングサービスです。
ターゲット選定の段階からサポートしてくれるので「新卒採用はしたいけど、どんな学生が欲しいのかまでは決めきれていない」という企業でも、ミスマッチの心配をせずに安心して利用できます。
ノウハウ支援と実行支援で1人ずつ、合計2人体制でサポートしてくれるので、細かいところまでフォローしてくれる。また、学生と繋がる手段として自社のOBOG訪問を募る機能もあります。
ここまで紹介したい他のダイレクトリクルーティングサービスとは異なり、OBOGマッチングを軸としたサービスになっています。
【新卒向け】新卒紹介(人材紹介)のおすすめ採用サービス4選
企業に合う学生を紹介する新卒紹介のおすすめサービスは、以下の4つです。
- 1.doda新卒紹介サービス
- 2.新卒カレッジ集団面接会
- 3.就職エージェントneo
- 4.アスリートエージェント
ひとつずつ見ていきましょう。
1. doda新卒紹介サービス
引用:doda新卒紹介サービス
doda新卒紹介サービスは、株式会社ベネッセi-キャリアが運営する新卒紹介サービスです。登録している就活性一人ひとりをカウンセリングした内容を基に、企業に合う人材を紹介してくれます。
登録者数が12万人以上いるので、多くの学生とマッチングできるチャンスがあります。
また、専任のリクルーティングアドバイザーが採用活動をサポートしてくれるので、新卒採用のノウハウが不足している企業でも安心して進められるでしょう。
採用ターゲットが特定のスキルを保有している人や地方在住者など、特定の条件の場合は、ダイレクトリクルーティングサービスである「dodaキャンパス」と連携し、該当する学生へのオファーも実施してくれます。
2. 新卒カレッジ集団面接会
引用:新卒カレッジ
HRドクターを運営する株式会社ジェイックが提供している新卒の集団面接会は大学と連携した新卒紹介サービスです。
イベント型で実施され、大学のキャンパス内集団面接会で数十名の学生全員と必ず面接を行うことができます。顔を合わせることで、人柄などを含めて企業側は合否をジャッジすることができます。
イベント内での一次面接(プレ面接)実施後に、学生側の希望も踏まえて、自社での個別面接をジェイック側で設定し、それ以降は人材紹介の流れで効率よく採用することができます。
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3. 就職エージェントneo
引用:就職エージェントneo
就職エージェントneoは株式会社ネオキャリアが運営する新卒紹介サービスです。文系学生の支援では業界トップクラスの実績を誇っています。
理系学生向けも強化しており、特化した専任アドバイザー部隊も編成して徹底したサポートをしています。
これまでに累計10,000社の企業と取引実績があるため、さまざまな業界への知見があり、企業の課題に応じた提案をしてくれるでしょう。
また、学生一人に専任担当が付く体制となっており、就活状況や志望度を都度確認してフィードバックしてくれる点も、企業にとっては嬉しいポイントといえるでしょう。
4. アスリートエージェント
引用:アスリートエージェント
アスリートエージェントは株式会社アーシャルデザインが提供する、体育会系学生に特化した人材紹介サービスです。
体育会系出身の学生は、自分自身を高める、成果をあげるために努力する力が備わっており、また目標達成のための計画立案に優れています。
また、入社前後の学生へのフォローも充実しており、入社前にはビジネスマインド・マナー研修を無料で提供しています。
入社後3~6ヶ月後もフォロー研修を実施しており、退職シグナルのキャッチアップなど、人事担当者がフォローしにくい部分もサポートしてくれます。
【新卒向け】合同説明会・マッチングイベントのおすすめ採用サービス4選
新卒採用は、就活生が比較的同じ時期に活動しますので、合同説明会やマッチングイベントなども充実しています。
合同説明会やマッチングイベントに出展するメリットは、求人サイトやホームページなどでは伝えられない自社の魅力を、学生に直接伝えられることです。
求人サイトの運営会社が実施しているケースが多くなっています。
おすすめサービスは、以下の4つです。
- 1.マイナビ就職EXPO
- 2.キャリタス就活フォーラム
- 3.就職博
- 4.Premium Matching Event
ひとつずつ見ていきましょう。
1.マイナビ就職EXPO
マイナビが運営する合同説明会「マイナビ就職EXPO」は、就職活動が本格化される3月に全国の主要都市で開催される大型イベントです。
2024年卒を対象としたイベントの場合、2023年3月に開催され、3日間で500社以上の企業が出店しています。
東京で開催される大型イベントの他に地方でも開催されており、北は北海道、南は福岡まで開催されています。地方の主要都市で採用強化したい企業などにはおすすめです。
2. キャリタス就活フォーラム
引用:キャリタス就活フォーラム
キャリタス就活フォーラムは株式会社ディスコが主催する就職イベントです。年間20万人以上の学生が来場し、全国約30ヵ所またオンラインで、年間300回の合同説明会が開催されています。
業界別や学生系統(学部学科、理系・文系)ごとに絞り込んだイベントも開催しているので、自社の採用ターゲットに一致するセグメントでイベントがあると、効率よくアプローチできるでしょう。
3. 就職博
引用:あさがくナビの就職博
就職博は株式会社学情が運営する、新卒学生を対象とした合同企業セミナーです。年間来場者数は20万人超、参加企業7,000社以上という実績があります。
学生を自社ブースへ引き込めるように、ブース装飾や動画によるプロモーションツールの制作など、採用課題に合わせてサポートしてくれることが特徴です。
大規模人数イベントだけでなく、学生一人ひとりとじっくり関わるための少人数制のイベント、特定業種に特化したイベントなど、多様な種類のイベントを開催しています。
4. Premium Matching Event
引用:Premium Matching Event|株式会社ネオキャリア
Premium Matching Eventは株式会社ネオキャリアが運営している合同説明会サービスです。
東京、大阪、名古屋の三大都市圏を中心に、全国で就活イベントを実施してきた実績があり、高い集客力を誇ります。
現在はターゲット別のセグメントでイベントを開催しており、IT学生・体育会系・男子/女子などのセグメントがあります。
参加した学生全員とじっくり話せるような着座スタイルを取り入れていますので「気になる学生がいたけど話せなかった」といった心配をせずに済みます。
中途採用向けのサービスの種類を簡単に紹介
中途採用向けには、以下のようなサービスがあります。
- 転職サイト
- 人材紹介
- ダイレクトリクルーティング
- リファラル採用
- 転職フェア・合同説明会
- ヘッドハンティング
本章では、転職サイト、人材紹介、ダイレクトリクルーティング、リファラル採用の4つについて主要サービスを紹介します。
【中途向け】転職サイト・合同面接会のおすすめ採用サービス5選
求職者へ求人情報を紹介する転職サイト・合同面接会のおすすめサービスは以下の5つです。
- 1.リクナビNEXT
- 2.マイナビ転職
- 3.エン転職
- 4.doda
- 5.女の転職type
各サービスの特徴を解説します。
1. リクナビNEXT
引用:リクナビNEXT
リクナビNEXTは株式会社リクルートが運営する、会員数は1,000万人を誇る転職サイトです。
求職者が見られるように求人を掲載するだけでなく、一種のダイレクトリクルーティングの形で、企業から登録会員に直接アプローチすることも可能です。
大手企業も利用していますが、掲載企業の4割が従業員数50名以下の規模であり、中小企業の採用ノウハウも豊富にあります。
従って、企業に応じて適切にサポートしてくれるでしょう。掲載料金は全国・エリアごとに決まっており、採用したいエリアに応じて、費用を最適化できます。
2. マイナビ転職
引用:マイナビ転職
マイナビ転職は株式会社マイナビが運営する、中途採用者向けの転職サービスです。
会員数は2023年7月現在で業界最大級の756万人となっており、リクナビNEXTと同じように多くの求職者へアプローチできます。
全体の規模感が非常に大きいため、各地方エリアの登録人数も多く、各エリアに特化して採用活動を実施することも可能です。
マイナビ転職では他にも多角的に中途採用向けのサービスを展開しており、転職サイト以外にも、合同説明会や採用代行、適性検査などで採用活動をサポートしてくれます。
3. エン転職
引用:en転職
エン転職はエン・ジャパン株式会社が運営する転職サイトです。毎月7万人の新規会員登録があり、訴求時期を変えればさまざまな求職者にアプローチができるでしょう。
また、会員の7割が35歳以下となっており、若い人材が欲しい企業におすすめのサービスです。
エン転職では、定着支援サービス「HR Onborad」を提供し、入社後1年間に渡る採用後のサポートを提供していることも特徴です。
採用した新入社員への月に1回自動配信アンケートで社員のコンディションを見える化し、悩みを抱える社員が一目でわかるようなサービスです。
悩みが深刻化する前に手を打つことで、早期離職を防げるようになるでしょう。
4. doda
引用:doda
dodaはパーソルキャリア株式会社が運営する転職サイトで、dodaブランドで、求人情報サービス、ダイレクトリクルーティング、転職フェア、人材紹介など、多彩な採用サービスを展開しています。
累計会員登録者数は約750万人と非常に多くの人材へアプローチでき、企業の状況や採用ターゲット層に応じた採用活動を進められます。
dodaでは、ユーザーとのマッチングを高めるためにレコメンド機能も搭載しています。また、職種や業種に応じた専門サイトも展開しているので、専門スキルを持つ人材にもアプローチが可能です。
5. 女の転職type
「女の転職type」は株式会社キャリアデザインセンターが運営する、女性の採用活動に特化した転職サイトです。
女性スタッフを採用することで考え方に多様性が生まれたり、組織全体にポジティブな影響を及ぼしたりする効果が期待できます。
一方で、女性は結婚や子育てを機にキャリアから離脱する人も少なくなく、女性のキャリア層にアプローチすることが難しいという課題もあります。
女の転職typeでは女性の求職者に訴求しやすいように、専属ライターが女性視点での求人原稿を作成してくれることが特徴です。
これから女性採用に取り組みたいという企業でも女性求職者の採用に至った実績も数多くあるので、女性に特化した中途採用を考えるようであれば、検討する価値があるでしょう。
【中途向け】ダイレクトリクルーティングのおすすめ採用サービス3選
中途採用向けのおすすめダイレクトリクルーティングサービスは、以下の3つです。
- 1.ビズリーチ
- 2.Green
- 3.LinkedIn
ひとつずつ見ていきましょう。
1. ビズリーチ
引用:ビズリーチ
ビズリーチは株式会社ビズリーチが運営する、ハイクラス向けのダイレクトリクルーティングサービスです。
ダイレクトリクルーティングの先駆者として、また、CM等を通じて知っている方も多いでしょう。
優秀で欲しい人材にだけ直接アプローチできるので、効率よく採用活動を進められます。また、求職者と直接やりとりするので、スピーディに採用活動を進められることが期待できます。
ビズリーチをはじめとした中途向けのダイレクトリクルーティングは、データベースにはすぐに転職を考えていない「潜在層」の人も多く登録していることが特徴です。
転職サイトは、比較的すぐに転職を考えている「顕在層」が登録者のメインとなります。
しかし、ダイレクトリクルーティングの場合「スカウトをもらう」「どんな企業から声をかかるか知りたい」といったニーズで潜在層が登録するため、より多くの人材、また、優秀層にアプローチできる機会になるでしょう。
2. Green
引用:Green
Greenは株式会社アトラエが運営する、エンジニアやデザイナーなどのIT・Web系の人材に強いダイレクトリクルーティングサービスです。
若手のIT/Web系経験者が比較的多く、登録者の60%が35歳以下です。
求職者を検索する際は経験・スキルを細かく絞り込むことができ、本当に必要としている人材に直接アプローチがしやすくなります。
一括アプローチも可能なので、数も追えることが期待できるでしょう。
3. LinkedIn
引用:LinkdIn
Microsoftの子会社でもあるアメリカの企業のLinkedInが運営する、同名のビジネス特化型SNSもダイレクトリクルーティングサービスのひとつです。
日本ユーザーは約280万人ですが、世界では8億人のユーザーを抱えており、世界最大のビジネスSNSといわれます。
通常のSNSと違って求職者の職歴や業績内容、アピールポイントなどを見られるので、求職者を絞り込みやすいことが特徴です。
日本でも一定のユーザー数はいますが、比較的外資系企業の勤務者などが多い傾向があります。
また、海外ユーザーが圧倒的に多いですので、グローバル人材などを探したい企業は検討してみると良いかもしれません。
【中途向け】人材紹介のおすすめ採用サービス3選
企業へ求職者を直接紹介する人材紹介のおすすめサービスは、以下の4つです。
- 1.リクルートエージェント
- 2.JACリクルートメント
- 3.パソナの人材紹介
- 4.就職カレッジ 集団面接会
ひとつずつ見ていきましょう。
1. リクルートエージェント
引用:リクルートエージェント
リクルートエージェントは株式会社リクルートが運営する、日本最大規模の転職エージェントです。2019年度の転職決定者は52,000人、累計54万人の転職を成功させてきた実績があります。
大量の登録者を背景として、さまざまな業界・職種・階層で豊富な推薦をもらえることが大きな特徴です。総合型の人材紹介を試そうと思うなら、まず候補になってくるサービスといえるでしょう。
2. JACリクルートメント
引用:JACリクルートメント
JACリクルートメントは株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメントが運営する、キャリア層向けの人材紹介サービスです。
これまでの転職決定者も7割超が35歳以上といわゆる即戦力やプロフェッショナル層が中心です。
管理職や管理部門を経験された人材も多く、また、業界スペシャリストとして豊かな経歴を持つ人も多数登録しています。
また、求職者と企業の双方を一人でコンサルティングする一気通貫型といわれるサービス提供スタイルをとっており、ミスマッチが少ない、マッチング精度が高いことが特徴です。
3. パソナの人材紹介
引用:パソナの人材紹介
「パソナの人材紹介」は株式会社パソナが提供する人材紹介サービスです。全国47都道府県に限らず海外12ヶ国にも拠点を展開しており、グローバルに活躍できる人材にアプローチが可能です。
パソナの人材紹介は、ハイクラス採用支援、管理部門採用支援、業界専門チームに分かれています。
・ハイクラス採用支援
年収700万円以上の人材に特化。2022年実績では採用決定数のうち40%がハイクラス人材。
2016年から登録者数は右肩上がりに伸びているので、多くのハイクラス人材へアプローチできる可能性があります。
・管理部門採用支援
経理・人事・法務などの管理部門職種の採用支援に特化しています。職種別採用実績の割合を見ると、管理部門系は2022年実績で42%とかなり多い比率になっています。
管理部門専門チームを編成しており、企業が求める必要なスキル・経験に基づいてマッチングを実施してくれます。
・業界専門チーム
各業界に精通したコンサルタントによる業界別専門チームを編成。業務内容や求める人物像に基づいて採用ターゲットの条件を明確にし、ピンポイントで最適な人材を紹介してくれます。
4. 就職カレッジ 集団面接会
引用:就職カレッジ 集団面接会
ジェイックが提供している「就職カレッジ 集団面接会」では、既卒者・第二新卒者を対象とした集団面接会を実施しています。
企業研修を請け負っているジェイックが提供する社会人基礎研修5日間を受講した求職者を中心に紹介しており、ビジネスマナーや主体性など、入社後に役立つスキルを学んだ若手を採用できます。
採用が決まった時点で紹介料が発生する料金体系で、集団面接会への参加自体は無料です。
「将来の幹部候補として若い人材が欲しいと考えているけど、他の採用サービスでそもそも応募が来ない」「なかなか紹介してもらえない」といった企業にもおすすめのサービスです。
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【中途向け】リファラル採用におすすめ採用サービス3選
社員などの紹介で採用するリファラル採用に取り組んでいる企業も増えています。
リファラル採用をサポートするサービスも登場しており、利用することでリファラル採用のプロセスをWeb上で一括管理して、社員や人事の負担を軽減できます。
おすすめのリファラル採用サービスは、以下の3つです。
- 1.My Refer
- 2.リファ楽
- 3.Refcome
ひとつずつ見ていきましょう。
なお、リファラル採用を導入したいという企業には、以下の記事でリファラル採用のメリット・デメリットと成功させるポイントを解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
1. My Refer
引用:My Refer
My Referは株式会社TalentXが運営するリファラル採用サービスで、社員が自社を紹介するハードルを下げるために各種機能を搭載しています。
たとえば、社内で募集しているポジションや社内のニュースを、メール・SNSなどで拡散できます。
また、社員を動機づけしてリファラル採用を増やせるように、ソーシャルギフトとの連携なども可能です。
自社のリファラル活動を改善するために、紹介活動データを可視化できる機能も備わっているので、どのプロセスを改善することでリファラルが増えるか?といった打ち手も見出しやすくなります。
2. リファ楽
引用:リファ楽
「リファ楽」はオンサイト株式会社が提供する、リファラル採用のサポートツールです。LINEを使用した採用システムになっており、誰でも簡単に活用できます。
とくに多店舗展開しているような企業、多くのパート・アルバイト採用をしている企業には有効で、人事担当者は店舗や社員名簿、インセンティブなどを管理画面で一元管理できます。
また、応募者とLINEでやり取りできることでカジュアルなコミュニケーションが可能になり、応募のハードルを下げる、また、ステップ率を向上させることもできます。
ツール導入後は、大手企業での採用ノウハウを持ったコンサルタントが常にサポートしてくれます。
また、必要な機能に絞り込んでいることで、他のツールよりも利用料が安価で月額5万円から利用可能です。
3. Refcome
引用:Refcome
「Refcome」は株式会社リフカムが提供する、リファラル採用のサポートツールです。メールやアプリに届く専用ページを知人・友人に転送するだけで、従業員は簡単に紹介できます。
リファラル採用が上手くいかないとき、根本的な要因のひとつは、社員の会社に対する愛着や満足度が低いことがあります。
Refcomeではリファラル採用の障壁となる社員の心理的要因やエンゲージメントを把握できるので、紹介が発生しない、思い通りにいかないときに原因を掴めます。
活動量の可視化もできるので、データに基づいた改善策が打てることも特徴のひとつです。
まとめ
採用サービスは数多くの種類があるので、選ぶ際はまず採用ターゲットを明確にすることが重要です。
たとえば、新卒採用をしたいといっても、多くの学生にアプローチをしたいのか、優秀層の学生とじっくりやり取りをしたいのかで、選ぶべきサービスは異なります。
自社の採用課題と採用したいターゲット層を明確にするだけで、利用すべき採用サービスはかなり絞り込めるでしょう。
ジェイックでも新卒・中途それぞれの採用をサポートするサービスを提供していますのでご興味あれば、下記よりご覧ください。
▼中途・第二新卒の採用サービス
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▼新卒の採用サービス
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