新卒採用面接のポイント
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新卒採用では短期間で多くの学生との面接を行います。中途採用と大きく違うのは、業務の遂行能力やスキルでは評価ができないことです。ポテンシャルや意欲といった内面的要素は評価がしにくく、先入観や面接官の価値観などのバイアスがかかりやすいですので注意が必要です。
応募者の性格特性や価値観を重視する
新卒採用の応募者は社会人としての経験はなく、即戦力としてはあまり期待ができません。企業が時間をかけて育てていくことを考えると、応募者の性格特性やポテンシャル、価値観などに選考のウェイトが置かれます。『ポテンシャル』とは、入社した後の『活躍可能性』です。
主に、応募者の『配属部署で必要とされる性格特性・動機とのマッチ度』『自社のミッション・ビジョン・組織風土とのマッチ度』『地頭のよさ』等から判断します。上記の要素はいずれも入社後の教育で習得しにくい要素であるため、面接官がしっかりと見極める必要があります。
また、一般的には以下のような性格的特性が業種や職種を問わず活躍可能性につながりやすい要素です。
- 主体性
- 向上心
- チャレンジ精神
- 誠実さ・謙虚さ
- 協調性
- コミュニケーション力
なお、面接で生じやすい先入観として、特徴的な一面にとらわれて、正当な評価ができなくなる『ハロー効果』があげられます。
例えば、有名大学出身の応募者、また、体育会系で主将経験があるといった応募者を、職務全般において優秀な人材と捉えてしまい欠点が見えなくなってしまうケースがハロー効果です。華々しい学歴や経歴に引っ張られると、潜在的能力や内面的要素を見極める目が曇ってしまいがちです。
表面的な要素に引っ張られるのではなく、フラットに本質的な資質を見極める意識を持つことが大切です。
応募者の考え方や行動を引き出す姿勢で臨む
社会経験のある応募者と比べると、新卒学生は面接に慣れておらず、緊張で十分なパフォーマンスが発揮できないケースも多くなります。
従って、緊張時のパフォーマンスを採用基準としている場合を除いては、性格特性や動機のポテンシャルといった内面的要素が見極めることが大切です。応募者の内面を探るためは、『相手を見極める』というよりも、『相手の素を引き出す』という意識がポイントです。
例えば、エピソードや回答を深掘りする際は、応募者への『共感』を意識しましょう。相手の行動や意思決定に理解を示しながら質問を投げかけることで、相手の内面が見えやすくなるでしょう。
また、内定を見るためには表面的なエピソードから一段深掘りして「Why」を質問することも効果的です。
- どうして〇〇が好きなのですか?
- その行動を選んだ理由は何ですか?
- 〇〇を達成するために、具体的に何をしましたか?
また、過去の印象的なエピソード等を語ってもらうのもよいでしょう。就活生に『自分の言葉』で話してもらうことで、どのような考え方や行動原理に基づいて生きてきたのかが見えやすくなります。
面接官の言葉選びや意識も重要
面接は企業が応募者を評価するように、応募者が企業を評価する場でもあります。面接官の何気なく放った一言が応募者の入社意欲を下げてしまうケースも多くあります。
面接官は企業の顔として、言葉遣いや態度に十分配慮しなければなりません。面接では会社に合う人材を見極めると同時に、会社の魅力もアピールする必要があります。
面接官には『自社の魅力を分かりやすく説明するスキル』が求められることも、改めて認識しましょう。面接の後半には応募者から『逆質問』を受ける時間を設けるのが基本です。自社の事業やサービスについて面接官が深く理解しておらず、的を射た回答を返せないと応募者の志望度が下がってしまう可能性があります。






