世の中の禍福は…【人を残すvol.55】

2020/12/02

経営者向けメールマガジン「人を残す」fromJAIC

世の中の禍福は…

いつも大変お世話になっております。
株式会社ジェイックの梶田です。

 

早いもので2020年も12月師走に入りました。

 

毎年、手帳の中身を入れ替えるこの時期には、
その年の一年の記録を振り返り、自分にとって大きな出来事
(なにがしかの達成や失敗など)を書き出し、

 

その上で、新しい年に成し遂げたいことや挑戦したいことを
書き留めて、新手帳の1ページ目に記すようにしています。

 

今年も、と思い手帳の入れ替えを行っているのですが、
昨年末に書き記しておいた2020年の成し遂げたいことは、
手を付けられていないことや、遅れが生じていることばかりです。

 

他責にするわけではありませんが、
やはり新型コロナウィルスの影響は大きいものでした。

 

世の中を広く見れば、多くの人の生活にも影を落としました。
生活どころか命にかかわるような事態でもあります。

 

本当に1年前は、2020年がこのような年になるとは、
世の中のだれも予想していなかったわけです。

 

思い返してみれば、うつむき気味で過ごす日々の多い
1年だったように思います。

 

ひとつ寓話をご紹介します。

 

……

その昔、南禅寺の門前で、
いつも泣いているお婆さんがいたそうです。

 

和尚さんが不思議に思い、そのお婆さんに尋ねました。

 

「一体なにがそんなに悲しいのじゃ?」

 

すると、お婆さんは、

 

「私には息子が二人おります。
ひとりは、三条で草履屋を営んでおります。
もうひとりは、五条で傘屋を営んでおります。
雨が降れば、草履屋はちっとも儲かりません。
晴れの日が続けば、傘は売れなくなります。
それぞれの息子を思うと不憫で不憫で泣けてくるのです。」

 

それを聞いた和尚さんは、

 

「それならば、良い事を教えてやろう。
“世の中の禍福あざなえる縄の如し”と言うて、
福と禍とは必ず相い伴うものじゃ。
天気の良い日は、きっと、草履はうんと売れておるじゃろう。
雨が降れば、傘もたくさん売れておるに違いない。
世の中は悪いことばかりが続くものではないし、
反対に良い事ばかりとも限らぬ。
晴れの日も、雨の日も、そう考えれば少し幸福に過ごせよう。」

 

お婆さんは、和尚さんのその話を聞いて以降、楽しく暮らしたそうな。

 

……

いかがでしたでしょうか。
示唆に富んだ寓話です。

 

コロナ禍で多くのものが失われたかもしれません。

 

しかし、この苦境の中でこそ、見つける事ができた道筋が、
きっとあったのではと思います。

 

今から10年前、東日本大震災という悲劇に見舞われました。
たくさんの人が悲嘆にくれ、苦しみました。

 

しかし、その苦しみを共有し、支え合おうとする絆が生まれ、
希望のひかりも灯りました。

 

この2020年は、あとわずかです。
次の2021年は、どんな年になるでしょうか?

 

“世の中の禍福はあざなえる縄の如し”

 

この経験で見つかったものを振り返り、磨きあげ、
来年の糧になるよう、真新しい手帳の最初のページに、
2021年の“To Do”を記したいと思います。

 

「マネジメントとは、ひかりを灯すこと」

 

自分自身の仕事を通じて、少しでも多くのひとたちに、
なにがしかの希望の光を灯すことができるのならば、

 

それは、とても素敵なことだと思います。

今年もあと少しとなりました。

 

皆様におかれましては、来年の準備も含め、とりわけ、
お忙しい年末になることと存じますが、
どうかご自愛ください。

 

少し早いですが、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

株式会社ジェイック
教育事業部
梶田 貴俊

著者情報

梶田 貴俊

株式会社ジェイック 西日本代表講師

梶田 貴俊

前職、通信機器ベンチャー商社勤務時代にリーマンショックを経験。代表取締役として、事業再生計画を推進し同社のV字回復を実現した。現在はジェイックの講師として西日本の研修事業を牽引している。

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