いつも大変お世話になっております。
株式会社ジェイックの梶田です。
先日来、メディアで取り上げられていますが、
日本の総人口の将来推計値が発表されました。
2070年には、現在の約7割、8700万人という推計です。
(2020年時点は1億2615万人)
国立社会保障・人口問題研究所という厚生労働省の機関による
発表ですが、その人口内訳詳細が掲載されています。
https://www.ipss.go.jp/
抜粋してご紹介します。
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<子どもの人口(0~14歳まで)推移(推計)>
・2020年は約1503万人(総人口の11.9%)
・2070年は約797万人(総人口の9.2%)
出生数は、2020年で約80万人余りであったのが、2070年は50万人を
下回る予測です。
<生産年齢人口(15~64歳)の推移(推計>
・2020年は約7509万人(総人口の59.5%)
・2070年は約4535万人(総人口の52.1%)
<高齢者の人口(65歳~)の推移(推計>
・2020年は約3603万人(総人口の28.6%)
・2070年は約3367万人(総人口の38.7%)
ちなみに、私は1972年生まれの「第2次ベビーブーム世代」ですが、
65歳となったあとの2043年には高齢者人口は約3953万人でピークを迎えます。
また、「平均寿命」は以下と予測されています。
・2020年は、男性81.58歳、女性87.72歳
・2070年は、男性85.89歳、女性91.94歳
そして、上記の推計から、
いわゆる「現役世代」何人で高齢者を支えることになるか?
(生産年齢人口の対65歳以上人口比率)
・2020年は、現役世代2.1人で高齢者1人を支える
・2070年は、現役世代1.3人で高齢者1人を支える
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上記のような推計データが公表されています。
2070年、私はもう生きてはいませんが、息子や娘はちょうど高齢者です。
今でさえ公的年金受給年齢が引きあげられていますし、
健康保険組合の財政も悪化していますから、彼らの世代が心配ですね。
自分の身は、より自分で守らなければならなくなるのでしょう。
また、2070年は国内の人口減少問題だけでなく、
地球温暖化により、世界人口の約30%が、
平均気温29℃以上の場所に住むことになる
という予測もあるそうです。
気象庁によると、世界の平均気温はこの100年で0.74℃上昇しており、
日本国内では、100年で1.3℃の上昇が観測されています。
ちなみに、東京の2020年の平均気温は16.5℃ですが、
今後100年間で、更に約2~3℃上昇する見込みだそうです。
憂いばかりが募るニュースですが、
自分はその時、もうこの世にいないから良いのではなく、
子どもたちのために何かできることはないものか
親として大人として何を残してやれるだろうか
と考えさせられました。
皆様は、どう思われますか?
今回の執筆者:「梶田貴俊」
(株式会社ジェイック 西日本代表講師)