新人たちの“週末の顔”【ザ・現場ギャップvol.154】

更新:2021/07/20

作成:2021/06/16

東宮 美樹

東宮 美樹

株式会社ジェイック 取締役

新人たちの“週末の顔”

皆 様

お世話になっております。
株式会社ジェイックにて
取締役 教育事業部長を務めます
東宮美樹と申します。

肌感覚ですが、
ここ数年の新入社員の傾向として
強く感じることが1つあります。

それは、仕事以外にも
「軸」をもった新人たちの存在です。

例えば、弊社の今年の新人たちを例に挙げると、

「なでしこジャパンの夢を追いかけ
現在もサッカーに打ち込む女性社員」

「大学時代に熱中したラクロスを
社会人リーグでも続けている男性社員」

といった社員がいたり
新入社員ではないですが、

「フルマラソンの自己ベストを目指し
週末には100㎞前後も走り込んでいる」

というメンバーがいたりします。

今挙げたのは、
少し極端な例ですので、

「いやいや、
それはジェイックさんが特殊なんじゃないの?」

と思われたかもしれませんが、

これほど分かりやすくはなくとも
貴社の新人にも、仕事以外に大事にしているものや
好きでたまらないといったものが
あるのではないでしょうか。

そして、貴社の新人の上司に当たる方は
そうした情報を把握されていますでしょうか?
このような情報を把握した上で、理解や関心、
ときに応援の気持ちを示せているでしょうか?

新人育成を担当している方であれば
「仕事面でいかに自立・戦力化させるか」
は主要な関心テーマになるかと思います。

一方で、新人たちの興味・関心に
目を向けたとき、必ずしも「仕事が全て」
という価値観ではなくなってきています。

それは、良い悪いではなく、
時代の変化とも言えます。

私が社会人になった1990年代と比べて

「仕事だけでなく、仕事以外も含めて、
トータルで人生を楽しみたい」

という考え方はかなり一般的になりました。

かくいう私も、この4月から
大学院に通い出した理由の一つに
「一回キリの人生、後悔したくない!」
という想いがあったので、それには同感です。

冒頭でも述べたように
そうした価値観の変化を背景として
仕事以外のいわば“週末の顔”を持った
新人、若手社員が増えてきたように思うのです。

そして、あくまで私個人の意見ですが、
そのような軸を持った新人、若手社員の働きぶりには
いわゆる“ハイパフォーマー”の傾向が
多く見られると感じています。

たとえば、

物事に対して、

・真剣に打ち込む姿勢
・粘り強く取り組む体力や集中力
・興味を持ったものを掘り下げる好奇心

といった仕事でも活かせるような能力を
持っている傾向があるように思えます。

そしてさらに、それら自分の大事にしたいものを
職場の上司や同僚が理解・応援してくれていると
感じている新人・若手社員の場合であれば

・理解・応援してくれている職場への愛着
・仕事を疎かにはしないという責任感
・生産性向上への高い意欲

といった要素も強化され
組織で成果を出しやすくなるとも
言えるのではないでしょうか。

つまり、仕事面以外への
ポジティブなアプローチが
「仕事面でもプラスの影響を与える」
ということが言えるかもしれません。

反対に、もし上司が

「君、仕事以外のことを頑張るのもいいが、
ほどほどにして、仕事で成果を出してくれよ」

なんて言おうものなら、
その新人・若手社員の職場への愛着、
仕事への熱意は著しく損なわれてしまうでしょう。

育成する側として、新人に対して
成果や成長を求める気持ちは当然です。

ただ、その前の1ステップとして
新人への興味・理解・応援を示し
「ここが自分の居場所である」と感じさせてあげると、
より新人がイキイキと働き出す土壌が出来るかもしれません。

そのために大事になるのは
新人と接する場面を増やし、
新人をより知る機会を設けることです。
知ることから、理解や応援が始まるのです。

実際に対面する機会がなくとも
今や、様々なツールがあります。

弊社を例に挙げると、6月から社内SNSを活用した
『いいね!祭り』を開催し、新人たちと
既存社員が交流を図っております。

新人たちの新たな一面を知る機会にもなり、
社内SNS上でコメントのやりとりも生まれたりして、
私自身も、毎日の楽しみになっています。

とはいえ、
新人との関わり、新人育成には、
決まった正解があるわけではなく、
弊社でも試行錯誤しておりますので
引き続き社内での取組みの過程や結果を
共有させていただきます。

貴社では、新人との接点を増やしたり
仕事以外の“顔”を知るために
工夫されていることはございますか?

もし、実施されていることがございましたら、
教えていただけると嬉しいです。

今週はここまでとさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
来週もよろしくお願いいたします。

著者情報

東宮 美樹

株式会社ジェイック 取締役

東宮 美樹

1974年生まれ 鹿児島県種子島出身。1997年筑波大学第一学群社会学類を卒業。新卒でハウス食品株式会社に入社。営業職として勤務した後、HR企業に転職。約3,000人の求職者のカウンセリングを体験。2006年にジェイック入社「研修講師」としてのキャリアをスタート。コーチング研修や「7つの習慣®」研修をはじめ、新人・若手研修から管理職のトレーニングまで幅広い研修に登壇。2014年には前例のない「リピート率100%」を達成。2015年に社員教育事業の事業責任者に就任。専門分野は新人と若手育成、モチベーション・エンゲージメント改善、女性活躍等

【著書、登壇セミナー】
・新入社員の特徴と育成ポイント
・ニューノーマルで迎える21卒に備える! 明暗分かれた20卒育成の成功/失敗談~
・コロナ禍で就職を決めた21卒の受け入れ&育成ポイント
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