不思議の国のアリス
皆 様
お世話になっております。
株式会社ジェイックにて
取締役 教育事業部長を務めます
東宮美樹と申します。
「不思議の国のアリス」をご存じでしょうか。
世界的に有名な作品なので
中身をしっかり読んでいなくとも
タイトルぐらいであればご存じではないかと思います。
先日、たまたま「不思議の国のアリス」を
目にすることがあり、少し調べてみたのですが
「不思議の国のアリス」の作者は
ルイス・キャロルといいます。
1800年代にイギリスで活動していた作家です。
作家活動の他にも、詩人、数学者、論理学者、写真家
といった、様々な活動をしていた人物でもあるため
その価値観や考え方も様々で
代表作である
「不思議の国のアリス」でも
私たちをはっと気づかせてくれるような
名言が散りばめられていたりします。
例えば、「不思議の国のアリス」では
以下のような場面があります。
(ルイス・キャロル(1865)
不思議の国のアリス マクミラン社出版)
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道に迷って
森の中を歩いてきたアリスは、
2つの分かれ道に行き当たり
歩みを止めます。
そんなとき、森の中からチェシャ猫が姿を現したので
アリスは、そのチェシャ猫に道を尋ねます。
「どの道を行けばいいの?」
「あんたは一体、どこへ行きたいんだい?」
「わからないわ。」
「じゃあ、関係ないね。
どこに行くのかもわからないなら、
どの道を行っても同じことさ。」
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作中では、この会話はここで終わり
別の会話へと移っていきますが
皆さんがアリスの立場だとしたら
どうするでしょうか。
どのような道を進むのがベストなのかは、
どこに向かって行きたいかによります。
同じように
どのようなキャリアを選ぶのがベストなのかは
どのようなビジョンを目指しているかによります。
新人や若手のキャリア相談を受けていると
中々、そのビジョンが描きづらい
という反応が返ってくることも多々あります。
それは、新人・若手に限らず
私たち自身もおなじことが言えるかもしれません。
特に、去年・今年は、社会情勢が大きく変動したため
メンバーも動揺したり、将来について
色々と考えるようになったりしたかもしれません。
その時、選択肢として
様々な明るい可能性を見せてあげられるよう
そして、時には選択の手伝いが出来るよう
私たちはより一層、知識・情報を学び
勉強し続けていく必要があるのだと思います。
今週はここまでとさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも引き続き、よろしくお願いいたします。