トム・ソーヤの壁塗り【ザ・現場ギャップvol.98】

2020/05/07

トム・ソーヤの壁塗り

お世話になっております。
HRドクターを運営する株式会社ジェイックにて
取締役 教育事業部長を務めます
東宮美樹と申します。

 

今回は「トムソーヤの冒険」に出てくる

お話から一部抜粋して題材にできればと思います。

 

それは、こんなお話です。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

ある日、主人公であるトム・ソーヤは

ポリーおばさんから、いたずらの罰として

大きな壁のペンキを塗り替えるよう命じられます。

 

トムは壁塗りが、嫌で嫌でしかたなかったため

友達に「手伝ってほしい」とお願いをします。

 

ですがもちろん、誰一人として

そのような手伝いをしてくれるわけは

ありませんでした。

 

そこでトムは、一策を講じます。

しばらくして

トムが壁塗りをしている最中の壁の前を

友達が通りかかります。

 

そして、トムを見かけた友達は

トムに声を掛けます。

 

「やあトム!何をしてるんだい?」

 

しかし、トムは壁塗りに夢中で気がつきません。

友達はもう一度、今度は少し声を大きくして

トムに声を掛けます。

 

「トム!そんなに夢中になって

何をしてるんだい?」

 

すると、トムはようやく気付いて

こう返します。

 

「ああ、ビックリした!

見ればわかるだろ!ペンキ塗りだよ!

邪魔をしないでくれよ」

 

それだけ言うと、トムはまたすぐに

壁塗りに没頭し始めます。

トムのあまりの熱中っぷりに

気になった友達は、続けて質問します。

「ペンキ塗りってイヤじゃないかい?」

「とんでもない!

こんな楽しいこと、他にないよ!

邪魔しないでくれよ」

 

 

びっくりした友達は重ねて聴きます。

「えっ、楽しいかい?」

「えっ!

君はペンキ塗りの楽しさを

知らないのかい!」

 

 

トムがあまりに楽しそうに話すので

友達は段々と興味が沸いてきます。

 

「そんなに楽しいなら、僕にやらせてよ」

しかし、トムは

すぐには譲ってはくれません。

「とんでもない!

こんな楽しいこと、君には譲れないよ」

 

「そんなこと言わずに!ちょっとだけでいいから!」

「だめだめ!これは僕にしかできないんだから」

あまりにトムが渋るので、友達は遂に

ペンキ塗りの権利と、自分の宝物の

交換を申し出始めます。

「じゃあ・・・ビー玉をあげるから」

「えっ、ビー玉かあ。いくつ持ってる?」

「ええと・・・10個あるよ」

「えっ、10個かあ・・・しかたないなあ。

じゃあ、1メートルだけだよ」

「ありがとう!」

こうしてトムは、通りかかった友達に

次々と宝物と交換しながら

ペンキ塗りの仕事をさせていきました。

 

そして夕方になる頃には

大きな壁のペンキ塗りが終わっただけではなく

たくさんの宝物まで手にしました。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

いかがでしたでしょうか。

 

もちろん、トムの「楽をしたい」という

考えが元になってはいますが

 

「人を動かす」という観点では

少し参考になる部分も

あるのではないかと思います。

 

 

「楽しそうに働く姿」というのは

自然と周囲を巻き込みます。

 

反対に

「つまらなそうに働く姿」というのは

気づかぬ内に、周囲にも悪影響を与えます。

 

 

人事としては

社員みんなが楽しそうに働き

お互いがお互いを刺激し合う職場を

作っていきたいものですね。

 

今週はここまでとさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
来週もよろしくお願いいたします。

著者情報

株式会社ジェイック 取締役

東宮 美樹

1974年生まれ 鹿児島県種子島出身。1997年筑波大学第一学群社会学類を卒業。新卒でハウス食品株式会社に入社。営業職として勤務した後、HR企業に転職。約3,000人の求職者のカウンセリングを体験。2006年にジェイック入社「研修講師」としてのキャリアをスタート。コーチング研修や「7つの習慣®」研修をはじめ、新人・若手研修から管理職のトレーニングまで幅広い研修に登壇。2014年には前例のない「リピート率100%」を達成。2015年に社員教育事業の事業責任者に就任。 認定産業カウンセラー​ /生涯学習開発財団認定コーチ/7つの習慣®インストラクター​/原田メソッドパートナー​/ドリームマネージメント認定ファシリテーター/ Gallup認定ストレングスコーチ​

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