
ハイパオフォーマーの特性を考えるうえで大切なのは「自社の業務でハイパフォーマーである」ことです。当然、業務内容や仕事の特徴によって、ハイパフォーマーに求められる特性は変わっています。
ただ、そのなかでも、ある程度業種や職種を超えて共通することが多い要素もあります。基本的な特徴を知っておくことで、自社のハイパフォーマーを分析・育成する際に役立てられるでしょう。
なお、下記の特徴は「人をマネジメントして明確な目標を追いかける」タイプの業務で、ある程度共通する要素であると、とらえていただけるとよいでしょう。
達成動機が強い
多くのハイパフォーマーに共通する特徴の一つに、達成動機が強い点が挙げられます。目標達成に対するこだわりが強く、成果から逆算して計画し行動するのです。
目標達成に強いこだわりを持つため、取り組むべき作業の優先順位を決める能力にも優れています。何から着手すれば目標が達成されるのかを考え、時間を最大限に活用して目標の達成を目指します。
能力や努力が充分であっても、必ず成果を出せるとは限りません。非常にシンプルな話ですが、成果を出すためには、「成果を出す」意識を強く持つことが重要です。
行動力がある
何かを成し遂げるためには、方法やプロセスを考えるだけでなく、実際に行動しなければなりません。行動こそが成果を上げる最大の要因である点を、ハイパフォーマーはきちんと理解しています。
目標達成に向けて行動を起こしても、失敗に終わるケースもあるでしょう。しかし失敗は成功までのプロセスととらえ、落ち込まずに次の行動・挑戦を繰り返していくのも、ハイパフォーマーに共通する特徴です。
ほかの社員が諦めてしまうような壁にぶつかったとしても、ハイパフォーマーは簡単には諦めません。達成動機の強さが、行動し続ける姿勢の原動力になっているのです。
ポジティブ
多くのハイパフォーマーは、前向きに仕事をしています。常にポジティブな意識で仕事に臨んでいるため、ミスにくじけたり他人を責めたりする傾向はほとんどありません。
前向きな姿勢は周囲にも好影響を与え、チームや組織全体が底上げされる流れを生み出しています。取引先や顧客からも好印象を抱かれやすいでしょう。
ハイパフォーマーは単に楽観的なわけではなく、しっかりと目標や計画を立てたうえで前向きに行動します。そして、「目標に向けて動くうえでポジティブな姿勢が大事だ」と知っているからそう振る舞ってるという感覚です。
ポジティブさは自分の可能性に関しても同様で、「自分はまだ成長できる」という成長に向けたマインドを持っており、自分の成長を信じて能力を伸ばすことに前向きな点も特徴です。
同僚や部下に信頼されている
周囲の協力を得やすいのも、ハイパフォーマーが持つ大きな特徴です。同僚や部下に信頼されており、周囲のサポートを得ながら目標達成に向けて力強く進んでいけます。
会話がうまかったり、人当たりが良かったりする表面的な部分だけで、周囲から信頼されているわけではありません。多くのハイパフォーマーは、人格的な側面で周囲からの信頼を得ています。
目標に向けてブレずに、成果に向けて失敗を恐れずに行動し続ける姿勢、言行が常に一致しブレがない点などが、周囲から信頼される要因です。
セルフマネジメントがうまい
ハイパフォーマーだからといって、高い集中力をいつまでも維持できるわけではありません。成果を出し続けている人でも、能力を発揮できない状況に陥るケースはあります。人間ですので体調の浮き沈みもあります。
しかし、多くのハイパフォーマーは、自分の能力をしっかりと発揮できる状態を自分で作るためのセルフマネジメントに気を配っています。
仕事とプライベート、集中とリラックスなど、オン・オフのじょうずな切り替えが重要です。また、適切な睡眠や休憩、ストレスの処理といった心身のメンテナンスをしっかりと行ない、仕事に集中したり高いパフォーマンスを発揮したりできる状態を自ら作り上げます。