【公式】デール・カーネギー・トレーニング(デール・カーネギー研修)の特徴と導入事例を解説

デール・カーネギー・トレーニングの特徴と導入事例|デール・カーネギー「人を動かす」研修【公式】

デール・カーネギー・トレーニング(研修)とは、書籍『人を動かす』で有名なデール・カーネギーが立ち上げた研修の総称です。です。

 

アメリカのデール・カーネギー・アソシエーションが運営し、日本では米国本部と公式に契約する研修会社ジェイック(HRドクター運営会社)などが提供しています。

 

本記事では、デール・カーネギー・トレーニング(研修)の歴史や特徴、導入事例などを紹介します。

<目次>

デール・カーネギー・トレーニング(デール・カーネギー研修)の始まりと発展

最初にデール・カーネギー・トレーニングの創始者であるデール・カーネギー、また、デール・カーネギー・トレーニングの始まりと世界的な実績を紹介します。

デール・カーネギー・トレーニングの始まり

1912年、デール・カーネギーは、ニューヨーク YMCAの夜間学校で「話し方教室」の講師を務めていました。

 

受講生と接するなか、カーネギーは彼らが多岐に渡る問題を抱えていることに気づきます。友人関係、他人からの評価や影響、モチベーション維持など。そんな受講生の抱えている悩みに真摯に向き合うため、文献を読み漁り、回答を探し集めました。

 

いつしかカーネギーの講座は、話し方の域を越えて対人関係全般にまで及ぶようになります。講座は、いつしか理論的なレクチャーから、実践できるトレーニングへと変貌を遂げていきました

 

そして、「トレーニングで人生が変わった」と好評を博すようになり、政府や企業からも研修を依頼されるようになります。

 

その後、より多くの人に広げるため、自分のメソッドを標準化、また教科書やマニュアルを整備し、講師の養成を始めました。

 

より多くの人に広げるために、自分のメソッドをより標準化、また教科書やマニュアルを整備し、自分の分身となる講師を養成していくことも進めていきました。そして、研修機関(現デール・カーネギー・アソシエーション)を設立し、コミュニケーション、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーションのトレーニングコースを提供するようになります。

 

これが、デール・カーネギー・トレーニング(デール・カーネギー研修)の始まりです。今では、世界90ヶ国に広がり、900万人以上が受講している、世界的な研修機関となっています。

 

デール・カーネギーの書籍

デール・カーネギーは、トレーニング内容をまとめた著書を1936年に出版します。代表作は『人を動かす』『道は開ける』です。80年前に出版された書籍にもかかわらず、今もなお多くの人から支持を得ているのは、それだけ普遍的な原則が書かれているからでしょう。

 

デールカーネギーの著書は、シリーズ累計、世界で1500万部、日本で500万部発行されています(2023年時点)。

 

書籍『人を動かす』が世に広まったことで、多くの人々がデール・カーネギー・トレーニングに興味を持ち、受講するようになります。そして数え切れない人たちに影響を与えてきました。

 

 

デール・カーネギーの推薦者

デール・カーネギー・トレーニングの受講者のなかには、レーガン大統領をはじめ、世界的に有名な成功者がいます。

 

投資家ウォーレン・バフェットやディズニーの創設者ウォルト・ディズニーもまた、デール・カーネギー・トレーニングの影響を受けたと公言しています。

 

また、デール・カーネギーの書籍を推奨・愛読している日本の著名人は、次の方たちです。

 

藤田 晋氏(株式会社サイバーエージェント代表取締役社長)
『渋谷ではたらく社長の告白〈新装版〉』(2013年6月刊、幻冬舎)

 

大宮英嗣氏(株式会社On’yomi 代表取締役)
flier「ベンチャー経営者100人が選ぶ推し本」(2019年8月13日)

 
樋口武男氏(大和ハウス工業株式会社 最高顧問)
『経済界』(2019年2月28日)

 

矢沢 永吉氏(ミュージシャン、俳優)
『新装版 矢沢永吉激論集 成りあがり How to be BIG』 (2004年4月刊、角川書店)

 

長谷部 誠氏(プロサッカー選手、元日本代表)
webサイト『Sportsnavi』連載(2020年5月3日)

 

茂木 健一郎氏(脳科学者)
『PRESIDENT』(2012年4月30日号、プレジデント社)

岡田 准一氏(V6)
『PRESIDENT Online』(2019年9月26日)

 

中田敦彦氏(オリエンタルラジオ)
『中田敦彦のYouTube大学』

 

熊谷正寿氏(GMOインターネット株式会社会長兼社長・グループ代表)
『経済界』(2019年2月28日)

 

菊池 雄星氏(プロ野球選手)
朝日新聞「未来ノート―202Xの君へ―」(2018年7月29日)

 

ふなっしー氏(梨の妖精)
『DIAMOND ONLINE』(2020年2月3日)

 

ROLAND氏(現代ホスト界の帝王)
『俺か、俺以外か。ローランドという生き方』(2019年3月11日、KADOKAWA)

 

デール・カーネギー・トレーニングの実績

デール・カーネギー(デール・カーネギー研修)は、企業からも高く評価されています。

 

アメリカの売上トップ500社のランキングであるフォーチュン500企業の90%以上が、社員研修にデール・カーネギー・トレーニングを導入しています。もはや、トップビジネスパーソンの必須教養と言っても過言ではありません。

 

日本では、NTT、日本郵便、豊田自動織機、トヨタ自動車、日産、マツダ、花王、資生堂、武田薬品、久光製薬、アストラゼネカ、バイエル薬品、ANA、カルピス、カルビー、アフラック 、三菱商事、住友商事、キーエンス などの企業が社員研修に導入した実績があります。

 

このように、名だたる企業がこぞってデール・カーネギー・トレーニングを受講しています。

デール・カーネギー・トレーニングの内容

デール・カーネギー・トレーニングの目的は、コミュニケーション、リーダーシップ、ストレス・マネジメント、プレゼンテーションのスキルを強化し、個人や組織のパフォーマンスを向上させることです。

 

成功の基本となる対人関係のスキルを強化することで、自信と勇気、何事にも挑戦する心構えを持てるようになります。ビジョンや望む人生に向かって行動できるようになり、社会、そしてビジネスでの成功を収められるようになるのです。

 

デール・カーネギー・トレーニングの特徴

デール・カーネギー・トレーニングには、3つの特徴があります。

1.実践的なトレーニング

デール・カーネギー・トレーニングの大きな特徴は、理論ではなく、実践を重視している点です。受講者の行動変容を目指しているため、体験を通じて理論を理解していきます。

 

トレーニングはワークショップ形式で進行していきます。そのなかで受講生は新たなコミュニケーションスタイルを体感することでしょう。

 

受講生同士の連帯感や応援に支えられ、一人ひとりが殻を破っていきます。これが「研修」ではなく、「トレーニング」と銘打たれている大きな理由です。トレーニング後も実生活で実践してもらい、行動変容を定着させていきます。

 

2.プロフェッショナルな公認トレーナー

殻を破るワークショップと聞くと緊張するかもしれませんね。ですが、安心してください。

 

デール・カーネギー・トレーニングのトレーナーは、全員が米国のデール・カーネギー本部から認定を受けたプロフェッショナルです。

 

受講生のモチベーション、自己重要感、情熱を高めながら指導をしていきます。デール・カーネギーの考えを体得したトレーナーだからこそできるトレーニングです。

 

3.人間関係の原則30を軸にしたプログラム

デール・カーネギーの著書で最も売れた『人を動かす』に記されている人間関係の原則30を軸に、トレーニングのプログラムは作られています。

 

トレーニングを受ければ、人間関係の強化、さらに他者からの協力、そしてリーダーシップの発揮と行動変容が促されます。

 

デール・カーネギー・トレーニングによって身につくスキル

デール・カーネギー・トレーニングでは、主に以下のようなスキル分野を提供しています。

コミュニケーション
  • ⇒自信を持って話す、相手の心に響く話し方、聞き方、質問力、フィードバック力などを身につける。
プレゼンテーション
  • ⇒相手を動かし行動を生み出すインパクトあるプレゼンテーションをするための構成力、表現力、声の使い方、ボディランゲージなどを身につける。
リーダーシップ
  • ⇒自分自身や他者をリードするためのビジョン力、目標設定力、コーチング力、チームビルディング力などを身につける。
セールス
  • ⇒顧客のニーズや課題を見抜き、信頼関係を築き、効果的な提案や交渉をするためのセールスプロセスやテクニックを身につける。

デール・カーネギー・トレーニングの効果

デール・カーネギー・トレーニングによって身につくスキルは、以下のような効果をもたらします。

1.人間関係力の向上

顧客や上司、部下、同僚、また友人、恋人、家族といった周囲の人々との人間関係が良好になり、対人ストレスが大幅に軽減します。人間関係のある人たちを勇気づけたり、元気づけたりすることも自然とできるようになるでしょう。

 

2.マネジメント力の向上

顧客、上司や部下との人間関係では、マネジメントや説得にかかる労力が大幅に軽減します。新しい一歩を踏み出す力を部下に与えて成長を促し、買い手からはYESを引き出せるようになるでしょう。

 

3.自己成長力の向上

対人関係だけではなく、自分とのコミュニケーション能力も向上します。感情のコントロールができるようになり、自分とって何が大切なのかが見極められるようになるでしょう。

 

日本におけるデール・カーネギー・トレーニング

日本では、HRドクターを運営する研修会社ジェイックが、米国のデール・カーネギー本部と連携して、日本全国でオンライン受講できるデール・カーネギー・トレーニングを提供しています。

 

ジェイックは元々ヒューマンスキル分野の研修に強く、デール・カーネギー・トレーニングと並んで世界的な研修プログラムである「7つの習慣®」、また、日本人大リーガーなどが実践してきたことで有名な『原田メソッド』、強み活用の『ストレングス・ファインダー®』などの研修を提供しています。

 

世界中に普及しているデール・カーネギー・トレーニングを、日本人・日本企業に合わせた伝え方やトレーニング手法を熟知する日本人講師が提供しています。

 

現在の提供プログラムは大きく分けて2つあります。

 

1.リーダーシップ&コミュニケーション
2.プレゼンテーション・トレーニング

 

ご依頼があれば、各企業のニーズに合わせた個別カスタマイズプログラムも提供できます。

デール・カーネギー・トレーニングはこんな方にオススメ

経営者や人事部の方は、以下のような悩みを抱えていないでしょうか?

 

✔リーダーシップ能力が足りていない管理職(マネージャー)
⇒管理職のリーダーシップ能力が高まり、チームの生産性が上がります

 

✔成長意欲の低い若手社員
⇒若手社員の自己成長への意欲が高まり、能力やスキルの成長を促します

 

✔コミュニケーションが上手くいっていない社員や部署
⇒社員同士や部署のコミュニケーションが円滑になり、生産性が上がります

 

✔営業成績が上がらないセールスマン
⇒セールスマンの交渉能力とプレゼンテーション能力が高まり、成約率が上がります

 

このようなマネジメントの悩みを抱えている組織に、デール・カーネギー・トレーニングは最適です。

デール・カーネギー・トレーニング受講者の声

ジェイックが提供するデール・カーネギー・トレーニングについて、実際に受講した方々の声を紹介します。

株式会社アーシャルデザイン 専務取締役 久野様

株式会社アーシャルデザイン様は、IT/DXコンサルティングや職業紹介・人材派遣事業を営む会社です。

 

専務取締役の久野様は、ジェイックの「人を動かす」プレゼンテーション・トレーニングを受講されています。

 

久野様は、もともとプレゼンテーションをする機会も多く、プレゼンテーションへの苦手意識もなく、むしろ自信をお持ちでした。

 

しかし、「“役員”という立場にとらわれすぎるあまり、自分の“素”を出せておらず、周囲に「融通が利かない」「冷たい」といった印象を与えてしまっているのではないか」と感じていたそうです。

 

受講してみて、プレゼンテーション・トレーニング・トレーニングは、「実践的な演習があり、そして、講師が即座にフィードバックをくれるため、自分の弱点や改善点がどんどん明らかになっていった」ことが印象に残っていたといいます。

 

また受講後は、「研修での学びを活かし、たとえば、最近の出来事を伝えた後に本題について述べるなど、プレゼンテーションの構成や技法を工夫・改善したことで、今まで以上にメッセージがより良く伝わるようになったと実感した」ほか、また、「課題と感じていた素の自分を出すこともできるようになった」とのことです。

 

久野様は、「この研修ではプレゼンにおけるフレームが細かく言語化されており、それを体系的に学べる魅力がある」と話されています。

 

株式会社グロウ様 人事総務部部長 樋口様

株式会社グロウ様は、従業員数31名の老人ホーム紹介事業を営む企業です。同社の福祉事業部 人事総務部部長 樋口様が「人を動かす」プレゼンテーション・トレーニングを受講されています。

 

樋口様が受講したきっかけは、「プレゼンテーションのスキルを向上させて、相手の心を動かすことができるようになりたかった」ということでした。

 

研修を受ける前は、“実践的”という話もあり、期待と不安が入り混じっていたが、トレーナーの肯定的な指導スタイルを通じて、すぐに前向きな気持ちでのめりこむことができたそうです。

 

実務でも、「研修で学んだプレゼンテーションのスキルを活かし、現場で実践して人間関係の構築やコミュニケーションの手ごたえを大きく向上させることができた」と言います。

 

また、対顧客だけでなく、部下に対しても、“言いたいことを伝えるための事前の雰囲気作り”の工夫など、マネジメントや部下指導に即生かせる学びが得られたと話されています。

 
 

ほかの受講者の評判は以下にまとめています。

 

デールカーネギー研修、セミナーの詳しい情報やお申込みは以下を参照してください。

まとめ

デール・カーネギー・トレーニングについて解説しました。

 

100年以上の歴史と世界的な実績を持つビジネス研修であるデール・カーネギー・トレーニングは、対人関係にかかわるものすべてのスキルを底上げします。

 

加えて、自信や勇気、ビジョンや熱意など、自身の心構えや態度にも大きな変化をもたらしてくれます。

 

デール・カーネギー・トレーニング(デール・カーネギー研修)は、日本で公式に提供している研修会社ジェイック(HRドクター運営会社)で受講できます。ご興味があれば、下記の資料をご覧ください。

著者情報

近藤 浩充

株式会社ジェイック|常務取締役

近藤 浩充

大学卒業後、情報システム系の会社を経て、ジェイックに入社。執行役員としてIT技術者の派遣を行う「IT戦略事業部」の創設、全社のマーケティング機能を担う「経営戦略室」室長を歴任。取締役/教育事業部長として、社内の人材育成、マネジメントで手腕を磨く。2013年には中小企業向け原田メソッド研修の立ち上げを企画推進し、自部門および全社の業績を向上させた貢献により、常務取締役に就任。カレッジ事業本部長、マーケティング本部長、教育事業本部長等を歴任。

著書、登壇セミナー

・社長の右腕 ~上場企業 現役ナンバー2の告白~
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