【公式】デールカーネギートレーニングとは?講座の歴史や特徴を解説

デール・カーネギー・トレーニングの特徴と導入事例|デール・カーネギー「人を動かす」研修【公式】

デール・カーネギー・トレーニングは、書籍『人を動かす』で有名なデール・カーネギーが立ち上げたコミュニケーションやリーダーシップに関する研修の総称です。

 

アメリカのデール・カーネギー・アソシエーションが運営し、日本では米国本部と公式に契約する研修会社ジェイック(HRドクター運営会社)などが提供しています。

本記事では、デール・カーネギー・トレーニングの特徴や内容、また、日本でプログラムを受講された事例を紹介します。

<目次>

デール・カーネギー・トレーニングとは?

最初にデール・カーネギー・トレーニングの創始者であるデール・カーネギー、また、デール・カーネギー・トレーニングの始まりと世界的な実績を紹介します。

デール・カーネギー・トレーニングの始まり

デール・カーネギーのトレーニングプログラムは、ニューヨーク YMCAの夜間学校における「話し方教室」の講座から始まりました。

 

カーネギーは講座を通じて、理論的なレクチャーではなく、すぐに実践できるプログラムが必要であると気づきます。

 

そして、受講生に行動変容してもらい、実生活の中で成功体験を積んでもらうことで継続的な変化が生まれるようなトレーニングプログラムへと講座を進化させます。

 

「トレーニングで人生が変わった」と話す受講生の体験談などに支えられて、デール・カーネギーのトレーニングプログラムは大人気となり、個人だけでなく、政府や企業などさまざまな組織からトレーニングを依頼されるようになり、自分自身の研究所を設立します。

 

より多くの人に広げるために、自分のメソッドをより標準化、また教科書やマニュアルを整備し、自分の分身となる講師を養成していくことも進めていきました。

 

これが、デール・カーネギー・トレーニングの始まりです。

デール・カーネギー・トレーニングの普及と発展

カーネギーが1936年に出版した『人を動かす』は、多くの支持者を得てベストセラーとなります。

 

『人を動かす』が世に広まったことで、多くの人々がデール・カーネギー・トレーニングに興味を持ち、受講するようになりました。

 

デール・カーネギーの設立した研究所は、現在デール・カーネギー・アソシエーションという形で世界的な研修機関となっています。

 

デール・カーネギー・トレーニングも、コミュニケーションからリーダーシップ、セールストレーニング、プレゼンテーションまで様々なコースを提供する形になり、世界的な普及と発展を遂げるようになりました。

デール・カーネギー・トレーニングの実績

これまでデール・カーネギー・トレーニングは、世界90ヶ国に展開され、900万人以上の卒業生を送り出しています。なかには米国大統領や著名なビジネスリーダーも含まれます。

 

伝説的な投資家としても有名なウォーレン・バフェットも、テレビのインタビューで「デール・カーネギー・トレーニングで自分の人生が変わった」と語るなど、多くの人たちに影響を与えてきました。

 

また、アメリカの売上トップ500社のランキングであるフォーチュン500企業の90%以上が、自社の社員研修にデール・カーネギー・トレーニングを導入するなど、デール・カーネギー・トレーニングは100年以上の歴史と実績があるグローバル・プログラムとして、高い評価を受けています。

 

日本でも多くの方が受講しており、ビジネスパーソンのスタンダードとなりつつあります。

デール・カーネギー・トレーニングの目的

デール・カーネギー・トレーニングの目的は、人間関係、コミュニケーション、リーダーシップ、ストレス・マネジメント、プレゼンテーションなどのスキルを強化し、個人や組織のパフォーマンスの向上を支援することです。

 

成果をあげ、人生を成功させる基本となる人間関係、対人コミュニケーションのスキルを強化することで、自信と勇気、何事にも積極的に挑戦する心構えと態度、ビジョンの設定、そして、望む人生を実現するための熱意ある行動など、社会、そしてビジネスで成功するために必要な力を受講生は身に付けることができます。

デール・カーネギー・トレーニングの内容

本章では、デール・カーネギー・トレーニングの内容や特徴、コースの概要をお伝えします。

デール・カーネギー・トレーニングが提供するスキル分野

デール・カーネギー・トレーニングでは、主に以下のようなスキル分野を提供しています。

コミュニケーション
  • ⇒自信を持って話す、相手の心に響く話し方、聞き方、質問力、フィードバック力などを身につける。
プレゼンテーション
  • ⇒相手を動かし行動を生み出すインパクトあるプレゼンテーションをするための構成力、表現力、声の使い方、ボディランゲージなどを身につける。
リーダーシップ
  • ⇒自分自身や他者をリードするためのビジョン力、目標設定力、コーチング力、チームビルディング力などを身につける。
セールス
  • ⇒顧客のニーズや課題を見抜き、信頼関係を築き、効果的な提案や交渉をするためのセールスプロセスやテクニックを身につける。

上記のような各スキルを学ぶコースは、デール・カーネギーが長年の教育現場での経験から確立した「人間関係の30原則」や「変化の公式」「パフォーマンス向上のサイクル」などに基づいています。

デール・カーネギー・トレーニングの特徴

デール・カーネギー・トレーニングの特徴は、理論ではなく、実際の変化を起こすための実践を重視していることです。

 

研修は座学ではなく、ワークショップ形式で進行し、受講生は研修のなかで自分の殻を破り、新たなコミュニケーションスタイルを身に付けていきます。

 

そして、実生活で実践して、成功体験を経ることで、行動変容を継続的なものへと定着させていきます。

 

トレーニングでは、ISOに基づく育成プログラムで生み出される熱意あふれるプロフェッショナルなトレーナーがその場で受講生にフィードバックします。

 

そして、受講生同士の連帯感や応援に支えられて、受講生は殻を破っていくことができます。これらが単なる「研修」ではなく、「トレーニング」と銘打っている大きな理由です。

日本におけるデール・カーネギー・トレーニング

日本では、HRドクターを運営する研修会社ジェイックが、米国のデール・カーネギー本部と連携して、日本全国で受講できるオンラインのデール・カーネギー・トレーニングを提供しています。

 

ジェイックは元々ヒューマンスキル分野の研修に強く、デール・カーネギー・トレーニングと並んで世界的な研修プログラムである「7つの習慣®」、また、日本人大リーガーなどが実践してきたことで有名な『原田メソッド』、強み活用の『ストレングス・ファインダー®』などの研修を提供しています。

 

ジェイックでは、世界で普及しているデール・カーネギー・トレーニングを、日本人・日本企業に合わせた伝え方やトレーニング手法を熟知する日本人講師が提供しています。

 

もっとも主流であるリーダーシップ&コミュニケーション(米国ではデール・カーネギー・コース)、そして、ビジネスリーダーに不可欠なプレゼンテーション技術を磨くプレゼンテーション・トレーニング(米国ではハイインパクトプレゼンテーション)、また各企業のニーズに合わせた個別カスタマイズプログラムを提供しています。

デール・カーネギー・トレーニング受講者の声

本章では、ジェイックが提供するデール・カーネギー・トレーニングコースについて、実際に受講した方の声を紹介します。

株式会社アーシャルデザイン 専務取締役 久野様

株式会社アーシャルデザイン様は、IT/DXコンサルティングや職業紹介・人材派遣事業を営む会社です。

 

専務取締役の久野様は、ジェイックの「人を動かす」プレゼンテーション・トレーニングを受講されています。

 

久野様は、もともとプレゼンテーションをする機会も多く、プレゼンテーションへの苦手意識もなく、むしろ自信をお持ちでした。

 

しかし、「“役員”という立場にとらわれすぎるあまり、自分の“素”を出せておらず、周囲に「融通が利かない」「冷たい」といった印象を与えてしまっているのではないか」と感じていたそうです。

 

受講してみて、プレゼンテーション・トレーニング・トレーニングは、「実践的な演習があり、そして、講師が即座にフィードバックをくれるため、自分の弱点や改善点がどんどん明らかになっていった」ことが印象に残っていたといいます。

 

また受講後は、「研修での学びを活かし、たとえば、最近の出来事を伝えた後に本題について述べるなど、プレゼンテーションの構成や技法を工夫・改善したことで、今まで以上にメッセージがより良く伝わるようになったと実感した」ほか、また、「課題と感じていた素の自分を出すこともできるようになった」とのことです。

 

久野様は、「この研修ではプレゼンにおけるフレームが細かく言語化されており、それを体系的に学べる魅力がある」と話されています。

株式会社グロウ様 人事総務部部長 樋口様

株式会社グロウ様は、従業員数31名の老人ホーム紹介事業を営む企業です。同社の福祉事業部 人事総務部部長 樋口様が「人を動かす」プレゼンテーション・トレーニングを受講されています。

 

樋口様が受講したきっかけは、「プレゼンテーションのスキルを向上させて、相手の心を動かすことができるようになりたかった」ということでした。

 

研修を受ける前は、“実践的”という話もあり、期待と不安が入り混じっていたが、トレーナーの肯定的な指導スタイルを通じて、すぐに前向きな気持ちでのめりこむことができたそうです。

 

実務でも、「研修で学んだプレゼンテーションのスキルを活かし、現場で実践して人間関係の構築やコミュニケーションの手ごたえを大きく向上させることができた」と言います。

 

また、対顧客だけでなく、部下に対しても、“言いたいことを伝えるための事前の雰囲気作り”の工夫など、マネジメントや部下指導に即生かせる学びが得られたと話されています。


受講者の他の評判などは以下にまとめているので参考にしてください。

デールカーネギー研修、セミナーの詳しい情報やお申込みは以下を参照してください。

まとめ

記事では、デール・カーネギー・トレーニングの特徴と導入事例についてご紹介しました。

 

100年以上の歴史と世界的な実績を持つビジネス研修であるデール・カーネギー・トレーニングは、コミュニケーション、プレゼンテーション、リーダーシップ、セールスなどのスキルを強化するだけでなく、自信や勇気、ビジョンや熱意など、パフォーマンスを向上させるための心構えや態度も身につけることができます。

 

デール・カーネギー・トレーニングに興味があれば、日本で公式提供している研修会社ジェイック(HRドクター運営会社)のコースを受講できます。ご興味あれば、下記の資料をご覧ください。

著者情報

近藤 浩充

株式会社ジェイック|常務取締役

近藤 浩充

大学卒業後、情報システム系の会社を経て、ジェイックに入社。執行役員としてIT技術者の派遣を行う「IT戦略事業部」の創設、全社のマーケティング機能を担う「経営戦略室」室長を歴任。取締役/教育事業部長として、社内の人材育成、マネジメントで手腕を磨く。2013年には中小企業向け原田メソッド研修の立ち上げを企画推進し、自部門および全社の業績を向上させた貢献により、常務取締役に就任。カレッジ事業本部長、マーケティング本部長、教育事業本部長等を歴任。

著書、登壇セミナー

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