今回の調査結果について、当社取締役の近藤は、次のように述べています。
「今回の調査では、企業の経営者・人事担当者の約4割が、営業力向上に向けて『顧客との信頼関係を構築するコミュニケーション力』や『課題解決型のヒアリング力』を高める研修を実施していると回答しました。一方で、今後の実施・検討予定や必要性を感じているスキルとしては、『マーケティング戦略の立案』や『営業部門のAI活用』が上位に挙がっており、営業現場がデータ活用やデジタルシフトに直面していることが浮き彫りとなりました。
厚生労働省が公表した『令和6年度能力開発基本調査』でも、『デジタル技術を利活用して技術革新や生産性向上の提案が出来る能力』は、実施した研修としては低い割合にとどまる一方で、今後実施したい研修分野として関心が高く、多くの企業がデジタル変革の必要性を感じていることが見受けられます。
こうした変革期において企業が取るべきは、二つの側面からの人材育成です。まず、顧客との信頼関係の基盤となるコミュニケーション力や、自社サービスの価値をわかりやすく伝える力は、どれほどデジタル化が進んでも営業の根幹を支えるスキルであり、継続的な強化が不可欠です。
そのうえで、マーケティングやAI活用などのスキルを段階的に育成することで、営業活動の幅を広げ、他社との差別化を図り、新しい価値提供につなげることができます。営業の能力向上はひとくくりに捉えるのではなく、スキル別に見ていくことが重要です。従来型と次世代型、両輪のスキルをバランスよく備えた営業人材の育成こそが、企業の持続的な成長のカギとなるでしょう。」