「1.9%」の影響力
お世話になっております。
HRドクターを運営する株式会社ジェイックにて
取締役 兼 教育事業部長を務めます
東宮美樹と申します。
皆様は、貴社の若手社員が
スマホをいじっているとき、
何を見ているか、ご存じですか?
少し前までは、
仕事中にスマホをいじるなど、
もってのほかでしたが、
今ではスマホを使わなければ
仕事ができないほど、
ビジネスの場においても
スマホの普及率が高まってきています。
近年、教育現場では、
AIや、E-Learningといった
ITツールを使った教育が
流行の兆しを見せ始めています。
中には、社員教育に使われてきた
「コーチング」の技術を
AIが新入社員との会話の中に取り入れ、
新人の定着・成長のサポートをする
といったサービスなども出現し始めました。
上記のようなITツールは、
なぜ注目され始めてきたのでしょうか。
私の所感では、
特にその教育「効率」に
あるのではないかと考えます。
というのも、ある調査によると
1社あたりの全社員における
人事の人数比率は、平均すると
「1.9%」
だと言われています。
そのような少数精鋭で動いていると、
新入社員を始めとして、
社員が増えてきた時に
全員を細かく見ながら、
定期的にフォローし続けることが
難しくなってきます。
そこで使われるのが
ITツールなのです。
ITツールを使えば、
オペレーションする側が少数精鋭でも、
大人数に、継続的に、手間をかけずに
フォローすることが可能になります。
上述したような
「AIコーチング」などもそうですが、
そこまで最先端の技術を使わずとも、
例えば弊社で導入している
社内SNSなども当てはまるかと思います。
この導入によって、
日中、何か仕事を手伝ってくれたら、
その日の終わりに
「サンクスレター」というものを
相手に送って感謝の気持ちを示したり、
若手社員が自身の目標を達成したら、
「おめでとう」の気持ちを込めて
「おめでとうレター」を送ったり、
そのようなコミュニケーションが、
社員同士、
普段のコミュニケーションに加えて
自発的に発生するようになりました。
このツール導入の背景には
・社内コミュニケーションの増加
・承認によるモチベーション維持
・コミュニケーション増加による組織活性化
・お互いの仕事に対する関心度の向上
…
などなど、いくつか狙いがあるのですが、
このSNSの維持に対しては、
手間はほとんどかかっていません。
そう考えると、
工数対効果は非常に高いといえるでしょう。
今後、このようなサービスや商品は
ますます増えていくのではないでしょうか。
時代によって環境が変わり、
環境によって新人も変わってきています。
新人が変わってくるのであれば、
私たちも、育成方法も併せて変えていく必要が
あるのかもしれません。
今週はここまでとさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
来週もよろしくお願いいたします。







