新人研修カリキュラムを設計するポイント
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まずは新人研修のカリキュラムを組立てるうえで基本となるポイントをお伝えします。
目的とゴールの明確化
具体的な研修内容を考える前に、まずは新人研修の目的とゴールを明確化しましょう。
他の研修に比べると、新人研修は教える内容がある程度決まっていることもあり、目的とゴールを考えずに内容を考えてしまいがちです。また、他社のプログラムを安易にコピーしてしまっているケースも見られます。
もちろん、優れた他社事例を取り入れていくのは素晴らしいことですが、自社での目的とゴールが明確になっていないと、軸がぶれて、効果が中途半端になりやすいので注意が必要です。
何より大切なのは、「受講者が最終的にどうなってほしいか」というゴールを決めることです。次いで「そのゴールを達成するために、どういった研修テーマをどのように実施すればいいか」を逆算していきます。
研修で教えるテーマは、「学生から社会人への意識の切り替え」「組織社会化」「ビジネスマナーなど社会人の基礎スキルの習得による戦力化促進」の3つが基本となります。3つを軸としつつ、自社の業務内容に応じて、必要な内容があれば追加すると良いでしょう。
目的・ゴールの決め方
新人研修のゴールを設定する際には、「部門配属時にどういうマインドを身に付けていてほしいか」「部門配属時に何ができていて、何を知っていればいいか」を各部門とすり合わせておくことが大切です。
新人研修のゴール・方向性を、新人を受け入れる部門と共有しておかなければ、配属後に「今年の新人は使えない」と評価されてしまうおそれがあります。
また、マインドセットがしっかり出来ていないと、新人側からも「教育体制が整っていない」「こんなはずじゃなかった」という不満が出てしまうこともありえます。新人のポテンシャルをしっかり活かせるよう、すり合わせを徹底しましょう。
新人研修は、教える内容が多いため、知識インプットの比率が高くなりやすい研修です。しかし、現場配属時には“知っている”状態では不十分であり、一部のマインドや力は“している”“身に付いている”ことが求められます。
多岐にわたる研修内容の中でも、「どういう意識や思考が浸透している必要があるか」「言動や能力は何を実践している状態であれば良いか」などと、受け入れ部門とも協議しながら絞り込んでいきましょう。
なお、上記は、部門配属前のOff-JTを想定して記載していますが、部門配属後のOff-JT/OJTにおいてもゴール設定は大切です。
部門配属後の場合、多くの場合、Off-JT/OJTを通じて “1人前”になることが求められます。この時、“1人前”の状態をしっかり定義することが大事です。“1人前”とは、どんな成果と働き方が出来て、そのためにどんなスキルが身に付いている必要があるか。
また、ゴールから逆算して「スキルをどんな順番で身に付けていけばいいか」「身に付けていく途中のミニゴールをどう設定できるか」「各ステップでは何をどのように教えるか」といったOJT計画を作っていきます。
新人研修のゴールを決める際には、「入社1年後の姿」を思い描くことも一つの方法です。1年後のゴールを新入社員自身と共有することで、教える側・教えられる側で目指すところが一致し、教育効果の向上やモチベーションUPの効果も期待できます。






