25卒 就職活動状況(12月・1月時点)、内定/内々定をもらった社数「0社」が9割弱

更新:2024/02/29

作成:2024/02/20

HRドクターと新卒学生の特性マッチング求人サイト「Future Finder 🄬」を運営する株式会社ジェイックが「2025年卒業学生の就職活動状況・就職活動スケジュール」に関するアンケート調査結果を公開いたします。(回答者数:119名、調査日2023年12月12日-2024年1月30日)

<目次>

政府要請の新卒採用スケジュールに対する学生の視点

25年卒業学生に「政府要請の新卒採用スケジュール(※)は形骸化している側面も強いですが、今後どうなるのがよいと思いますか?」と質問したところ、「(形骸化した)現状のままでよい」が最多で51.2%、次いで「要請を廃止したほうがよい」が20.2%、「より強制力のある状態にしたほうがよい」が18.5%、「その他」が8.0%となりました。

 

「現行のままでよい」の回答が半数となったほか、現行のスケジュールに何かしらの変更を求める回答は合わせて約4割となりました。

 

* 政府要請の新卒採用スケジュール
広報開始:3年次の3月1日
選考開始:4年次の6月1日
内定解禁日ː4年次の10月1日

 

 

上記を回答した理由(自由記述)

 

▶「(形骸化した)現状のままでよい」
 理由:主なワードは「早さ」「安心感」「不満がない」

 

・できるだけ早めに就活が終わったほうが安心できるため。
・早いうちに就活が始められる、内定が得られて安心するため。
・就活は精神的、体力的にしんどいことが多いため。
早く終わらせたい人が早く終わらせられるのであればその方が良いように思う。
・特に不満がないため。
・現状に満足しているから。

 

▶「要請を廃止したほうがよい」
 理由:主なワードは「個人の自由」「タイミング」

 

・留学や実習など各々活動できる期間が異なるから。
・みんなのペースが違っているから。
・自由に就活できるようになるべき。
・多くの企業で早期選考を進めているため。
・形骸化しているのであれば、スケジュールがいらないと考えるから。

 

▶「より強制力のある状態にしたほうがよい」
理由:主なワードは「学業・研究活動への影響」「専攻などによる不公平感」

 

・就職活動の早期化により、研究活動等に取り組みづらいなどの影響がでていると感じたため。
・本来の目的である学業の時間が全く取れないのがすごく負担です。
・教育学部で教育実習が終わった10月から就活を始めたのですが、
より早く始めている人たちにたくさんの遅れをとっていると感じているため。
・理系学生や留学生などが不利になる状況があると感じる。

 

▶「その他」の理由
・よくわからない。
・あまり気にしていない、考えたことがない。

 

25卒学生の就職活動状況 (2023年12月・2024年1月時点)

タイトル▶書類選考を受けた社数:約7割(65.5%)が1社以上に応募

 

「本選考のための書類選考を受けた社数を教えてください」と質問したところ、「0社」が34.5%、「1~2社」が29.4%、「3~4社」が17.6%、「5~6社」が11.8%、「7社以上」が6.7%となり、全体の約7割(65.5%)が1社以上に応募している結果となりました。

 

 

▶面接選考を受けた社数:5割以上(52.1.%)が面接選考の経験あり

 

「本選考の面接を受けた社数を教えてください」と質問したところ、「0社」が47.9%、「1~2社」が36.1%、「3~4社」が11.8%、「5~6社」が2.5%、「7社以上」が1.7%となり、全体の5割以上(52.1%)が1社以上の面接選考に進んでいる結果となりました。

 

 

▶内定/内々定をもらった社数:「0社」が9割弱(87.4%)、「内定あり」は計12.6%

 

「内定/内々定をもらった社数を教えてください」と質問したところ、「0社」が87.4%、「1社」が11.8%、「2社」が0.8%となり、12.6%が内定/内々定を獲得しているという結果となりました。

 

調査結果について

調査結果について、8年以上新卒採用支援に携わる、Future Finderメディア事業部長の佐藤は次のように述べています。

 

「『新卒採用スケジュール』は、『現状のままでよい』の回答が約半数を占め、当社が昨年企業側へ実施した同様の調査(※)と比較して約20ポイント高い結果となりました。売り手市場が続く中で、早期から内定を獲得できる現状のスケジュールに、不満がない学生が多数いることが考えられます。

 

一方で、変更を求める回答も一定数寄せられ、その主な理由として、『学業や研究への影響』や『実習や留学などで活動できるスケジュールが人により異なること』が挙げられました。企業側としては、学生それぞれに多様な事情や希望する活動時期があることを把握した上で、自社が求める学生像をしっかりと定義し、早期だけでなく4年生後期の採用活動も念頭において採用スケジュールを立てることが重要です。

 

また25卒学生の就職活動状況については、12~1月時点で半数が『面接経験あり』と回答しており、早期化が伺える結果となりました。しかし『内定/内々定をもらった社数』は9割弱が0社です。学生の皆さんは、周囲で徐々に内定獲得者が増えてくる中、焦ったり不安になったりすることもあるかもしれませんが、これから本選考を開始する企業も多くあるので、自身の強みやどんな風に社会に貢献したいか、どんなキャリアを歩みたいかなどを整理し、着実にエントリーや選考を進められるとよいでしょう。

 

企業においては、当社にも『エントリー数が足りない』『選考辞退に悩んでいる』といった声が多数寄せられており、24卒以上に苦戦することが予想されます。そのため企業は、説明会では業界の特徴やその中での自社の立ち位置や魅力を伝える、面接では学生の個々のニーズを把握し、そのニーズに合わせた自社の情報を伝えるなど、学生目線に立った対応ができるとよいでしょう。」
* 株式会社ジェイック調査「25卒採用活動に関するアンケート」

 

調査概要

調査名称:「2025年卒業学生の就職活動状況・新卒採用スケジュール」に関するアンケート
調査対象:当社サービス「Future Finder®」登録した2025年卒学生
調査機関:自社調査
調査方法:Webアンケート
調査期間:2023年12月12日~11月19日
回答者数:119名

新卒ダイレクトリクルーティング「Future Finder®」

企業と学生との“特性マッチング”を行う就職支援(採用支援)サイトです。心理統計学を活用した診断エンジンを用いて、企業は自社で定着・活躍可能性の高い学生を探し出すことができ、学生は特性検査の結果をもとに、自分の特性が活かせる社風の会社組織・職(仕事)を知ることができます。ダイレクトリクルーティングと求人メディアの2つの特徴を併せ持つサービスとなっています。

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