中途採用は難しい?中小企業の中途採用が難しい理由
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予算や手間をかけているにもかかわらず、どうして中途採用は上手く進まないのでしょうか?中途採用が難しい理由を確認しておきましょう。
中途採用で優秀な人材を確保することが難しい理由
最初に、「中途採用で優秀な人材の確保が難しい」そもそもの理由を押さえておきます。中途採用が難しくなる理由は以下の4点です。
当たり前の話ですが、優秀な人材は現職で活躍していますので、在籍中の会社から好待遇を受けています。従って、そもそも転職市場には出てこないことが多いでしょう。最近はフリーランスや兼業などの働き方も増える中で、転職市場に優秀な人が出てくることはますます減っていくかもしれません。
優秀な人材は、そもそも転職市場に少ないわけですが、転職する場合も一般的な求人媒体に登録することは少ないです。
とくにエンジニアやマーケティング系の仕事で顕著な傾向ですが、優秀な人材は、取引先やパートナー、友人、知人、SNS上などに、信頼をおけるネットワークを持っていることが多く、そのネットワークで転職することも増えています。
欠員補充や業務拡大のための人員募集の場合には、引継ぎや事業計画に合わせて人員を募集する必要があります。そのため、募集の際にピッタリの候補者が見つからなくても、妥協して採用してしまいがちです。
中途採用は人材を見極めるのが難しいという問題もあります。新卒採用は「全員が未経験者だからこそ、ポテンシャルに振り切って見極める」というやり方が通用します。
しかし、中途採用の場合には、職種経験者もいれば、業界経験者、未経験者などが入り混じっています。そして、業界経験者だから優秀とは限りません。また、中途採用の場合には、能力に加えて、カルチャーマッチも重要です。職歴がある分、能力とポテンシャル、カルチャーマッチを短時間の面接内でどう見極めるか、面接官の能力が問われます。
とくに中小企業での中途採用が難しい理由
以上のように、ただでさえ中途採用は難しくなりがちですが、中小企業の場合にはさらに難しくなります。中小企業の中途採用がとりわけ難しくなる3つの理由を紹介します。
知名度がなく、規模が小さい中小企業は、採用市場では不利になりがちです。大手企業と中小企業では、「1人の求職者に対して、どれだけの求人があるか」という有効求人倍率が大きく異なります。
新卒のデータになりますが、ピークだった2019卒では、1000人以上の大手企業は求人倍率0.7だったのに対して、300人未満の中小企業は9.9となっています。つまり、大手企業は求人よりも就職を希望する求職者の方が多い状態、一方で、中小企業は、約10社で1人の求職者を取り合う状態です。
上記のように、そもそも求人倍率が違ううえに、中小企業は大手企業に比べてリソース面でも不利な状況に立たされます。ここでのリソースとは、「採用費」と「人」です。じつは大手企業と中小企業では、採用単価はさほど変わらないケースも多いのですが、当然採用人数が違う分、投下できる採用費の総額は異なってきます。
採用費の総額が異なれば、広告での露出、採用ホームページやツール等へ投資できる金額も変わってきます。また、「採用のことだけ」を考えられる専任の採用担当者がいるかでも状況は変わり、総務部門が兼務、経営陣が片手間でやらざるを得ないか等も課題になります。
リソースの話と近くなってきますが、本来、中小企業はリソースが少ない分だけ、工夫して採用活動をおこなうことが必要です。しかし、採用人数も多く、採用専任者がいて、資金と工数を投下している大手企業のほうが採用ノウハウも溜まりやすいのが実態です。
後ほどご紹介する採用チャネルの工夫等も、大手企業ほど意欲的に新しいものへ取り組み、自社で使えるかを見極め、ノウハウを溜めています。






