ハザードマップを確認されたことはありますか?【人を残すvol.100】

経営者向けメールマガジン「人を残す」fromJAIC

ハザードマップを確認されたことはありますか?

ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。

先日、住んでいる茅ヶ崎市から「洪水・土砂災害ハザードマップ」の
最新版が配布されてきました。

近くに大きな相模川がありますので、広範囲に浸水想定エリアがあり
私が住んでいるところも、0.5~1.0m未満の浸水予想エリアに
なっていました。

自宅の指定避難場所は、一番近くの小学校ですが、ここは、
「浸水により孤立するおそれが高い避難所」と示されています。

洪水時には、3倍くらい遠いですが、別の小学校に避難するのが
よさそうです。
と思ったら、その小学校に行くための最短経路に、危険箇所の表示があります。
すぐに思い出しましたが、線路を超える際に、地下道を通るのです。
ということは、更に遠回りになりますが、踏切がある経路でその小学校まで
行く必要があります。

避難するタイミングでは、ここまでじっくりとハザードマップを見て
考えられないかもしれません。

リスク対策は、事前の確認とプレシンキングが重要ですね。

さて、先月末に、衆院選挙がありました。

教育事業部さんもご存じの通り、今回の選挙では、共産党を含む5野党が
今までにないレベルで選挙協力を行い戦いました。
戦略としては、自公の与党に対して、野党候補を一本化し
与党への批判票を集め、与党を過半数近くまで追い込むことでした。

この戦略に対して、戦術とその結果を簡単に整理してみます。
(追加公認された当選者は、それぞれ、与党・野党にカウントしています。)
(また、以下の数字は、私がネットから集めて作成しましたので、
若干の誤りがあるかもしれません。数字の傾向を捉えるという
視点にてご理解いただければ幸いです。)

全289小選挙区において213区で統一候補を擁立。7割を超えています。

統一候補擁立213区 獲得議席 与党141対野党72
内、2極対決 142区 与党101対5野党系41
内、維新を含めた3極対決 71区 与党40対野党31(5野党系21、維新10)

非統一候補72区 与党60対野党12(5野党系6、維新6)

統一候補擁立区の野党からみた勝率は、33.8%。擁立できなかった区は、16.7%。
選挙協力をした5野党からみると、統一候補擁立区の勝率28.2%。非統一候補区8.3%。

この結果をみる限り、統一候補を擁立したことは、プラスの結果になっています。

ところが、大誤算だと思われるのが比例代表区でした。
()内の数字は、解散時議席との比較です。

比例代表区176 与党95(+8) 対 野党81(△8)(5野党系56、維新25)
自民72(+6) 公明23(+2)
立憲39(△27)共産9(△2)国民民主5(+3)れいわ3(+2)社民0(△1) 
維新25(+17)  

共闘した5野党は、比例代表区で、25議席も減。

来年は、参院選があります。野党第一党の立憲民主党は、
どんな戦略をとるのが、よいのでしょうか?

と、ここまで書きまして、お伝えしたかったことは政治についてではありません。

ビジネスでも同様に、ある戦略を立て、それに基づき戦術を決め実行し
結果が得られます。

結果を分析評価して、次の戦略・戦術に活かすことは、当たり前のことですが
意外に、取り組まれていないことがあります。

御社では如何でしょうか?

弊社では、年間目標・計画の分析評価をするため、ドラッカー博士が推奨している

「9か月の振り返り」

を行っています。

分析評価を、1年がほぼ締まるタイミングではなく、ある程度見通せる
9か月の段階で行います。
すると、振り返りも丁寧に行う時間がありますし、翌年度の計画にその内容が
反映される度合いが高くなります。

また、これは年間についてですが、月間についても同様に考えることができます。
3週間くらい経過したタイミングで、月間目標・計画の評価分析を行い
翌月の計画に反映させます。

3月決算の企業ですと、12月が9か月目となります。
振り返り及び計画作成のご参考になれば、幸いです。

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 取締役|上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 副董事長

知見寺 直樹

東北大学を卒業後、大手コンサルティング会社へ入社。その後、株式会社エフアンドエム副本部長、チャレンジャー・グレイ・クリスマス常務取締役等を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海法人(上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 )の立ち上げ等を経て、現在はHumanResourceおよび事業開発を担当する。

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