「信頼ホルモン」【人を残すvol.63】

経営者向けメールマガジン「人を残す」fromJAIC

「信頼ホルモン」

皆 様

 

 

 

いつも大変お世話になっております。

株式会社ジェイックの梶田です。

 

あの豪華客船ダイヤモンドプリンセス号での、

新型コロナウイルスの集団感染からちょうど一年です。

 

その報道をテレビで見ている時は、

まさか、このような世界規模でのパンデミックになるとは

想像をしていませんでした。

 

リモートワークが中心となり、たまに事務所に出社して、

メンバーと顔を合わせると、なんとなく安心感に包まれます。

 

今まで当たり前だと思っていた「一緒に働く」という事の

有難みをとても感じます。

 

 

「オキシトシン」という物質をご存知でしょうか?

 

「幸せホルモン」と呼ばれることもある脳の視床下部から

分泌される神経伝達物質です。

 

例えば、犬や猫といったペットを触ったり撫でたりすると、

この「オキシトシン」は分泌されます。

赤ちゃんに触れたり、匂いを嗅いだり、抱っこしたりしても、

また、好きな人とハグすることでも分泌されます。

 

「オキシトシン」は「信頼ホルモン」と呼ばれることもあります。

 

アメリカ、クレアモント大学院大学の経済学者ポール・ザック氏が

行った実験によると、

 

“オキシトシンの分泌量が増えると、信頼関係が強まる”

“信頼関係が強まると、オキシトシンの分泌量が増える”

 

という結果が出ているそうです。

 

有名な話ですが、

 

グーグル社が社内の180ものチームの成果の要因を調べたところ、

生産性の高いチームには

 

「心理的安全性」があると結論づけました。

 

「心理的安全性」とは簡単に言うと、チームのメンバー誰もが、

自分の発言や行動を拒絶されたり非難される不安を持つことなく、

リスクテイク、つまり、チャレンジが許される雰囲気のことです。

 

私は学者ではないので、「オキシトシン」と「心理的安全性」の

相関性を証明することはできませんが、無関係とは思えません。

 

互いの信頼を感じる度合いは、

その組織やチームに属していることの安心感や連帯感を

強めるであろうことは、別段の根拠の提示がなくとも、

我々は経験的に実感しているものでしょう。

 

難しい現代ではありますが、

「オキシトシン」や「心理的安全性」が示す信頼関係は、

我々のパフォーマンスや生産性に大きく影響するはずです。

 

 

「マネジメントとは信頼である」

 

 

孔子は、

弟子から、国家に必要なものは何かと問われて、こう答えました。

 

 

「食料を蓄えること、兵を揃えること、信義を尊ぶこと」

 

 

 

弟子が、その3つを同時に実現することができないとしたら、

何を最も優先すべきかと問うたところ、孔子は、

 

「兵力を捨てよう、そして、食料も後回しでよい。

この二つはなくても良い。

しかし、信なくしては、社会も国家も成り立たない。」

 

と答えたそうです。

有名な、

 

“信なくば立たず”の一節です。

 

 

このような時代だからこそ、共に働くメンバーとの何気ない会話や、

わずかな邂逅すら愛おしくもあります。

 

その大切さに気付かされたことは、

このコロナ禍のひとつの財産かなとも思います。

 

皆様はいかがお思いでしょうか。

 

私どもジェイックもお客様からの信頼を得るために、

他のどの会社よりも信頼関係の強固な組織たることを願います。

 

著者情報

梶田 貴俊

株式会社ジェイック|西日本代表講師

梶田 貴俊

前職、通信機器ベンチャー商社勤務時代にリーマンショックを経験。代表取締役として、事業再生計画を推進し同社のV字回復を実現した。現在はジェイックの講師として研修事業を牽引している。 著書『会社を潰さないためのSunday Management List ―中小企業のリーダーがやるべき日曜日のマネジメントリスト』

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