企業の理念やミッションへの共有・共感を深めるために、社長のてんちょ(井手)が積極的に表に出て発信 するのはもちろん、若手スタッフが立ち上げた経営理念の理解を促進するプロジェクトでは、ミッションが明文化される経緯を映画のようにストーリー仕立てで伝えたり、「社内新聞」を作ったりと様々なアプローチを実施 しました。
また、ミッションやガッホー文化といった理念を具体的な行動レベルで、実現していくための各種施策 を、よなよなエール流コミュニケーションマップという形で整理しています。
このマップは、縦軸の下方向が「コミュニケーションの量を増やす施策」、上方向に「コミュニケーションの質を高める施策」、横軸左方向に「大人数で取り組む施策」、右方向に「少人数で取り組む施策」として分類しています。
このように分類することで、それぞれの施策のねらいを正しく理解 した上で取り組むことができると考えています。
また、コミュニケーション施策を実施する際の順番 も大事だと考えています。
まずコミュニケーションの「量」的確保ができれば、ワイワイガヤガヤと気軽に発言できる場 も増えてきます。
たとえば、社長のことも“てんちょ”を呼んでいますが、すべての社員にニックネームをつける ようにしたところ、最初は気恥ずかしい感じもありましたが、慣れると上司に気軽に接することができるようになる関係づくりに役立っています。
社内メールも固く冗長なあいさつ文はなくなり、要件をはっきりと伝えられる ようになりました。社員間の距離感も縮まり、今ではニックネームが先行してうっかり本名を忘れることもありました(笑)。
こうした土台が築かれているからこそ、次の段階として「質」の高いコミュニケーション にステップアップします。「質」の高い施策の例として「ディレクター立候補制度」や「プロジェクト制」 があります。
「ディレクター立候補制度」とは管理職にあたる「ディレクター」を立候補によってのみ決定する制度です。具体的には年に一度「ディレクター」に立候補する社員が自ら立案した経営戦略・事業計画を全社員に向けて発表するプレゼン大会を実施 しています。
「プロジェクト制」は、課題を見つけた社員が自らプロジェクトを立ち上げ、所属の部門を問わず希望者を募ることができる制度です。業務全体の約2割をプロジェクトに充てることを推奨 しています。