若手が活躍する組織と「EQ」の関係
お世話になっております。
株式会社ジェイックにて
取締役 教育事業部長を務めます
東宮美樹と申します。
9月になり、日ごとに秋めいてきました。
朝晩は肌寒さを感じるほどですので、
体調管理には要注意な時期ですね。
さて、今回は「EQ(=感情的知性)」のお話です。
皆さまは、以下のランキングをご覧になったことはございますか?
「2025年までに求められる人材スキルTOP15」
01位 分析的思考と革新
02位 主体的学習意欲と戦略的学習
03位 複雑な問題の解決能力
04位 論理的思考と分析力
05位 クリエイティビティ(創造性)
06位 リーダーシップと社会的影響力
07位 テクノロジーの使用・監視・制御
08位 テクノロジーの設計とプログラミング
09位 柔軟な判断力
10位 推論・問題解決
11位 感情的知性
12位 トラブルシューティングとユーザーイクスペリエンス
13位 サービス志向
14位 システム分析と評価
15位 説得力と交渉力
(『仕事の未来レポート2020』世界経済フォーラム,2020年10月20日発表)
こういったランキングを見て
皆さまが、直感的に目に飛び込んでくるものは
何でしょう?
まず目に飛び込んでくるものは、
自分の現在の興味関心や
過去の経験を反映する傾向にあるので、
きっと皆さまの最近のご関心は
そのあたりにあるのではないでしょうか。
私はというと、
「05位 クリエイティビティ(創造性)」
「11位 感情的知性(=EQ)」
この2つに真っ先に目が行きました。
前者は、今年から、芸術修士の取得を目指して
大学院に通い出し、日々、課題と格闘しているので、
まさに現在の大きな関心事という感じです。
後者は、実は、私が、
EQトレーナーの資格を持っているためです。
「EQ(=感情的知性)」という表現だと
なかなかピンときづらいかもしれませんが、
簡単に言うと、「感情を上手く扱う能力」のことです。
では、なぜこれからのビジネスシーンの中で
「感情を上手く扱う能力」がより求められる
と言われているのか。
皆さまも、薄々お感じかもしれませんが、
AIの活用やDXが声高に叫ばれ、加速している昨今でも、
結局それらを使いこなし、ビジネスにおける
「成果」に変換するのは、人だからです。
そして、「感情」が人のパフォーマンスに
大きく影響を及ぼすのは言うまでもないかと思います。
感情をコントロールできずに引き起こされる、
様々なハラスメントの問題。
感情を抑制しすぎて自覚できなくなることで、
深刻化するメンタルヘルスの問題。
こうした「感情をうまく“扱えない”こと」の弊害は、
個人のみならず組織のパフォーマンスを
著しく損なう要因になります。
逆に、「感情をうまく扱える」人々で構成される組織は、
年齢や立場、役職に起因する忖度を生じさせることなく
高いパフォーマンス、高い成果を示すことは
想像に難くないと思います。
感情を上手く扱う能力、EQの重要性は
重々、ご承知いただけたかと思います。
今週はここまでとさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。