ミッション・ステートメントとは?概要や事例
最初にミッション・ステートメントの概要や事例を紹介します。
ミッション・ステートメントとは?
ミッション・ステートメントは、「どんな人生を生きるか?」という意思を文章やビジュアルとして形にしたものです。
個人にとっても、ミッションステートメントは「存在意義」「生きる目的」と言い表せる大切なもので、行動や選択、決断を行なうときの前提となる判断基準や原則としての役割があります。
ミッション・ステートメントの事例
![]()
![]()
ミッションステートメントの形式は自由です。写真などを中心に作成しても良いでしょう。本記事では作成しやすいような形でテーマ、想いや価値観、実践したい行動という3区分、文字だけで作成した事例を紹介します。
ミッション・ステートメントと『7つの習慣』
ミッション・ステートメントという言葉を世に広めたのは書籍『7つの習慣』第2の習慣「終わりを思い描くことから始まる」です。第2の習慣は「すべての物は二度つくられる」という原則に基づいた習慣です。
世の中のあらゆるものは、まず頭の中で想像され、実際に形あるものとして創造されます。コヴィー博士は、最初に頭の中で行われる想像のことを「知的創造」、実際の形に作られることを「物的創造」と言っています。
例えば、家を作るとき、はじめに頭の中で「どんな家にしたいか?」「どんな生活を過ごすための家なのか?」「誰が住むのか?」「生活のなかで何を大切にしたいのか?」といったものを考えて、設計図という形にします。これが第一の創造、知的創造です。そのうえで、整地して基礎を固めて実際に家を建てていくというプロセスが始まります。これが第二の創造、物的創造です。
私たちが何かをつくるとき、知的創造をしっかりと明確にすればするほど物的創造はスムーズになります。逆に、知的創造をしなかったりいい加減にしたりすると、物的創造は大変になり、完成するものの質も下がってしまいます。例えば、設計図を書かずに、もしくはいい加減な手書きのメモだけで家を建て始めることを想像すれば、知的創造の質が物的創造や完成物に影響することをイメージできるでしょう。
また、「どんな生活を過ごしたいのか?」を鮮明に描かないまま、設計図を作って家を建てたらどうでしょうか。家自体はきちんとしたものになるでしょうが、住み始めて満足いく結果にはならないかもしれません。
私たち一人ひとりにとって、最も偉大な創造物とは何でしょうか。それは自分自身の「人生」です。ミッション・ステートメントは、自分の人生の本質を文章などで表現したものです。どのような人間になりたいのか、何をしたいのか、どんな価値観を大切にしたいのかが表現されたミッション・ステートメントは、私たちにとっていわば人生の憲法ともいえる存在であり、自分が望む人生を生きるということに対する知的創造です。
スティーブン・R・コヴィー博士が著した『7つの習慣』は、全世界で4000万部、日本国内でも240万部の売上げを誇る大ベストセラーです。『7つの習慣』がテーマとしているのは、長い人生で長期的・継続的に望む結果を手にし続けるための原理原則です。『7つの習慣』の内容は小手先のテクニックではなく、人間の「あり方」に迫る重みのある内容であり、出版から何十年も経った今でも色あせることなく、また国や文化を超えて広く支持を集め続けています。
7つの習慣の全体像については以下の記事で要約していますので、まだ読んでいないという方は参考にしていただければと思います。
ミッション・ステートメントで自分の中心を明らかにする
ミッション・ステートメントは、私たちの人生の「中心」軸を明らかにするものです。例えば、家族中心の人生であれば、家族の期待に応えることで心が安定します。家族を大切にすることは素晴らしいことです。しかし、家族が人生の「中心」になってしまうと、自分の夢や目標、機嫌までを家族に依存してしまうことになります。
同じように、人生が仕事中心になると、自分の勤める会社や仕事内容が自分の価値を決めるようになってしまいます。「会社に求められているか」「仕事に必要か」など、会社や仕事に自分の行動が影響されることになります。
このように、家族や会社、友人、お金……などなど、何を中心に置くかによって私たちの行動も人生は大きく左右されます。『7つの習慣』では、私たちが望む結果を手に入れるために大切な普遍的なルールを「原則」と呼びます。自分自身の原則となるミッション・ステートメントを、心の中心に据えることによって、私たちは自分のミッションや価値観に従って行動することができるようになるでしょう。







