「事実:私には、採用の見極めができない」【知見メール217号】

2015/02/12

事実:私には、採用の見極めができない

 

 

皆様、ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。

 

 

 

「えっ、本当にこの結果?」

 

前回のメルマガでご紹介した適性診断の、

つい最近あった実体験をご紹介します。

 

昨年のクリスマス・イブにオフィス移転するまでは、

上海ジェイックマイツの株主である

マイツさんに居候していました。

 

マイツさんには受付の方がいますので、

来客対応や電話対応をしていただきました。

 

 

ところが、引越して自社の社員だけになると、

事務職の社員1名では、まわりません。

セミナーの受付をしていると、

電話に出ることができませんし、

更にはお昼休みに外に出ることもままなりません。

 

営業メンバー2名のうち、

どちらか1名は社内にいるシフトを組んでいますが、

今度はお客さまと接する時間が減ってしまいます。

 

 

そこで、今の大学4年生(中国の新学期は9月から始まります)を、

インターンシップで採用することにしました。

中国のインターンシップは、

ほぼフルタイムで勤務してくれます。

また、問題なければそのまま、正社員になります。

 

お付き合いしている人材紹介会社に依頼すると、

すぐに、1名紹介がありました。

 

紹介された方は、上海大学外国語学部日本語学科在学中。

(上海大学は、上海エリアだと5位~10位

にランキングされる大学です。

中国は大学に明確なランキングがあります。)

 

昨年まで1年間、早稲田大学に留学していました。

日本にいたときは、新宿のユニクロで

アルバイトしていたとのこと。

日本語も上手ですし、笑顔が自然にでる、

大変良い印象の学生です。

 

採用する気満々で、一緒に仕事をすることになる

事務職社員にも面接をしてもらい、

翌日、副総経理にも面接をしてもらう段取りをしました。

 

ところが、いつも必ず実施している

適性診断の結果をみると、愕然。

 

診断の結論は、「E;採用に当たって見極めが必要」

 

要は、採用しない方が良いということです。

 

更には、特徴として、

持久力の低さ、意欲の低さが、指摘されています。

 

 

32問(日本では、30問)の設問で

どこまでわかるのかと懐疑的に感じる方も

いらっしゃると思いますが、

私は日本でこの適性診断を10年以上使い続けていますので、

この結論の確からしさを身をもって感じています。

 

尚、「E;採用に当たって見極めが必要」の出現率は、

中国では約6%。

 

日本で面接をしていたときに、良いと思った方で、

E判定が出た方はいなかったので、

ちょっとショックを受けました。

 

前回のメルマガでも書きましたように、

自分には中国人の見極めはできないと思っていましたが、

まさにその事実を突き付けられた感じです。

 

この結論を伝える前、面接した事務職の社員に感想を聞くと、

 

「勉強の頭は良いと思いますが、仕事が遅そう。

物覚えが悪そう。」

 

とのことでした。

彼女の目の方が確かなのかもしれません。

 

 

私の適性診断の使い方ですが、

どんなに良い結果だったとしても、

面接の印象が悪い人を採用することはしません。

 

一方、適性診断が非常に悪い結果だった場合には、

面接の印象が良くても不合格にしています。

 

これは、

 

「採用で、一番してはいけない失敗は、

採ってはいけない人を採用すること」

 

という、採用についての私のポリシーからです。

 

採りたい人の採用し逃すこと、

本当は自社にとって優秀だった応募者を

不合格にしてしまうこと。

どちらも、確かに会社にとってはマイナスですが、

採ってはいけない人を採用するほどのダメージではありません。

 

この出来事は、適性診断を使っていて

良かったと思うと同時に、

能力・経験の足りなさを痛感しました。

 

 

 

さて、今回は、先月1月27日に、上海セミ・ホーダイでの、

古閑さんの講演からご紹介したいと思います。

 

古閑さんが、あるスライドショーを参加者にみせました。

OECDの公式HPにあるスライドショーです。

 

その中で、2011年の世界のGDPのシェアは

アメリカ 23%

中国 17%

インド 7%

日本 7%

 

2030年には、

アメリカ 18%

中国 28%

インド 11%

日本 4%

 

2060年には、

アメリカ 17%

中国 28%

インド 18%

日本 3%

 

になると、OECDが予測しています。

 

 

また、日本の人口は、内閣府のデータで

 

2014年 1億2,700万人

 

2060年  8,700万人

 

4,000万人、減る見込みです。

 

毎年、87万人ずつ減っていく計算です。

私の出身である、山梨県がほぼ同じくらいの人口です。

 

ですから、毎年、山梨県がひとつずつ

減っていくイメージですね。

 

 

更に、労働人口は

 

2013年 6,577万人

 

2060年 3,795万人

 

42%、減ることになります。

 

 

古閑さんは、このような現実を見据えて、

事業を横堀りと縦堀りの2軸で展開する必要があること。

特に、海外市場への展開である

横堀りの必要性を仰っていました。

 

個人も、この現実を踏まえて考える必要があると感じました。

これから、今の生活レベルを保つことができるでしょうか?

自分の給与を上げ続ける、

あるいは維持するためには、何をしたら良いのでしょうか?

 

 

OECDのスライドショーは

こちらから、ご覧いただけます。

Youtubeにアップされているものです。

 

 

中国在住の方は、Youkuにアップされているものをご覧ください。

 

http://v.youku.com/v_show/id_XNjEwODI3Mjcy.html

 

 

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 取締役|上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 副董事長

知見寺 直樹

東北大学を卒業。新卒で大手コンサルティング会社へ入社。その後、株式会社エフアンドエム副本部長、チャレンジャー・グレイ・クリスマス常務取締役等を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海法人(上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 )の立ち上げ等を経て、現在はHumanResourceおよび事業開発を担当する。専門は組織開発、戦略人事、教育体系の構築等

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