「野球ノート」に記録した毎日の足跡【人を残すvol.43】

2020/09/02

経営者向けメールマガジン「人を残す」fromJAIC

「野球ノート」に記録した毎日の足跡

いつも大変お世話になっております。
株式会社ジェイックの梶田です。

 

先日、高校3年生の息子の三者懇談に出席してきました。

 

大学進学を希望している彼に対して、
担任の先生が、最近の模試の結果などから志望校への
戦略などについて説明してくださいました。

 

今年に入ってから、大学入試制度について、
文科省内での対応の遅れと変更が相次ぎ、学校も右往左往、
そこへ来てコロナによるカリキュラムの遅れもあり、
なんとも落ち着きのないまま、高3の夏を迎えています。

 

懇談の最後、担任の先生が、私に「作文」を渡してくれました。
なんでも、“自分が今まで一番頑張ったこと”をテーマに、
生徒全員に「作文」を書かせたそうです。

 

原稿用紙3枚に渡って書かれていた息子の作文には、
こんなことが書かれていました。

 

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私が、今までで一番がんばったのは、小中と続けた野球だ。
特に小学校の時、自分の同学年には10人のメンバーがいた。
一番、身体が小さくて下手だった自分は、このまま行くと、
10人目の補欠になってしまう…。
技術はすぐに身につかないから、監督やコーチに言われたこと、
その日の反省を、毎日、“野球ノート”に書いた。
これだけは毎日続けようと心に決めて、毎日ノートを開いた。
そうすると、だんだん試合に使ってもらえるようになった。
試合でも勝利に貢献できるようになった。
6年の夏の大会では、センターのポジションをもらい、
県大会でベスト8に進んだり、東濃大会で優勝もできた。
中学に進んでも……
……
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私は、現在、基本的に在宅勤務です。

 

息子も4月の緊急事態宣言から5月中旬まで、学校は閉校となり、
少ししたら夏休みで、自宅で一緒になることが多かったのですが、

 

一日中、自室で勉強している息子を見ては、妻に、

 

「よくあんなに、長い時間勉強できるな…」と話したものですが、

 

その理由の一端が、この「作文」を読んで理解できました。

 

一番野球が下手だった彼が、小学校の時に得た“成功体験”が
今の彼を作っているのだな、と感じ入りました。

 

こんなに頑張っているんだから、志望校に合格させてやりたい
とも思いますが、受験は水物です。

 

しかし、もし、志望校に受からなかったとしても、
この経験の中で、なんらかの自己成長を感じてくれて、
それが、彼の今後の人生の糧になっていくのだと信じられます。

 

「作文」の最後はこう締めくくられていました。

 

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優しく、厳しく、野球に向き合う姿勢を教えてくれた指導者、
小学校の時に、自分を野球クラブ誘ってくれた同級生〇〇は、
今も同じ高校で、野球部の主将として頑張っている。(※)

 

そして、やはり、

 

小中と毎週朝早くから、夜遅くまで、送り迎えをしてくれて、
練習を見ていてくれたり、時にはアドバイスをくれて、
試合の度に一生懸命応援してくれた両親。

 

そういう人たちへの感謝の気持ちを忘れてはならないと思う。
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(※彼は昨年の夏、岐阜代表で甲子園に出場し大活躍しました)
これからの時代、本当に先が見えません。

 

昨今の環境変化や自然の脅威は、これからの若い人たちが生きる
時代の難しさを象徴しているようです。

 

しかしそれでも、頑張って生きて行ってもらわねばなりません。
今、厳しい環境変化に翻弄されがちな企業の若者たちも同様です。

 

彼らが、自立して、未来を作っていってもらわねばなりません。

 

不測の事態に陥ったとき、困難な壁に直面した時、
彼らの推進力は、これまでの成功体験、成長の記憶であること、
そのことを、改めて、教えてもらえた三者懇談でした。

 

「マネジメントとは成功体験をさせること」

 

家庭も企業も同じです。

 

子供や若手を育てるのに、我々、大人ができることは、
彼らの成長の機会をできるだけ多く与えることではないでしょうか。

 

今回は、親馬鹿のような記事になってしまい恐縮の限りですが…、
最後までお読み頂き誠にありがとうございました。

 

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

 

今回の執筆者:

株式会社ジェイック
教育事業部ゼネラルマネージャー
梶田 貴俊

著者情報

梶田 貴俊

株式会社ジェイック 西日本代表講師

梶田 貴俊

前職、通信機器ベンチャー商社勤務時代にリーマンショックを経験。代表取締役として、事業再生計画を推進し同社のV字回復を実現した。現在はジェイックの講師として西日本の研修事業を牽引している。

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