
アルムナイを導入するメリット・デメリット(リスク・注意点)を解説していきましょう。
アルムナイを導入するメリット
以下のようなメリットによって、アルムナイは多くの企業に注目されています。
・即戦力人材の確保
アルムナイ採用をする最大のメリットは、採用後すぐに即戦力として活躍してくれることです。アルムナイは、仕事内容はもちろん、ミッション・ビジョン・バリューや社風への理解も非常に深いです。
そのため、自社に馴染んだり仕事を理解したりする期間が必要となる一般の中途採用と比べて、即戦力としてすぐに通用します。
・採用のミスマッチが起こりにくい
アルムナイ採用では、退職者側も企業の社風や仕事内容を理解していますし、企業側でもアルムナイのスキルや性格などの特徴を把握しています。
また、アルムナイのネットワークに入るアルムナイは、会社を円満退職しているケースが殆どです。その上で、転職先や起業を通じて新たな経験も積んだうえで、企業の良さや欠点も理解して再就職を決めます。したがって、一般的な採用と比べて、ミスマッチが圧倒的に起こりにくい特徴があります。
・採用コストや教育コストの削減
アルムナイから即戦力になる人材を高い精度で採用できるとなれば、採用コストは大幅に削減できます。アルムナイだけで採用ニーズを賄うことはできませんが、安定してアルムナイからの再雇用が生まれると、中途採用コストは削減できるでしょう。
再雇用されたアルムナイは、カルチャーフィットとスキルフィットが両立しているケースが大半です。したがって、本当の即戦力であり、教育コストもかかりません。
・ビジネスパートナーや案件発掘
起業したり、転職したりしたアルムナイは、自社のビジネスパートナーとなりえます。企業がアルムナイとコラボレーションすることで、新たなビジネスが生まれたり、案件が生まれたりすることもあるでしょう。また、企業からアルムナイに仕事を発注するケースもよくあります。
アルムナイを導入するデメリット(リスク)
アルムナイ採用やネットワークを自社に取り入れるときには、以下の点に注意が必要です。
・既存社員の混乱や反発
再雇用したり協働したりするアルムナイの退職理由によっては、既存社員の不満や反発が生じる可能性があります。特にアルムナイ制度の理解が社内にきちんと浸透していない場合、既存社員の不満や混乱が生じやすいでしょう。
・情報漏洩などの可能性
アルムナイの導入で現役メンバーと退職者の接点が増えると、情報漏洩などのリスクが生じます。また、若手の場合、社歴が長かったり上司だったりしたアルムナイに対して、外部のビジネスパートナーではなく「社内の人」のような感覚を抱きやすい傾向もあります。
そのため、「業務で必要だから」といわれた場合に断れなかったり、雑談のなかで口を滑らしてしまったりして、社外秘の情報がアルムナイに渡ってしまうリスクがあります。
・コミュニケーションコストの発生
アルムナイを制度化してネットワーク運用するには、コミュニケーションコストが発生します。最近では、SNSなどを使えばコミュニケーションインフラは簡単に用意できます。しかし、企業から発信したり対応したりすることには、一定の時間が割かれます。