
面接フィードバックの効果性を高めるには、以下のポイントを大切にする必要があります。
志望度アップにつなげる意識を持つ
フィードバックを実施する時点で他企業との差別化になりますが、ただフィードバックをすれば良いわけではありません。
面接フィードバックを志望度アップにつなげるには、「〇〇〇という点が良かった。入社後に〇〇の仕事で活かせる」などポジティブな内容を中心にすることが有効です。
また、合格者に対して実施する場合にも、入社後をイメージさせる内容にすることも有効です。
対象となる言動・行動を具体的に伝える
たとえば、以下のような漠然とした面接フィードバックをした場合、求職者は、自分の何が褒められているのかを理解できません。
- ◯◯さんは、とても良い人材だと思います
- ◯◯さんのような人は、この業界に向いてると思いますよ
あまりに漠然かつ一般的な言葉を並べた場合、求職者は「これは、すべての人に伝えている社交辞令ではないか?」などの疑心暗鬼を抱き、面接フィードバックが逆効果になる可能性もあります。
求職者の心を動かすには、求職者の言動・行動に対応した、以下のように具体的な面接フィードバックをすることが望ましいです。
- 学生アルバイト時代のリーダー経験は、飲食業界の仕事に必ず役立つと思います。
- 弊社のカスタマーサポートチームでは、〇〇さんのように相手の立場で物事を考え、粘り強くトラブル対応できる人材を求めているのですよ など
ポジティブフィードバックを多く伝える
多くの面接フィードバックは、メリットのところで紹介したとおり、「この企業に入りたい」という志望度を強くしてもらうために行なうものです。
そのため、ポジティブなフィードバックを多く伝えるのが原則です。
ネガティブフィードバックは改善方法とともに伝える
面接フィードバックにおけるネガティブな評価や指摘は、「次回/今後の就職活動で直したほうがいいところ」を伝えるものです。
ただ、やはりネガティブな指摘の伝えっぱなしでは、求職者に「突き放された」や「感じが悪い」などの印象を与えてしまうリスクもあります。
そのため、ネガティブフィードバックは、以下のように改善方法とセットで伝えることが大切です。
- 面接内でのあの表現に関しては、△△な伝え方をしたほうが、○○さんの良さが伝わりますよ。
- ○○さんの誠実な人柄はすごく良いものですが、話すときに少し口ごもってしまうのが自信のなさに感じられてしまう部分があります。答えるまで少し間が空いてもいいので、しっかり考えてから話すと良いですよ。 など
なお、ネガティブフィードバックを多数伝えられると、どんなに伝え方を工夫しても良い気分にはなりません。
最も直すと効果的、また、実際に短期間で直すことができる1つか2つに絞って伝えましょう。
責任を持って面接官の一人称で伝える
面接官は、企業の顔です。そのため、ポジティブ・ネガティブどちらであっても、求職者に伝えるフィードバックの内容には責任を持たなければなりません。
そのため、たとえば、ネガティブフィードバックの場合、三人称を使ったり、「一般的に……」といった主語がない表現をしたりせずに、「私はこう感じた。ただ、こうすれば大丈夫!」と責任をもって伝えることで相手に誠意が伝わります。
また、ポジティブフィードバックでも、「私は、◯◯さんの□□な経験とスキルは、うちの企業の営業で、こういう部分にきっと役立つと思います!」などと一人称でしっかりと伝えることで本気さがより伝わるでしょう。