最後に風通しの良い職場を作るための施策を5つ紹介します。
- 社内イベントの実施
- チームビルディングや意図的なアイスブレイク
- 物理的にオープンな職場環境
- 社内アンケートの実施
- ダイバーシティーやコミュニケーション研修
社内イベントの実施
社員同士のコミュニケーションを促進するために、部活制度を設けたり親睦会を開催したりするのも風通しの良い職場をつくる手段のひとつです。
業務内のやり取り、部門内等の閉じた関係ではなく、部活動を通じてプライベートの人間的な側面に触れたり、普段の業務とは離れた斜めの関係が生まれたりすることが風通しの良さにつながります。
例えば、心理的安全性の概念を打ち出したGoogleでも各種社内イベントを実施しており、社員同士のコミュニケーションと健康増進を兼ねたスポーツ大会や、板前が寿司を握る寿司デイなどを開催しています。
また、楽天株式会社では3ヶ月を一つのスパンとして誕生日の近い社員同士が集められ、豪華な食事やゲームなどのイベントを開催しています。このイベントには社長の三木谷浩史氏をはじめ上層部の役員も参加して、社員一人ひとりに激励の言葉をかけているそうです。
こういった企業内でのサークルやクラブ活動なども社員同士のコミュニケーションの促進につながります。
チームビルディングや意図的なアイスブレイク
上記のような大がかりなイベント以外にも、コミュニケーションの機会を増やすために効果的なの施策があります。
- 1.チームビルディングの機会を持つ
- 2.普段のMTG内で相互理解につながるようなアイスブレイク(チェックイン)などを実施する
特に、テレワーク環境ではどうしても雑談が減りがちになりますので、意図的に雑談する時間や場を設けることも重要です。
前述の通り、仕事の側面だけでなく、プライベートの側面などを相互理解することで、お互いを一人の人間として尊重する信頼関係の土台が構築できます。
物理的にオープンな職場環境
社長や経営陣、管理職が個室にこもっていたり、チームや部門毎にパーティションで区切られていたりすると、社員同士がコミュニケーションを取る頻度は必然的に減少します。
機密保持や業務への集中力などの配慮も必要ですが、コミュニケーションを活性化して、風通しを良くするためには職場の物理的なオープンさも大切です。
例えば、フリーアドレスなどもオープンな職場環境をつくる施策のひとつです。固定の席を定めず、日によってデスクや場所を変えながら仕事を行なうフリーアドレスは社員同士の偶発的な出会いや個別の接触を生み出す効果があります。
社内アンケートの実施
風通しの良さを実現するためには、実際にメンバーから意見を吸い上げて、要望や提案を実現したり問題に対応したりしていくことも大切です。メンバーの不満やチームの課題を把握したり、意見を吸い上げたりするためには社内アンケートの実施も有効です。
ダイバーシティーやコミュニケーション研修
イベントやフリーアドレス、アンケートのような取り組みを行なったとしても、経営陣や管理職がメンバーを拒絶するようなコミュニケーションを取ったら意味がありません。
経営陣や管理職は異なる価値観や意見を受け入れるダイバーシティー、また人の意見を引き出すようなコミュニケーション、そして異なる意見をかけ合わせて相乗効果を生み出すようなファシリテーションなどの姿勢やスキルが求められます。
こういったマインドやスキルを身につけるために、経営陣や管理職への研修や教育も大きな効果をもたらします。
なお、異なる価値観や意見を受け入れるダイバーシティーや、異なる意見をかけ合わせて相乗効果を生み出すような考え方は、経営陣や管理職だけでなく、メンバーにも身に付けて欲しい姿勢です。
メンバーにも研修を実施して、価値観や意見の違いを相乗効果に変えていくような姿勢が組織内に浸透すると、必然的に異論や疑問は歓迎されるものとなり、心理的安全性の醸成、風通しの良い職場づくりにつながります。