マネジメントスキルとは?
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マネジメントスキル」という言葉は、「特定の対象を管理する」能力を意味します。マネジメントスキルというと、一般的にはマネージャーや管理職が意識の中心になってしまいますが、実はそんなことはありません。
どの階層においても、成果を挙げるにはマネジメントスキルが不可欠です。プレイヤーなら、自分自身のタスクやモチベーションを管理する「セルフマネジメント」。そして、管理職なら、チームや組織のタスクやモチベーション、信頼関係を管理する「チームマネジメント」、経営層なら、組織に加えて会計やビジネスモデル、リスク管理なども含めた「企業や事業のマネジメント」が必要となります。
これらも鑑みたうえで、この記事では管理職に必要な「マネジメントスキル」とは具体的にどのような能力が合わさったものかを解説していきます。
問題発見・解決力
目標達成に向けた現状の課題や問題を分析し、どうすれば解決できるのか導き出す力です。管理職の場合には、組織としての目標達成に向けた課題もあれば、部下の目標と抱える課題にアドバイスを行うこともあります。
いずれにしても、数値やヒアリングを基にして問題を特定して、何故起こっているのか、そもそもの原因は何か、どのような解決策が考えられるかを導き出すロジカルシンキングが大切です。問題発見・解決力は立場や役職に関係なく、すべての社会人にとって大切であることは言うまでもありません。
しかし、組織をまとめる要となるマネジメントメンバーに問題発見・解決力が不足していると、組織全体のパフォーマンスや生産性が大きく低下します。とくに現状維持するだけの仕事であればよいですが、成長や変革を志向する際には、実行フェーズでさまざまな課題や問題が出てきますので、管理職が問題解決できないことは致命的です。
進捗管理力
管理職には、業務やプロジェクトの進捗を管理する力も重要です。マネジメント層の場合には、プレイヤーと比較して担当業務の範囲や種類が広くなるため、進捗管理は難易度を増してきます。
考える時間軸も、目先のことはもちろん3か月や半年、事業によって1~3年後に向けた進捗管理をしていくことになります。プレイヤーの進捗管理は自分が進捗するものが多いので、例えば「予定が遅れたら力業で遅れを取り戻す」といったこともできます。
しかし、マネジメント層の場合には、進捗管理すべき仕事は自分の仕事はもちろん、他人の仕事、他人に任せた仕事を含めて、組織やプロジェクト全体を進捗管理していきます。その点でも、先回りして見通していく力が必要となるなど、進捗管理の難易度が増します。従って、プレイヤーとしては進捗管理をきちんとできていた人でも、マネジメント層になると躓いてしまう場合もあります。
意思決定力
マネジメント層として職位が上がり、権限や裁量が大きくなるとともに「意思決定」の重要性が高まってきます。組織の方針を決め、プレイヤーから無用な不安や迷いをなくしていくことは、マネジメント層の重要な役割の1つです。
「マネジメント層が右か左か決めないと、プレイヤーが動けない」ということもよくあります。「意思決定」はマネジメント層として非常に重要な仕事です。従って、意思決定力が不足している(決められない)マネジメント層がいると、組織のスピードが落ちます。
これはスピード感の早い現代においては致命的です。また、意思決定のやり方によっては「人によって言っていることが違い、誰に従えば良いかがわからない」「気分によって言うことが違う」など、現場に混乱を生むこともあります。
また、意思決定は組織全体の方針や戦略に則っている必要もありますので、経営の方向性などを把握していることなども、マネジメント層の意思決定においては大切です。
ファシリテーションスキル
ファシリテーションスキルとは、分かりやすく表現するなら「会議の進行力」です。マネジメント層になるほど、会議を主催する、進行する役割を担うことが増えてきます。
ダラダラと情報共有したり、特定の人だけが喋っていたり、惰性で続けていたりするような生産性の低い会議は組織全体の生産性を損ね、メンバーのモチベーションを低下させます。会議のアジェンダ作りから、事前の情報共有、場の空気作り、参加者の意見を引き出す、意見を深掘りする対話、合意を引き出す力など、会議の生産性を高める力はマネジメント層にとって必須の能力です。
コーチングスキル
コーチングスキルは、人の自発性や可能性を引き出すコミュニケーションの技術です。マネジメント層の仕事は「人を動かして、組織の成果をあげる」ことです。人を動かすうえで「指示」はもちろん重要ですが、一方で組織のマネージャーが1人で把握できる範囲や考えられることには限界があります。
マネジメント層の仕事には、「いまの成果をあげる」だけでなく、「人材を育成する」ことも含まれます。これらを考えたときに有効なのがコーチングです。問いかけを通じて、相手の思考を刺激して、相手の中にある答えを引き出したり、意欲を引き出したりするコーチングスキルは非常に重要です。
不足する知識やノウハウを教えるティーチング、マネジメント層の立場や経験を基にした指示命令と併せて、コーチングを使うことで、メンバーのモチベーションや主体性を引き出し、人材育成を加速させることができます。






