タレントマネジメントシステムの機能、メリット、選び方を徹底解説

更新:2022/05/29

作成:2022/05/24

古庄 拓

古庄 拓

株式会社ジェイック取締役

タレントマネジメントシステムの機能!メリット、選び方を徹底解説

 少子高齢化が進み、優秀人材の採用が困難になるなかで、企業にはメンバーのスキルを見極めて最適な配置、活用などを実現することが従来以上に強く求められています。そのなかでタレントマネジメントシステム(タレマネ)と呼ばれるシステムを導入する企業が増えています。


 本記事ではタレントマネジメントシステムの主な機能や導入のメリット・デメリット、そして選定のポイントを解説します。また、主要なタレントマネジメントシステムの具体例も紹介します。

<目次>

タレントマネジメントシステムとは

 タレントマネジメントシステムはどのような特徴を持ったツールでしょうか。従来の人事システムと異なっている点はどこにあるのか、どのような背景から導入が広がっているのかを確認します。

タレントマネジメントシステムとは?

 タレントは“才能”“資質”“人材”を表す単語であり、タレントマネジメントとは、組織が所属メンバーの能力や保有しているスキル、経験など各種情報を管理・分析することを指しています。人材育成や人事配置などの最適化が可能となるなど、統合的で戦略的な人的資本の管理を実現する手法です。

 タレントマネジメントは優秀人材を育成し定着させる、また最適配置を実現するための手法として1990年代に米国で広がり、日本では2010年代から導入企業が増えてきました。

 米国では人材の流動化が進んだことから、メンバーがモチベーションを維持できるようスキルや資質、マインドの把握を通じてキャリアビジョンや新規ポジションを示して定着を促すためタレントマネジメントが活用されたのです。

 タレントマネジメントシステムは、タレントマネジメントを実現するためのツールであり、メンバーの情報を一元的に集約・管理するシステムです。メンバーの個人情報やスキル、経験、マインド、価値観などさまざまな情報を一元管理し、全社的な共有を通じて人材の育成や配置、人事評価、定着に役立てるものです。

 メンバーの能力をデータ化し可視化することによって主観や記憶による評価に依存しない適切な判断を実現できるなど、人事業務の最適化が実現する手段として注目が集まっています。

従来型人事システムとの違い

 タレントマネジメントシステムと従来型の人事システムは、システム目的や管理する情報に違いがあります。

 これまでの人事システムは、人事や労務の管理担当者の業務効率化を目的としたものが大半ですが、タレントマネジメントシステムはそうではありません。タレントマネジメントシステムは、企業の人事戦略に基づいた人材育成や配置、評価、採用などへの活用が目的となります。

 目的に合わせて、管理する情報も異なっています。人事システムの場合、勤怠や給与など労務情報や異動・昇格などの履歴管理などが中心となります。

 一方、タレントマネジメントシステムは“タレント”と名前が付いているとおり、メンバーのタレント、すなわちスキルやマインド、育成計画などタレント管理と分析に主眼が置かれているのが特徴です。

 タレントマネジメントで異動や昇格などの履歴も管理することも多いのですが、目的は人材開発や人材活用など企業の人事戦略の最適化であり、そのためにメンバーが持っているタレントの要素として評価データや異動や昇格などの情報を統合管理するイメージです。

導入が進む背景

 国内でタレントマネジメントシステムの導入が進む背景はいくつか挙げることができます。終身雇用の崩壊による人材の流動化(退職)を防止し定着を促すために、メンバーのスキルやマインドを把握する必要が生じているという米国と同様の理由もその一つです。

 また労働人口の減少にともなって企業が人材リソースの有効活用を迫られるようになった点もタレントマネジメントシステム普及の背景となっています。さらに業務の複雑化・高度化による人材の多様化やさまざまな働き方への対応が企業に求められていることも一因といえましょう。

 どのような人材がどの部署に配属されているのか人事担当者が十分に把握できていなかったり、メンバーのスキルやマインドを管理できていなかったりする企業は少なくありません。

 特にある程度の人数規模を超えた組織では、経営陣が個々のメンバーを記憶しているわけにはいかなくなり、人材に関するデータを統合的に管理する必要性が高まっています。

 こういった企業側の状況に加えて、IT環境の進化にともなってタレントマネジメントシステムがクラウドサービスとして安価で導入できるようになったことで、導入する企業が一気に増えています。

タレントマネジメントシステムの主な機能

 タレントマネジメントシステムに用意されている主な機能を説明します。

メンバー・組織管理機能

 タレントマネジメントシステムには、まずベースとしてメンバーを管理するための機能が搭載されています。メンバーのプロフィール、スキル、資格、キャリア、実績、適性、勤怠など多岐にわたる項目を登録することができます。また部署への配属や異動に関する情報などの項目も管理でき、人材の総合データベース的な性格を担っています。

目標管理機能

 タレントマネジメントにはメンバーの目標を確認・管理する機能、実績や評価を管理する機能も含まれています。企業にとって不可欠な目標管理制度(MBO)をタレントマネジメントシステム内で運用することで、「こういうタイプの業務や目標の達成に優秀な実績を残している社員は誰か?」といった情報もタレントの要素として管理することが可能になるわけです。

分析機能

 タレントマネジメントシステム上で蓄積したデータは必要に応じて、さまざまな形で検索・分析できるようになっています。グラフなどのビジュアル化やレポート機能も用意されています。人材データを管理するとともに柔軟に活用するための機能です。

 たとえば、メンバーの構成や人事評価の結果をチャート、グラフなどのビジュアルを用いて表示したり、レポートとして出力したりすることも可能です。

 サービスによっては適性検査の結果とこれまでの評価履歴などをかけ合わせて、将来の幹部候補や後継者候補の選抜を支援するような機能が搭載されているサービスもあります。

育成計画管理機能

 育成計画管理機能はメンバーの育成状況を把握し、要員計画および運用を支援する機能です。

 求められる人材像に照らしてメンバーの持つスキルや経験から、研修や業務を通じてどのような成長を図るかを設計します。そしてパフォーマンスの測定によってコントロールを行ない、求められる人材となるように成長を促すための管理として役立てることができます。

 また、育成計画管理機能には事業計画に基づいた要員計画や採用計画を管理する機能も用意されています。要員計画管理では人事上の配置を企業の収益や人件費をもとに管理でき、採用計画管理では人材獲得の費用対効果の管理が可能となっています。

タレントマネジメントシステム導入のメリット

 タレントマネジメントシステムの導入は企業にどのようなメリットをもたらすのでしょうか。3つのポイントを説明します。

人材育成が効率化できる

 タレントマネジメントシステムの導入メリットとして、まず人材育成の効率化を挙げることができます。育成計画管理機能によって、メンバー一人ひとりの能力を把握でき、育成上の課題が明確になり、計画的な人材育成が可能となるためです。

 これまで職場環境や上司によってメンバーの成長や育成のスピードは異なってきました。しかし、タレントマネジメントシステムによる各種データの可視化と育成計画の最適化は人材成長スピードの不均等を是正します。

 さらにタレントマネジメントシステムがもたらす効果として、人材育成にかかる人事担当者の負担軽減も無視できません。

 特にメンバー数が多い大企業の場合、人事担当者が管理・更新しなければならないデータは膨大な量となります。タレントマネジメントシステムの導入でデータの一元管理が可能になれば、人事担当者はコア業務に集中できるようになります。

 こうした負担軽減が戦略的な人材育成に工数をかけることを可能とし、企業の競争力強化につながります。

人材配置を最適化できる

 タレントマネジメントシステムの活用は、人材配置の最適化というメリットにもつながります。

 タレントマネジメントシステムにはスキルや経験以外にも、メンバーのキャリアに関する目標やビジョンが登録できます。そのため、可視化されているメンバーの特性や志向、希望をもとに人材配置を最適化することができるようになります。

 人材配置の最適化は、適材適所の人材配置とパフォーマンスの最大化に結びつき、企業の生産性を向上させます。つまり、タレントマネジメントシステムを活用した人材配置は、メンバーと組織が持つポテンシャルを最大限に引き出せるのです。

 また、タレントマネジメントシステムのメリットは既存組織への人材配置にとどまりません。新プロジェクトや新ポスト、リーダー候補の選出においても的確な人選が実現しやすくなるでしょう。

 さらにタレントマネジメントシステムによる人事異動のシミュレーションで人員が不足する部署が生じた場合には、あらかじめ採用部門と連携した準備が可能です。事前に採用活動を開始しておくことで、人材不足の影響を最小限に抑えることができます。

 タレントマネジメントシステムは、企業の人材配置機能を合理化・高度化させるのです。

離職防止を推進できる

 タレントマネジメントシステムの導入がもたらす3つ目のメリットは離職防止の推進です。

 たとえば、タレントマネジメントシステムのアンケート機能を活用することで、メンバーが持つ不満を早期に把握することが可能となります。さらに過去の退職者データを分析し、退職に結びつきやすいメンバーを抽出して個別にフォローすれば、人材流出リスクを低下させます。

 タレントを分析するだけでなく、不満の早期把握や人材流出リスクの低下といった施策によって企業は離職防止を最大化させることもできるのです。

タレントマネジメントシステム導入のデメリットや注意点

 タレントマネジメントシステムを導入するうえで、どのようなデメリットや注意点が考えられるでしょうか。こちらも3つの点から説明します。

導入コストが必要である

 タレントマネジメントシステムの導入にはコストがかかります。従来まで、自社でシステムを開発、保有するオンプレミスの形でタレントマネジメントシステムを導入する場合には数百から数千万円のコストが発生していました。ただし、現在ではクラウドサービスで提供されており、イニシャルコストは数十万円程度に収まります。

 たクラウドサービスの場合、イニシャルコストは非常に安いですが、月額の運用コストが発生します。中に入れるデータの性質上、一度運用を始めるとなかなか切り替えづらいのがタレントマネジメントシステムです。

 無料トライアルを用意しているサービスも多くありますので、クラウド型のタレントマネジメントシステムを検討する際にはしっかり無料トライアルして使い勝手なども確認しておきましょう。

 なお、システムの導入にあたっては社内運用ルールの設定やマニュアルの作成工数等もコストに含めて考えておく必要があります。さらにタレントマネジメントシステムの価値を十分に活かすうえでは、新たな評価基準を決めるなど人事や制度の刷新が求められる場合もあります。

 新しい制度を構築するためのコストもタレントマネジメントシステムの導入にかかる費用の一部と考えておくとよいでしょう。

多彩な機能を使いこなすのが難しい

 タレントマネジメントシステムには多くの企業にとっては過剰といえるほどの多彩な機能が備わっています。選定の担当者にとっては使いこなせるかどうか不安になる場合もあるでしょう。

 タレントマネジメントシステム導入のデメリットとして挙げられる2つ目のポイントや注意点はすべてを使いこなすのが難しいということです。

 何も考えずに選定すると、「機能が多いほど良いサービスだ」と思ってしまいがちですがそうではありません。タレントマネジメントシステムを導入するにあたっては自社の導入目的を明確にしておきましょう。そして、自社に必要な機能を検討し、合致するサービスを選定することが大切です。

 導入後にタレントマネジメントシステムを管理するメンバーにとって使いやすいサービスである点も重要です。導入よりも運用しやすいサービスであることを優先すべきであり、高性能でも不要な機能が多いサービスを選ぶ必要はありません。

 ただし、前述用のように一度運用を始めると切り替えをしにくい側面はありますので、目的や運用イメージは3~5年ぐらいの時間軸で描いておくことが望ましいでしょう。

社員への浸透に工数がかかる

 タレントマネジメントシステムの導入を成功させるためには、全メンバーの協力が不可欠です。場合によっては、メンバーが自ら情報を入力する必要もあり、全社で徹底できなければデータの把握や分析に支障をきたしてしまいます。

 特に目標管理制度(MBO)をタレントマネジメントシステム上で運用する場合には、全社員が定期的に入力することになります。従来のやり方からの切り替え、導入の意図などを社員にしっかりと浸透させるための準備や手間が必要です。

タレントマネジメントシステムの選定ポイント

 タレントマネジメントシステムの導入にあたってはどのような点に注意してサービスを選定すべきでしょうか。3つのポイントから説明します。

目的に合う機能があるか

 タレントマネジメントシステムは自社が利用する目的にマッチした機能を持つサービスを選ぶ必要があります。まず、自社がタレントマネジメントを導入するうえで解決したい経営課題を明確にしておきましょう。

 企業がタレントマネジメントシステムを導入する目的は、メンバーに関するデータベースの活用によるデータ分析、育成計画の最適化、公正な評価のためなどさまざまです。

 またタレントマネジメントシステムは製品ごとに得意な分野に違いがあります。したがって、複数の製品を比較したうえで自社の導入目的に合致するサービスを選びましょう。

 選定にあたっては人事部門の現場意見も重要です。現場で求める機能がない場合や、メンバーにとって使いにくいシステムである場合、運用に非協力的な姿勢となる可能性も生じます。

 タレントマネジメントシステムの選定は自社の経営課題から目的を定めたうえで、現場の意見にも配慮しながら進める必要があります。

システムの柔軟性・拡張性は十分か

 タレントマネジメントシステムには柔軟性や拡張性も求められます。

 企業の発展や成長とともに組織は拡大し、メンバーの配置転換も多く行なわれます。組織を再編する場合もあるでしょう。組織や環境の変化にともなう各種の項目追加など仕様の変更が生じた場合、柔軟に対応できるシステムを選定する必要があります。

 またタレントマネジメントシステム以外の人事システムをすでに利用している企業の場合、システム連携が可能であるか否かという点もチェックしておくべきです。最近では外部システム同士がAPIで連携して使い勝手を高めている場合も珍しくありません。

 給与システムや勤怠管理システム、採用管理システムをはじめ、Slackなどコミュニケーションツールとの連携も考えられます。システムが連携できれば、それぞれに登録されているデータの一元管理にもつながるため、企業やメンバーにとっての価値が高まります。

サポート体制は充実しているか

 導入を検討しているタレントマネジメントシステムが整備しているサポート体制もチェックしておきましょう。

 導入前や導入時はもちろん、導入後に提供しているサポートも確認しておく必要があります。タレントマネジメントシステムを自社の目的に合致するよう各種設定を行なったり、メンバーに使い方をレクチャーしたりする際の支援が必要になる場合もあるためです。

 なかにはカスタマーサクセスが運用や分析のサポートを行なったり、人事評価制度に対する有料のコンサルティングサービスを提供したりしている場合もあります。

 また、タレントマネジメントシステムが備えているセキュリティ機能も重要な要素となっています。タレントマネジメントシステムにはメンバーに関するデータや人事情報などが含まれるためです。

 パスワードの強度やアクセス許可と除外、クライアント証明書による端末認証機能など各種のセキュリティ機能、そしてデータの自動バックアップ機能やデータベースの二重化も必要となります。

 タレントマネジメントシステム選定にあたってはサポート体制やセキュリティレベルも比較のうえでサービスを選定しましょう。こちらは導入企業数が多い、大手企業が導入しているものであれば概ね一定の基準はクリアしているといえるでしょう。

主なタレントマネジメントシステム9選

 主なタレントマネジメントシステム9つを紹介します。

HRBrain

 HRBrainは株式会社HRBrainが提供するサービスで、“メンバー体験を高めるための組織診断からタレントマネジメントまでワンストップで実現”を謳っています。

 サービスは“HRBrainタレントマネジメント”“HRBrain人事評価”“HRBrainメンバーエクスペリエンス”“HRBrain労務管理”から構成され、企業はニーズに応じて利用することができるのが特徴です。

 タレントマネジメント機能は“人材データベース”“人事評価”“組織図ツリー”“配置シミュレーション”“組織分析”“アンケート”などが用意されています。サポートは“導入サポート”“運用サポート”“分析サポート”のほか、ヘルプデスク、Webセミナー、カスタマーサクセスなど複数の手段が設定されています。

 2021年には経済産業省後援“第6回 HRテクノロジー大賞”で“人事システムサービス部門優秀賞”を受賞。マサチューセッツ工科大学の教授が監修を担当しており、データマイニングやAIの活用を含めたソリューション開発の共同研究も行なっています。
 

カオナビ

 カオナビは株式会社カオナビが提供するサービスで、戦略人事に対応するタレントマネジメントシステムとなっています。

 人材情報の一元化・見える化や経営の意思決定支援、採用のハイパフォーマー分析、モチベーション分析などを通じて戦略人事を実現します。導入社数は2,000以上で、継続率99%以上と顧客満足度が高いのが特徴です。

 サポート体制も専任スタッフによる伴走型サポートやメールや電話による個別対応、課題やレベルごとの各種セミナーなど豊富に用意されています。導入を検討している企業に対しては無料デモや無料トライアルも行なっています。
 

タレントパレット

 タレントパレットは株式会社プラスアルファ・コンサルティングが提供するサービスで、人事にマーケティング思考を取り入れたシステムとなっています。社長・経営層、管理職、人事担当者(育成・採用)が抱える課題を解決するための機能を充実させているのが特徴です。

 人材データの一元管理と見える化、360度評価やコンピテンシー評価など複数の評価制度への対応、離職の予兆検知、テレワークのモチベーション把握などが可能。

 サポート体制はチャットも利用できるサポートデスクや個別相談会のほか、活用勉強会、ユーザー会などが用意されており、高度な人材活用に向けたコンサルティングメニューも設定されています。導入社数は2,000社以上で導入時にはデモや体験版の申し込みも可能となっています。
 

HRMOS

 HRMOSタレントマネジメントは株式会社ビズリーチが提供するサービスで、“HRMOS採用”“HRMOS勤怠”とともにシリーズ化されている製品です。

 HRMOSタレントマネジメントは“人材の見える化”“人事評価の最適化”“エンゲージメント向上”を実現するタレントマネジメントシステムとなっています。メンバーデータベースや評価管理のほか、1on1支援、組織診断サーベイ、メールやSlackを通じた通知送付によるオートメーション機能なども搭載しています。

 また、HRMOSタレントマネジメントはメンバー全員の利用を前提に、使いやすさにこだわったデザイン・UIを採用しており、2022年2月にもデザインのアップデートが実施されました。

 サポートは専任担当者が導入から運用、活用まで対応し、導入後キックオフミーティングに加え3ヵ月間の重点サポートが用意されています。

 採用管理クラウド“HRMOS採用”との連携も可能で、候補者データの一部を自動で同期するなど使い勝手にも配慮されています。
 

  • サービス名:HRMOSタレントマネジメント
  • 提供企業:株式会社ビズリーチ
  • URL:https://hrmos.co/hr/

スキルナビ

 スキルナビは株式会社ワン・オー・ワンが提供するサービスで、月額4万円からスタートと安価に導入できるタレントマネジメントシステムです。また契約期間に定めがないため短期間のお試し的な利用も可能です。

 カスタマイズせず標準機能のまま利用しやすくなっており、96%の企業がノーカスタマイズで運用しています。

 スキルナビは以上の点から導入へのハードルが低いサービスとなっているのが特徴です。サポートはWebサポートと電話サポートに加え、技術スタッフによる訪問サービスも用意されています。

 さらに、導入時の初期設定をスキルナビ側のカスタマーサクセスチームが行なうため、企業はスムーズに利用を開始することができるようになっています。
 

ジョブスイートタレンツ

 JobSuiteTALENTS(ジョブスイートタレンツ)は株式会社ステラスが提供するサービスです。JobSuiteは各種の人材ソリューションからシリーズ化されており、採用マーケティングや新卒・中途採用管理、仕事情報ポータルなどさまざまな機能から構成されています。

 ジョブスイートタレンツはタレントマネジメント領域のサービスとなっており、“組織活性化プラットフォーム”を志向しています。人材のスキルや適性、性格、過去の評価などの項目を集約・解析・抽出して評価や配置、育成の最適化に活かすのが特徴です。

 どちらかというと採用マーケティングという入り口部分に強く、そこからタレントマネジメントに発展しているシステムと言えるでしょう。
 

  • サービス名:JobSuiteTALENTS(ジョブスイートタレンツ)
  • 提供企業:株式会社ステラス
  • URL:https://jobsuite.jp/talents/

sai*reco

 sai*reco(サイレコ)は株式会社アクティブアンドカンパニーが提供するサービスです。組織人事の情報を蓄積し、有効な経営情報としての活用支援を目的としています。他社サービスとも積極的に連携し“HRオートメーションシステム”となっているのが特徴です。

 採用管理システムはパーソル、適性検査はダイヤモンド社、労務管理はSmartHR、給与計算はOBCなど、複数のシステムと連携。タレントマネジメントシステムに加えて、定型業務の自動化・効率化やシステム上の一元管理を通じて攻める人事を実現するクラウド型人事管理システムとなっています。

 価格はシステム導入費が40万円(初回のみ)でシステム利用費が18,000円/月~、無料体験も用意されています。
 

スマカン

 スマカンはスマカン株式会社が提供するサービスで“Smart Company”を意味する名称となっています。

 タレントマネジメントシステムであるスマカンにはオンプレミス版の“スマカンPremium”や官公庁・公共向けの“スマカンPublic”、そして業務効率化やコスト削減を目的とした“スマカンBPO”もラインナップしています。

 スマカンはタレントマネジメントの機能がそろっているほか、アンケート機能の充実やカスタマイズにも対応しているのが特徴です。660社以上への導入実績があり、すべての機能を利用できるプラチナプランのほか、一部の機能を対象外としたゴールドプランとシルバープランから選ぶことができます。

 導入に際しては30日間の無料トライアルが用意されています。
 

jinjer人事

 jinjer人事はjinjer株式会社が提供するタレントマネジメントサービスで、人事・労務業務のペーパーレス化と組織の生産性向上を支援するシステムとなっています。jinjerシリーズにはほかにも勤怠、給与、労務、ワークフローなどさまざまなサービスがラインナップしており、必要な機能を選んで利用できる点が特徴です。

 jinjerではサポート体制の充実に力を入れており、システム検討段階から運用まで各部門のプロフェッショナルのほか、問い合わせを24時間受け付けています(営業時間外はAIチャットボットによる対応)。導入にあたってはサービスの無料トライアルを申し込むことができます。
 

まとめ

 タレントマネジメントシステムは人材の情報を集約し、一元的な管理を実現することで企業のパフォーマンスを高めることができます。

 日本国内における「人口減少」は今後も確実に続くトレンドであり、短期的な景況感の変動はあっても中長期的には採用マーケットは「売り手市場化」が進みます。その中で、企業に求められるのは人材の有効活用です。また、働き方や価値観の多様化に伴って遠心力が強くなる中で、メンバーのエンゲージメント向上にも取り組む必要があります。

 上記を踏まえると、タレントマネジメントシステムの重要性はますます大きくなっていくに違いありません。導入にあたってはタレントマネジメントシステムを利用する目的を明確にしたうえで、自社に最適なサービスを選定しましょう。サービスを選定する際には複数の製品比較や無料トライアルを用いて慎重に行なうべきです。

 タレントマネジメントシステムを活用して、企業の人材育成や人事配置の効率化と長期的な競争力獲得を図りましょう。ジェイックではタレントマネジメントシステムを含むHR Techサービスのカオスマップを作成し、皆様にご利用頂いております。

 サービス選定に役立つHR Techサービスのカオスマップはこちらからダウンロードしてください。

著者情報

古庄 拓

株式会社ジェイック取締役

古庄 拓

WEB業界・経営コンサルティング業界の採用支援からキャリアを開始。その後、マーケティング、自社採用、経営企画、社員研修の商品企画、採用後のオンボーディング支援、大学キャリアセンターとの連携、リーダー研修事業、新卒採用事業など、複数のサービスや事業の立上げを担当し、現在に至る。専門は新卒および中途採用、マーケティング、学習理論

著書、登壇セミナー

・Inside Sales Conference「オンライン時代に売上を伸ばす。新規開拓を加速する体制づくり」など

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