経営者向けメールマガジン「人を残す」fromJAIC
知見寺 直樹

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 執行役員|上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 副董事長

東北大学を卒業後、大手コンサルティング会社へ入社。その後、株式会社エフアンドエム副本部長、チャレンジャー・グレイ・クリスマス常務取締役等を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海法人(上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司 )の立ち上げ等を経て、現在はHumanResourceおよび事業開発を担当する。

「やばい」と無自覚に書くやばさ

10月11日から、全国旅行支援が始まりました。

 

その前日の10月10日、あるTV報道番組をみていると
「わかりにくい!」「使いにくい!」
という趣旨の街頭インタビューを多数流していました。

 

個人的には、経済を動かすため、また、大きく傷ついた産業を支援するために
何か手立てを打つ必要があり、不具合があるのであれば、
それを都度、修正していけば良いのではないかと考えています。

 

マスコミには、「わかりにくい!」「使いにくい!」と感じている
一般消費者にどうすればいいのか、わかりやすく説明して、使いやすくすることが
求められている役割だと思うのですが。。。

 

さて、今回は、先日読んだ本のご紹介をさせていただきます。

 

その本は、
『三行で撃つ <善く、生きる>ための文章塾』 近藤康太郎著 CCCメディアハウス刊

 

妻の実家に帰省する新幹線で読みだしたのですが
引き込まれて途中で止めることができず、実家に着いてから夕食後
談笑もそこそこに、続きを読みだし読み切ってしまいました。

 

私にとっては、自らの常識となっていたことをガラガラと崩される感じ。
あるいは、痛いところをズバッと突かれる、衝撃を受けながら読み進めました。

 

例えば、
“「固有名詞が多いよ」「数字を減らせ」なんて教えることがあります。”(p42)
見出しは、“捨てる勇気-固有名詞と数詞”

 

私は、ファーストキャリアであるコンサルティング会社の上司から

 

「説得力を与えるのはデータと事例だ!」

 

と、口酸っぱく言われていました。

 

また、

“人はなぜ、「など」を入れるのでしょうか?怖いからです。”(p44)
“「など」「いろんな」「さまざまな」。こういうのはすべてエクスキューズ語です。
具体的に言えないんです。考えていないんです。めんどうくさいんです。”(p45)
見出しは、“いいわけは見苦しい-「など」「いろんな」「さまざま」”

 

 

確かに、私も文章の正確性を担保するため、もっと言うと批判に耐え得るように つけています。
特に、「など」はよく使っているな~あと自覚があります。

 

 

さらには、

 

“流行語を使うとは、世間に、言葉を預けることだ。
言葉を預けるとは、自分の頭を、自分の魂を、世間に預けることだ。”(p72)

 

「やばい」も「超」も「マジ」も、よく使っている気がします。
特に、SNS系ですね。

 

ただ、中には、私が部下によく言っていることも書かれています。

 

“分かりやすい文章の原則について

  1. 文章を短くする。
  2. 形容語と被形容語をなるべく近づける。
  3. 一つの文に、主語と述語はひとつずつ”(p31)

 

ライター向けに書かれている書籍ではありますが、

 

経営者・管理者であれば、文章で、相手の気持ちを動かし、
具体的な行動を起こしてもらう場面が
たくさんあるのではないでしょうか。

 

また、ライター向けではありますが、文章を通じて、
物事の捉え方
仕事への取り組み姿勢
更には、生き方
まで、考えさせられます。

 

この視点で、私の心に残ったフレーズは次のふたつです。

 

“言葉にならない感情、言葉に落とせない思想は、存在しない。
言葉にならないのではない。はなから感じていないし、考えてさえいないのだ。”(p124)

“書くことは、過去も変えられる。”(p300)

 

最後に、筆者からの魅力的なメッセージをご紹介します。

 

“メール上手は幸せな人生を送る。”(p116)
“うまいメールを書ける人こそ、出世する人です。”(p117)

 

是非、ご一読をお薦めします。
https://www.amazon.co.jp/dp/4484202298

読後の感想をお聞かせいただければ、嬉しいです。

 

今回の執筆者:「知見寺直樹」
(株式会社ジェイック 取締役)

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