大学院での日々、社員教育の未来像【ザ・現場ギャップvol.166】

更新:2021/10/04

作成:2021/09/16

東宮 美樹

東宮 美樹

株式会社ジェイック 取締役

大学院での日々、社員教育の未来像

お世話になっております。
株式会社ジェイックにて
取締役 教育事業部長を務めます
東宮美樹と申します。

今回は、少しいつもと趣向を変えてみます。
私の大学院での日々、そこから得た気づきを
書いてみようと思います。

(社員教育の話につながりますので、ご安心を!)

以前、こちらのメルマガでも書きましたが、
私は今年の4月に京都芸術大学の大学院に入学しました。

一度、メルマガで書いたっきり、
全く大学院の話に触れずにいたので、

一部の方からは、

「東宮さん、中退しちゃったの?」

とご心配いただいたりもしましたが、
無事に(?)大学院生活は続いています。

逆に大学院に通っているとお伝えすると

「え、東宮さん、大学院って
一体どうやって通っているの?
仕事の量を減らしているの?」

とご質問くださる方もいらっしゃいます。

もっともなご疑問と思います。

仕事は今までと変わりなく、
フルタイムで継続しております。

じゃあ、どうやって
・大学院に“通っている”のか?
・大学院生活から見えてきた、
社員教育の未来像とは?

今日は、そんなお話です。

結論から言うと、
物理的な意味では“通って”いません。

教授と学生、学生と学生のやりとりは
オンラインで完結しています。
固定の授業時間もありません。

そう、固定の授業時間はないのです。

私が、大学院で取得を目指しているのは
MFAという芸術修士ですが、

不確実な現代のビジネスで求められる
創造性、独創性を磨く場として
次世代の“MBA”とも目されており、

学生のほとんどは現役世代の
ビジネスパーソンなのです。

そのため、固定時間での授業はなく
科目ごとに用意されたオンライン上の空間で
(Facebookのグループのようなイメージです)
教授や他の学生とのディスカッションから
課題の提出とフィードバックまで行われます。

特にディスカッションは重視されており、
決められた期限までに、自分の都合の良いタイミングで
大量の文章の書き込みが求められます。

なので、私は、日中は今まで通り仕事をして、
大学院入学後は、朝4時に起きる生活で
日々、課題に取り組んでいます。

朝4時起きというとハードに聞こえますが、
(実際、ハードではありますが)
ビジネスパーソンと学生の二重生活は
人生が2倍の密度になった感覚で
とても刺激的で、充実しています!

さて、ひとしきり
私自身の学びの実体験をお伝えしてきましたが
ここからどんな社員教育の未来像が見えてくるのか
あくまで、私の視点ですが、3つ挙げてみます。

01.場所にも時間にも縛られないグループ学習

コロナ禍をきっかけに、
導入が加速しているオンラインでの学習機会。

現在は、オンライン学習=個人学習
というイメージが先行していますが、
やり方次第でグループでの学びも深められます。

特に文字によるディスカッションは
最前線で戦うビジネスパーソンでも
自分のタイミングで参加しやすく
想像以上に白熱したものになります。

リアル前提で集合研修がストップしている企業様、
そもそも集合研修に社員が前向きでなかったという企業様、
には新たな選択肢として活用の余地がありそうです。

02.リアル、オンラインのハイブリッドによるインパクト創出

私が通う大学院は基本、オンラインですが、
リアルの機会が全くないわけではないです。

むしろ、2年次には、泊まりの合宿が予定されています。
オンラインは万能ではなく、得たい効果のためには
リアルの機会の必要性、価値はむしろ増していく
そう予想しています!

社員教育に活用できる選択肢が増えたからこそ
ゴールに合わせた組み合わせ方が求められます。

03.「会社が学ばせたいこと・社員が学びたいこと」のマッチング

私が、朝4時起きも辞さずに、大学院での学びに
刺激、充実感を感じていられるのは、
間違いなく、自分で選んだからです。
(もちろん自費です)

ただ、多くの社員教育の難点は、
必ずしも当事者の社員たちが望んでいる内容が
学習のテーマになっているわけではない点です。

では、学習効果、教育の効果を高めるために
社員が学びたいことに合わせた方がいいのか?
というとなかなかそれも難しいでしょう。

持つべき視点は、
会社が学ばせたいことと
社員が学びたいことの接点をつくること。
会社視点、社員視点、見る角度が違うだけで
求めているのは、同じということもあります。

不透明性、不確実性の高い現代で、
組織にも、個人にも必要な能力開発を軸とした
学びのテーマ設定が重要性を増すでしょう。

以上、私の個人的な体験から、
社員教育に関する未来予想をお話ししてみました。

教育事業部様にとって、お役に立つ内容が
少しでもございましたら、嬉しいです。

今週はここまでとさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。

著者情報

東宮 美樹

株式会社ジェイック 取締役

東宮 美樹

1974年生まれ 鹿児島県種子島出身。1997年筑波大学第一学群社会学類を卒業。新卒でハウス食品株式会社に入社。営業職として勤務した後、HR企業に転職。約3,000人の求職者のカウンセリングを体験。2006年にジェイック入社「研修講師」としてのキャリアをスタート。コーチング研修や「7つの習慣®」研修をはじめ、新人・若手研修から管理職のトレーニングまで幅広い研修に登壇。2014年には前例のない「リピート率100%」を達成。2015年に社員教育事業の事業責任者に就任。専門分野は新人と若手育成、モチベーション・エンゲージメント改善、女性活躍等

【著書、登壇セミナー】
・新入社員の特徴と育成ポイント
・ニューノーマルで迎える21卒に備える! 明暗分かれた20卒育成の成功/失敗談~
・コロナ禍で就職を決めた21卒の受け入れ&育成ポイント
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