思考体力と美学【ザ・現場ギャップvol.159】

2021/07/28

思考体力と美学

お世話になっております。
株式会社ジェイックにて
取締役 教育事業部長を務めます
東宮美樹と申します。

「思考力がある人」
というと、教育様であれば
どのような人を思い浮かべるでしょうか。

記憶力がある人や、発想力がある人、
物事の関連性を見出すのに長けている人、
思考のフレームワークを沢山持っている人
などなど、様々な観点があるかと思います。

一方で、最近の私が少し関心あるのが

「思考体力」

という概念です。

社会がものすごい速さで
次々と移り変わるようになってきた今、
思考を止めずに次々と打ち手を考え続けられる
というのも、大事な能力の一つではないかと思います。

特に、在宅勤務に移行してから

「家だと集中力が切れてしまう」

という声が増えているのは
言うまでもないでしょう。

この「思考体力」は、鍛えられるのでしょうか。

肉体的な体力であれば
例えば、ランニングをしたり
日頃から運動の習慣をつけたりすれば
徐々に体力は上がっていくでしょう。

では、
「思考体力」というほどですから
思考し続ければ、
思考体力もつくのではないかとも思いますが

人は常日頃、何かしらの思考をしているはずですので
そう考えると、

「思考し続ける力」というよりは
「突き詰めて考え抜く力」という表現の方が
いわゆる「思考体力」に近いのかもしれません。

そう思い至った時に、
以前、ネットである記事を見かけたのを思い出しました。

その記事では

「思考体力がある人には『美学』がある」

という主張がされていたように思います。

例えば、仕事をしていて

「これだけやったし、もういいかな」

と思ってしまう時が
人間誰しもあると思います。

その時に、美学を持たない人であれば
そのまま、楽な方に流れてしまうかもしれませんが

美学を持つ人であれば
「仕事のクオリティ」にコミットしようとし
“そこからのもうひと踏ん張り”が利くように思います。

そう考えると『美学』というのは
いわば『基準』とも言い換えられそうです。

基準を満たすためには
あと何が足りないのだろうか。
と、貪欲に求められるのも、一つのスキルです。

その基準が低ければ低いほど
妥協点は早々に訪れるので
そこで思考はストップしてしまいます。

反対に、その基準が高ければ高いほど
いつまでもクオリティを追い求めるので
思考をし続ける必要があります。

結果、その差が思考体力を付けられるか否かに
影響を及ぼしてくるのではないでしょうか。

教育様はどのような『美学』をお持ちですか。
貴社の社員の方々はどのような『美学』をお持ちですか。

それを突き詰めていくことで、
自然と思考体力も身に付いていくのかもしれません。

今週はここまでとさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
来週もよろしくお願いいたします。

著者情報

東宮 美樹

株式会社ジェイック 取締役

東宮 美樹

1974年生まれ 鹿児島県種子島出身。1997年筑波大学第一学群社会学類を卒業。新卒でハウス食品株式会社に入社。営業職として勤務した後、HR企業に転職。約3,000人の求職者のカウンセリングを体験。2006年にジェイック入社「研修講師」としてのキャリアをスタート。コーチング研修や「7つの習慣®」研修をはじめ、新人・若手研修から管理職のトレーニングまで幅広い研修に登壇。2014年には前例のない「リピート率100%」を達成。2015年に社員教育事業の事業責任者に就任。専門分野は新人と若手育成、モチベーション・エンゲージメント改善、女性活躍等

【著書、登壇セミナー】
・新入社員の特徴と育成ポイント
・ニューノーマルで迎える21卒に備える! 明暗分かれた20卒育成の成功/失敗談~
・コロナ禍で就職を決めた21卒の受け入れ&育成ポイント
・ゆとり世代の特徴と育成ポイント
・新人の特徴と育成のポイント 主体性を持った新人を育てる新時代の学ばせ方
・“新人・若手が活躍する組織”は何が違う?社員のエンゲージメントを高める組織づくり
・エンゲージメント革命 社員の“強み”を組織の“強さ”に繋げるポイント
・延べ1万人以上の新人育成を手掛けたプロ3社の白熱ディスカッション
・新人研修の内製化、何から始める? オンラインでも失敗しないための “5つのポイント”
・どれだけ「働きやすさ」を改善しても若手の離職が止まらない本当の理由 など

⼤カテゴリ:

関連タグ:

関連記事

企業の採用・教育に役立つノウハウ

採用・教育にお困りでしたらご相談ください

pagetop