「あほだなぁ~、と強く思うほど、熱く応援したくなる」
皆様、こんにちは。ジェイックの知見寺でございます。
つい先日、42歳の誕生日を迎えました。
昔は、自分の誕生日がきても嬉しいという感情も湧きませんでしたし、
おめでとう!といわれても、どうってことなかったのですが、
ここ数年は、言葉を投げかけられると素直に嬉しいです。
何が変わったんでしょうか?
さて、今回は先週の金曜日に新卒で入社した会社の同期3人と飲みましたので
そのときの話をしたいと思います。
一人は5年ぶり、もう一人は12年ぶり、最後の一人は18年ぶり
という集まりでした。見た目は、年相応に変わっていましたが、会話をした
感覚は、20代のころとまったく変わりません。同期って不思議ですね。
その内のひとりは、今、社長をしています。
前職から、MBOで独立をしたのです。
ここまでの話は知っていたのですが、具体的な話をきいてびっくりしました。
MBOしたときの会社の負債総額は、10億円。自己資金3,500万円を
用意して買い取ったのだそうです。
その話を聞いて、私は、
「あほだなぁ~。買い取らなければいいのに。」
といいました。
すると、彼は、
「当時の社員と取引先にかける迷惑を考えると、買うしかなかったんだよ!」
この言葉を聴いて、手伝えることであれば何でも支援をしたいと強く思いました。
損得の論理ではなく、義の論理で、決断をし、頑張っている人をみると、
こちらも熱い気持ちになります。
翌日の朝、木場公園を散歩しながら、ぼーっと考えていると、前夜の会話を
思い出し、自分は、日々、義や善の論理で、意思決定をしているだろうか?
メンバーとコミュニケーションしているだろうか?
と、内省をしました。
自社や自分の損得ではなく、お客様にとって価値があるのか?
部下にとって意味があるのか?
という視点で決断し、行動することを、一歩一歩、地面を踏みしめるたびに
心に浸み込ませました。


