「御社の情熱度は何度ですか?」
皆様、ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。
めっきりと暖かくなりました。
もう、夏かと思うような気温の地域もあるようですね。
私は、暑いことには強いタイプなので、元気が増している気がします。
さて、今年読んだ本の中で、良い本だと思った1冊で、
新将命氏が書かれた「経営の教科書」という書籍がございます。
(詳細はこちらから。⇒ http://www.amazon.co.jp/dp/4478002258 )
その中の一部を要約してお伝えします。
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経営者に求められる最も重要な資質は、「情熱」である。
もちろん、情熱は必要条件であって、充分条件ではない。
経営者が「自燃型」で燃えていると、時間の経過とともに、
あたかも熱伝導のように情熱の火が組織全体に伝播する。
結果として、“燃える集団”が生まれる。
トップに情熱があるかどうかは、会社の雰囲気を見ればすぐにわかる。
トップの心の中に赤々と情熱の火が燃えている会社は、
まず例外なしに、幹部社員から現場の社員に至るまで
みんなの顔つきがよく、目に光が宿っている。
講演に行くと、その会社の情熱度がわかる。
情熱度の高い会社は次の3つの特徴がある。
1)講演会の会場で席が前のほうから埋まる。
2)講演を聴きながら、メモを取る人が多い。
3)笑いが出る。
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弊社はどうかというと、教育事業をしていながら、
恥ずかしいですが、1)と2)は『?』です。
会議などを行うと、いつも前に座る社員と
いつも後ろに座る社員が分れている感じです。
また、メモも取る人と取らない人で差が激しいですね。
まだまだです。
上に立つものから、情熱を燃やして、
社員に接していかないといけないですね。反省です。
皆様の社員の皆さんは如何ですか?
実は、この本を書いた新氏と2月にお会いすることができました。
きっかけは、年末にお会いした経営コンサルタントのY氏でした。
年明けに、Yさんと次のような会話がありました。
Yさん; 「知見寺さん、新さんって知っていますか?」
私; 「『経営の教科書』を書かれた、新さんのことですか?」
Yさん; 「そうです。実は新さんは、
前職の上司で私の師匠に当たる人なんです。」
「宜しければ、ご紹介しましょうか?」
私; 「お願いします!良い本だなあと思っていたんです。
是非、お会いしたいです!」
ここから、とんとん拍子に話が進み、
2月10日に銀座にある交詢社のラウンジでお会いしました。
(交詢社のラウンジに初めて入ったのですが、
ステータス感の高さに腰が引けました。)
長身で、ロマンスグレー、物腰の柔らかい対応に、
心の中で「ジェントルマン」と呟いていました。
また、74歳とは思えないほどの、若々しさと元気に漲っていました。
その後、新さんの講演会に参加させてもらいました。
その講演会は、「経営の教科書」をベースにお話をされました。
新さんは、世界に名だたる外資系企業6社に勤務され、
その内40数年は社長職・副社長職を務めていらっしゃいます。
ジョンソン&ジョンソンの社長時代8年は、売上・利益ともに拡大させ、
慢性的な赤字経営だったホールマークでは
2年で黒字転換を実現されていらっしゃいます。
そんな新さんの考える経営の「原理・原則」をお話いただきました。
特に、耳新しいことをお話されたわけではありません。
一度は、耳にしたことのある視点やお話でしたが、
経験と実績に基づくお話は、説得力と納得感があり、
「まだまだ出来ていないなあ」との自省と、
「よしっ、まだまだできる!やってやろう!」との熱い想いが、
ふつふつと湧き上がってきました。
新さんの講演のあと、弊社のお客様にも是非お聴きいただきたいと思い、
すぐに講演のお願いをしました。
講演自体はご快諾いただいたのですが、スケジュールの都合で
開催は、大分先の6月となってしまいました。
・会社をつぶしてはならない
・厳しい環境だからこそ、語れる夢があるか
・その夢は、社会にとって役立つものか
・夢を語れるだけでなく、目標にして示せているか
・目標を実行に移せているか
・目標に向かってともに進める社員がいるか
・心の通うコミュニケーションは取れているか
・バトンを受け継ぐ者を育てているか
以上は、「経営の教科書」の章ごとのタイトルです。
当たり前と言われれば、そうかもしれませんが、
今回の講演ではその当たり前をどう実践するのかを、
実体験と事例とともにお話いただきます。
新さんは、「情熱」あふれる方です。
きっと講演を聴かれた皆さんにも「熱」がチャージされると思います。
新さんが本の中で、情熱の火を燃やし続ける方法のひとつとして、
「情熱の火を分けてくれる人と付き合う」
ということをあげていらっしゃいます。


