「他の業界に学ぶ」【知見メール127号】

2011/05/25

「他の業界に学ぶ」

 

 

皆様、ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。

 

 

先週の水曜日(5/18)、木曜日(5/19)は、西日本に出張でした。

水曜日に東京から広島まで移動して、

セミナーを行い、夜には姫路まで移動して宿泊。

そして、朝一番で姫路にて1社訪問して、大阪に移動し、

弊社主催の経営者セミナーの司会進行を務めました。

 

 

前職と比較しますと、はるかに出張は少ないのですが、

弊社のメンバーからは、「出張、大変ですよね」と声を掛けられます。

(弊社のメンバーは、ほとんど出張がありません。)

 

しかし、私からしますと、出張は嬉しいことです。

 

ひとつは、まとまった時間が取れることです。

東京から広島までは新幹線で移動しましたが、約4時間かかります。

 

この時間で、のびのびになっていた新しい小冊子の

第一稿を書き上げることができました。

普段は、どうしても細切れの時間になってしまいますので、

一気に集中して行うほうがよい仕事には助かります。

 

 

もうひとつは、食事です。

その土地ならではの料理を本場で食べられることは楽しみですね。

 

今回、昼食は、広島駅前の近くで、広島風お好み焼き(牡蠣と大葉いりです。

牡蠣の濃厚さと大葉のさっぱりした味わいがマッチしていました)を食べ、

夜は姫路で宿泊したビジネスホテルの近くあった居酒屋で、

どて煮(こんにゃくともつの味噌煮込み)、

姫路おでん(生姜醤油をかけたおでん)、

ぐちゃ焼き(ふんわりとやわらかいお好み焼き)、

姫路そば(和風出汁に中華麺)を食べました。

 

翌日のお昼は、大阪に移動した後、

梅田の駅前第3ビルの前にある天下一品で、

ラーメン定食(こってりです)を食べ、

夜は時間がなかったので、新大阪駅で

蓬莱(551)の豚まんを買い、車内で食べました。

 

どれも美味しくて、満足しました。

 

 

 

さて、今回は、5月17日(火)に、

弊社で開催したセミナーをご紹介します。

 

講師は、ランチェスター戦略の大家でいらっしゃる

株式会社ナンバーワン戦略研究所の矢野新一先生です。

(このセミナーは、ジェイック営業セミ・ホーダイの一講座として開催されました。)

 

 

矢野先生から、冒頭、次のお話しがありました。

「成功している他業界の話は、素直に、参考になると思う」

 

「ところが、自分の業界のことはわかっていると思い込んでいるので、

なかなか固定観念から逃れられない」

 

「だからできるだけ、他業種のいろんな成功事例を見聞きして、

何か自社で使えるものはないか、見つけて欲しいです」

 

確かに、そうですね。

 

 

このセミナーは経営者向けに、

いろんな業界で成功している事例を紹介するものでした。

 

 

セミナーの項目は次の通りでした。

 

1) 牛丼戦争

2) 夜用家電

3) 復刻版ブーム

4) 買い物弱者対応

5) 300均ショップ

6) 100均のコンビニ化

7) 都心回帰

8) シルバーペットビジネス

9) エコ店舗

10) コラボ

11) 「国産」

12) 「軽い」

13) 顧客参加型

14) 催事で稼ぐ

15) ドライブスルー拡大

 

 

この中で、まさにランチェスター戦略と感じたのが、

2)夜用家電です。

 

家庭用洗濯機は、ドラム式が市場に出て、

パナソニックや三洋電機が高いシェアをもっていました。

 

東芝は、1997年から静音タイプの縦型洗濯機を展開します。

最新モデルは、乾燥中でも42dB以下。

静音タイプでは、圧倒的なシェアを占めています。

 

東芝は、洗濯機というカテゴリーでは、勝負にならないため、

どこかで1位になれるところにフォーカスすることを考えます。

 

その対象が、共働き世帯や小さな子供がいる世帯。

すなわち、洗濯を夜にすることが多かったり、

小さな子供の眠りを邪魔したくないという、

洗濯機の音量を気にする顧客に絞り込んだのです。

 

これが、ランチェスター戦略でいう「局地戦」です。

 

マーケットの2番手以下は、絞り込んだ狭い範囲の「局地」で戦い、

その「局地」で、1位となることを目指す戦略です。

 

東芝は、「静音」でブランディングがされたため、

静音タイプの掃除機も発売し、ヒットしています。

 

 

皆様の事業は、業界1位でしょうか?

もし、1位でないのであれば、

どんなセグメントをした「局地」であれば、1位でしょうか?

あるいは、どんな絞込みをした「局地」で1位を目指すのでしょうか?

 

 

また、13)顧客参加型も参考になりました。

 

外食のお店では、お客さんも阿波踊りを踊るところ、

お客さんが“なまはげ”に仮装してお店をねりまわるところ、

お店の中でお客さんに対してかにの競りが行われるところ、

などが好調だそうです。

 

 

外食でなくともモニター会員を募って、

上手く活用しているスーパーやネットショップは業績が良いそうです。

 

モニター会員には、いろいろな特典をつけてあげますし、

意見を吸い上げることでその会社への参画感・身内感が高まることから、

ファンになってくれるのだそうです。

 

また、ポイントとして、モニター会員は、

1年、長くても2年で卒業するような仕組みにします。

あまり、モニター期間が長いと、反映される意見よりも

反映されない意見のほうが多くなることから、

逆に気持ちが離れてしまうのだそうです。

 

さらには、モニター会員を卒業した人たちだけのOB会員を別途組織すれば、

大きなロイヤルユーザー層をつくることができます。

 

自社で、モニター会員のような仕組みを導入することはできないでしょうか?

 

 

あと、セミナーで紹介されてちょっと驚いたことですが、

マクドナルドの巣鴨店では、

「ポテト」は「おいも」、

「チキン」は「とりにく」、

「ドリンクのS・M・L」は「のみものの小・中・大」

と表記されています。

 

巣鴨は、ご存知のようにおばあちゃんの原宿と呼ばれているところです。

ファーストフードは、若者が利用するところという

固定観念がありますが、マクドナルドの巣鴨店はそれを脱却して、

具体的な取り組みを行っているようです。

 

皆様の顧客で

意外な顧客はいらっしゃらないでしょうか?

 

 

と、これだけ質問しておきながら、

私もじっくり考えてみたいと思っています。

 

今週も出張がありますので、その間に、

このセミナーで参考になったことを考えます。

 

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 取締役

知見寺 直樹

大手コンサルティング会社を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海支店立ち上げも経験し、現在は本社HRおよび事業開発を担当する。

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