「「働き方改革」が進まない社員の本音」【知見メール256号】

2017/10/16

「働き方改革」が進まない社員の本音

 

皆様、ジェイックの知見寺(ちけんじ)でございます。

 

 

 

先週の金曜日、びっくりする連絡が入りました。

 

小中高と同級生だったH君が亡くなったとのこと。

H君は、小学校、中学校と私がピッチャーをしているとき、

キャッチャーでした。

また、小学6年、中学3年で、私が野球部のキャプテンだった時

副キャプテンをしてくれていました。

 

脳梗塞で、突然だったとのこと。

享年50歳。早すぎます。

残念だろうな、無念だろうな、と想像します。

 

一方、私も、いつなんどき、どうなるかわかりません。

いざというときに、後悔を少なくする日々を送ろうと

強く思いました。

 

H君のご冥福をお祈りいたします。

 

さて、前回に続いて「働き方改革」について、私見を述べさて

いただきます。

 

社の方針として

 

「残業削減」や「総労働時間の短縮」

 

を打ち出し、具体的に取り組んでいらっしゃる企業も

多いと思います。

 

ところが、なかなか、時間短縮の成果が現れない

あるいは、社員にとって好ましいことの筈なのに

積極的に取り組んでもらえないと感じている

経営者の方は多いのではないでしょうか?

 

実際、ひとり暮らしをしている男性若手社員からすると

会社に残って同僚と一緒に帰り、食事したりお酒を

飲んだりすることが楽しいと思っているかもしれません。

 

また、結婚して子供がいる方からすると、残業が減ると

残業代が減って、困るのかもしれません。

特に、最初からある程度残業があることを前提に

残業代込の手取りで、住宅ローンの組み立てをしていると

切実です。

 

更には、早く帰る日が続くと、奥さんから

「今日も、早いのね」と少し嫌がられるという話しを

聞きました。

あと、アンケートを取ると、

「早く帰ると家事や子育てをしないといけないのが、大変だと」

の回答が男性からあるそうです。

ひどい話しですね。

 

 

会社としては、残業時間を削減して、その時間で

プライベートを充実させて欲しいと考えていたとしても

上記のような方々とは、かみ合わないことになります。

 

 

従いまして、残業時間を削減することをひとり一人の社員に

 

「自分事」

 

としてもらう、必要があります。

 

 

アプローチは、2方向から。

 

ひとつは、今、やりたいんだけど、時間が取れなくて

できないでいることを明確にしてもらう、

演繹的なアプローチ。

 

例えば、

・勉強会に参加する

・英語を勉強する

・ジムに通う

・子供の勉強をみてあげる

・趣味に没頭する

・友人と会う

などです。

 

この時のポイントは、

まず、実際に実行するために、調べる必要があること、

決める必要があることには何があるか書き出して、

そのアクションを実践してもらうことです。

 

例えば、「英語を勉強する」なら

・英会話教室に通うのか?ネットで学ぶのか?

知り合いの外国人と会話するのか?

・英会話教室に通うなら、どこの会社に申し込むのか?

・その場合の申し込みのプランはどれにするのか?

支払いの仕方はどうするのか?

・いくなら、どの場所の教室にいくのか?

何曜日の何時からいくのか?

などを、調べて、決めてもらいます。

 

 

もうひとつのアプローチは、自分がこの世を去るとき、

どんな状態でありたいのかをイメージしてもらう、帰納的な方法です。

 

・自分がこの世を去るときには、どんな想い、感情でありたいか?

・そのためには、どんなことが必要なりそうか?

・家族や友人、仕事の関係者には、自分が去るときに、

どう思ってもらいたいか?

・そのためには、どんなことが必要になりそうか?

 

これらを考えてもらう時に、私が留意しているのは、

・十分な時間をとって考えてもらう

・文章で書き出してもらう(写真やイラストでもOKです)

・刺激となる題材を提供する

ことです。

 

例えば、私が使う題材は、以下のものです。

映画「死ぬまでにした10のこと」

書籍「夢をかなえるゾウ」

書籍「人生でいちばん大事なこと」

書籍「エミリーへの手紙」

小説「阪急電車」

小説「MOMENT」

絵本「100万回生きたねこ」

漫画「君たちはどう生きるか」

 

対象者によって、使い分けます。

 

ご参考になれば幸いです。

 

 

 

 

著者情報

知見寺 直樹

株式会社ジェイック 取締役

知見寺 直樹

大手コンサルティング会社を経て、2009年ジェイック常務取締役に就任。総経理として上海支店立ち上げも経験し、現在は本社HRおよび事業開発を担当する。

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